<なのはなキッチン>
結婚式の料理は、なのはな野菜や桃を使用した新メニューに加え、特別な日に登場する、なのはなの人気メニューが沢山入ったものになりました。
それらを紹介したいと思います。
ヨーグルトクリーム入りのフルーツサンドは、お仕事組さんが春のキャンプで作ってくれました。
あゆちゃんも大絶賛の品です。
ポテトサラダのサンドイッチは、最近登場したニューフェイス。
お母さんに美味しいと言って頂き、急遽メニューに追加されました。
玉ねぎの冷製スープは、父の日にまえちゃんが作ってくれたものです。
100人分で玉ねぎが10キロもたっぷりと使用されています。
カツカレーは、お祝いの日や、ここぞという時の勝負飯として登場する、お父さんも大好きな品です。
巻き寿司とおいなりさんは、フルマラソンのお弁当に必ず入ります。
このお弁当を、楽しみの1つに走る子たちも沢山います。
かぼちゃのカッテージチーズとレーズンのサラダは、山小屋時代の人気メニュー。
勝間田のおばあちゃん(河上さんのお母さん)のレシピです。
黒豆の煮豆と黒豆ゼリーは、みんな大好きな、なのはなの定番の品です。
スペシャルな料理の数々の、夢の共演でした。
結婚式が終わって、美味しかったよと感想を言ってくれた子に何が1番美味しかった?と聞くと、ダントツで返ってくる答えは、カツカレーでした。
おまけの話ですが、サンドイッチを作る際に残ったパンの耳は、後日、揚げて砂糖をまぶしたおやつに変身し、これがまた大好評でした。
(ひろ)
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私は会場の、ウエディングディナーの配膳を進めました。
あゆちゃんとりゅうさんの結婚式では、みんなが育てたなのはなの野菜を使いたい。
そんな台所チームの想いで作った食事を約100人分、滞りなくみんなが帰ってくるまでに、配膳をするというミッションが与えられていました。
その時間は45分。
数日前から台所チーム、案内チーム、ウエディングケーキチームで合同ミーティングを開き、役割分担、時間配分などの段取りを、ちさとちゃんとなるちゃん中心にしてきました。
しかし、これだけはリハーサルができないし、今まで経験したことのないこと・・・。
上手くいくかという不安と緊張のなか配膳がスタートしました。
人生ゲームチームの進行と連携を取り、残り時間何分・・・と声かけをし合ったり、手の足りていないところにそれぞれが入り、みんなが(時間通りに終わらせて、お客様をお迎えする)という気持ちが一つになっているのを感じました。
段取り通りできないこともあったのですが、配膳リーダーなるちゃんの采配で、人生ゲームが終わったと同時に配膳も終わりました。
みんなの一体感を感じ、達成感を感があり、とても嬉しかったです。
そして、改めてみんなの力はすごいと思ったし、みんながいると何でもできると思いました。
前日に、まちこちゃんや、みよちゃん、そらちゃんも手伝いに来てくれて、みんなで作った料理が、今ここで一つになり、ウエディングディナーとして机に並んだ光景に、みんなの気持ちを感じ、それをみんなで頂けることがとても嬉しいと思いました。
そして、なおちゃんが作ってくれたメニュー表を添えると、より一層ウエディングディナーが、上品で豪華になった気がしました。
グラウンドから聞こえる人生ゲームの声を気にしながらの配膳も楽しかったです。
あゆちゃんとりゅうさんが、ピンクの風船で彩られたウエディングカーに乗った姿、そして2人を追いかけるみんなの姿が目に浮かんできました。
(よしえ)
<ウェディングケーキ>
テーマは、あの広い体育館に置いても、華やかで美しく見栄えするもの。
遠くから見ても、1つの大きなケーキに見えて、あゆちゃんとりゅうさんにふさわしいケーキを作ることでした。
事前にあゆちゃんから、こんなケーキを作りたいというイメージを教えてもらい、少しでもあゆちゃんやりゅうさんの思うケーキに近づけたいと、ケーキチームのみんなと一つになって作りました。
私たちは、高さのあるケーキを作るために、ケーキをのせる土台を木で作り、白いペンキを塗り、その上に、色とりどりのカップケーキを乗せました。
1番上のケーキは、ウエディングケーキカット用に、あゆちゃんの好きな抹茶のガトーショコラを作りました。
3ホール焼き、それを3段に重ねて、15センチの高さのあるケーキになるようにしました。
3段重ねるには、下から順番に生地の固さを変えて、重ねても、生地が崩れないように、レシピを工夫しました。
ケーキのデザインは、一番上に一輪の大輪を作り、バタークリームでデコレーションしました。
大輪は、マショマロと粉糖を捏ねて、花びらを1枚ずつ作りました。
カップケーキは、色とりどりのものを作りましたが、上手く焼けなかったり、カップケーキのバタークリームは、気温が上がると、すぐに分離してしまい、作るのが難しかったり、本当にいいものを作るには、とても繊細で気持ちを使うものでした。
私が一番印象的だったことは、本番当日。
ケーキをカットするときに、一番上に乗せたマショマロの大輪の花は、見た目は柔らかそうに見えますが、実はとても固く、ナイフが入らず、一瞬滑り落ちそうになり、「あ!」と思った寸前のところで、大輪はケーキの上に踏みとどまりました。
何でもなかったように、りゅうさんとあゆちゃんは、ガトーショコラにナイフを入れ、15センチのケーキを無事にカットしてたのですが、実は、さわやかな顔をしてナイフをいれてくれたりゅうさんの手は、そのお花の頑丈な作りを切ろうとしてプルプルと震えていました。
15センチのケーキはさすがに高さがありすぎたのと、お花を頑丈に作りすぎてしまったかと申し訳ない気持ちにもなったのですが、あとで聞いてみると、このプチアクシデントは、あゆちゃんとりゅうさんの披露宴後のお気に入りのエピソードとなったそうです。何事にも動じないりゅうさんとあゆちゃんのさわやかな笑顔と力強さを改めて感じました。
(みか)