「古吉野大掃除」 ななほ

9月30日 水曜日

 9月も今日で終わり、明日からは10月になります。朝食前はちさちゃんが来てくれて、ちさちゃんは明日から本格的に学校が始まるそうなのですが、一緒にゴーヤの収穫ができて嬉しかったです。朝は雲が熱く、「こういう背景が欲しい」と言いたい位、グレ―の雰囲気が柔らかく、穏やかで、どこか強いけれど寂しいような雲だったのですが、その中に太陽の光が差し込んでいて美しかったです。

 ゴーヤの収穫の後はひろこちゃんとカボチャの嫁入り作業をしました。最近は食卓にもカボチャがシチューやカボチャきな粉などで登場し、とても味が濃く、甘く美味しくて、嫁入りもスタートしたのが嬉しく、秋だなと思いました。

・夢中になって

 午前はまえちゃんやみんなとの竹運びから始まりました。竹は私の身長の5倍以上あり、量も多く大変だったのですが、みんなの力があればあっという間で、2人ペアでの竹運びが楽しかったです。お仕事組さんの坂道には、ついこの間までセミが鳴いていたのに、今ではセミの抜け殻の姿しかありません。紫陽花も新しい葉を茂らせて、桜の樹も寂しげなのですが、いよいよ秋が来ると思うとワクワクします。以前、おじいちゃんに「紫陽花は、花ではないんですよ。何だと思いますか?」と聞かれた時、「うーん。あ、がく、ですか? 何となく、ハナミズキと似ている様な」と答えたら、おじいちゃんが驚いたように笑って「感心しました。素晴らしい感性ですね。その通りです」と言ってくれたのを覚えています。

 改めて紫陽花を見ると、中心に蕾のようなモノがあり、本当に素敵だなと思いました。また、おじいちゃんとササユリのお話をした時、ササユリは育てるのが難しいと教えてくれて、昔は山小屋におじいちゃんもササユリを植えていたそうなのですが、綺麗な花なので猟師さんたちが摘んで行ってしまったり、植え替えても、ササユリは斜面が好きで土の拘りも激しいから上手く育たなかったそうです。「ササユリは人間でいう、繊細と言うか、神経質なんです」というおじいちゃんの言葉を聞いて、常に頭の中で植物を人間のように考えたり、目の前の人に伝わりやすいようにと考えているおじいちゃんが優しいなと思いました。

 話は戻るのですが、竹運びの後はCチーム作業で、ゴボウの草取りやブロッコリーの土寄せ、ナスの誘引ができて嬉しかったです。ゴボウはもうすぐ収穫なのですが、最後まで畑を綺麗に、ゴボウに優しく草取りをしました。ブロッコリーは昨日、植え付けをした第2弾が少し倒れてしまっていたので、支えてあげるように土寄せをして、少人数だったのですがネット掛けまでを30分で終わらせることができて達成感を感じました。
 
 今日はみくちゃんも居てくれて、ナスの誘引も無事に10畝全て終わらせることができて、本当に時間があっという間で夢中になれました。どんどん畑が綺麗になって、視野が広がり、通り道が広くなっていくのが気持ち良くて、やればやるだけ綺麗に、整ってナスが喜んでいる様でした。雨予報も少し雨がパラついた時間もあったのですが、夕方まで待ってくれて、畑作業が進められて良かったです。

・エンジンポンプを使いこなしたい

 午後の最初、なおとさんとブロッコリーの水やりをしました。「エンジンポンプを使える人はいますか?」という問いに、手を挙げてしまったのですが、今まではスタッフさんやベテランメンバーのみんなと一緒だったので、いざとなると緊張しました。でも、なおとさんとネコ車にエンジンポンプ類を載せ、一応、ガソリンタンクも積み、私はお茶とジョーロなどを持って向かいました。

 崖崩れハウス前畑は少し歩いていくのには距離があるのですが、なおとさんとお散歩がてら、ハウスの野菜を見たり、田んぼや坂道を歩きながら、畑の話をする時間も楽しかったです。そして、畑に着いたらまずホースをまっすぐに伸ばし、なおとさんと確認しながらエンジンポンプを動かしました。呼び水を入れて、ホースにも水を入れ、ガソリンの確認。5工程以上の確認をして、いざ、レバーを引きました。亀モードを少しウサギモードにすることで勢いがつき、レバーを引くとエンジンがかかりやすく、なおとさんと水やりができて良かったです。

 (エンジンポンプを使いこなせるように)と、なおとさんと確認して、リーダーとしてもいつでもエンジンポンプでできるように、これからも落ち着いて、機械に優しく、常に冷静に行動したいと思いました。勢いは亀モードが丁度よく、ピッタリ500リットルの水をブロッコリーの苗に与えることができて良かったです。少し帰るのが遅くなってしまったのですが、片付けもしっかりして、なおとさんと「よし」と言いながら古吉野に帰るのも、気持ちいいなと思いました。

・古吉野大掃除

 3時半からは古吉野大掃除。私は鉄筋校舎担当でした。鉄筋校舎はフローリングにグリーンゾーン。木の坂道に階段などいくつかに分かれていて、とても掃除しがいがありました。まず、壁まわりの掃除、床の掃除。その後、棚や溝、ありとあらゆる平面な部分のほこりををとり、棚雑巾で拭きました。フローリングのビニールの修繕をしたり、タオル類を棚にまとめて札をつけたり、誰が見ても分かりやすく、美しく、いつもお母さんや河上さんに教えて頂くことを頭に入れて、掃除をしていきました。

 1時間という時間が飛ぶように過ぎてしまい、みんなに申し訳なかったのですが5時まで掃除をしました。グリーンボックスや発泡スチロール。共用の衣類にエプロンに、ペンや紙、袋など色々な物があったのですが、そのすべてを綺麗に拭き、あるべき場所に戻していきました。すると、真ん中しか足の踏み場が無かった場所も、ダンス練習ができる位に広く、綺麗になり、上を見ても下を見ても、なにも片付けるものがありませんでした。お母さんに相談して、ラックや大きな食器棚のこれからの使い道も考えたり、通りすがりのみんなも「わ、綺麗』「こんなに広かったんだ」と声をかけてくれて、達成感を感じました。

 短い時間だったのですが、古吉野中、至る所が整理整頓され、綺麗になって、リビングの棚や物が整っていたり、図書室がスッキリしたり、居室や窓に廊下も綺麗になっていて気持ち良かったです。後3時間くらい、びっしり掃除をしたい気分だったのですが、最後はおやつで栗まんじゅうも頂いて、掃除がとても楽しくて、嬉しい時間でした。年末の大掃除が、今から楽しみだし、毎日の掃除でもいつもプラスα―で綺麗にしたいなと思います。