「まだ、変わりたい」 ほし

9月30日

 今日の午前は、Bチームのみんなで、定植したての白菜を、虫から守りました。
 ゆいちゃんが、いち早く、茎の部分に、ダイコンサルハ虫の卵を産み付けられているのを見つけてくれました。くぼみができて、その中に卵が、います。
「爪楊枝があったらいいよ」
 ゆいちゃんが、そう提案してくれて、畑に向かいました。
 さきちゃんは洗剤防除で、虫から守り、さやちゃん、ゆきなちゃんと一緒に、爪楊枝を持って、虫を撃退しにいきました。
 アブラムシと、ダイコンサルハ虫を、爪楊枝で、潰していきます。
 くぼみに、爪楊枝をさして、「ぷちっ」という感覚があるのが、癖になります。
 爪楊枝で、卵を潰していくうちに、白菜が、とても、とても、可愛く思えてきました。

 定植したての、小さい、弱い株です。
 外からの攻撃にも、すぐにやられてしまうほど、弱く、脆く、守ってあげないといけません。
「絶対、守ってあげなきゃ」と、白菜のお母さんになった気分で、そんな気持ちで、黙々と、さきちゃんの洗剤防除に追いかけられながら、白菜に向かいました。
 Bチームのみんなで防除に虫潰し、一時までに、きっちりと、ネット掛けまで終わらせることができて、嬉しかったです。


 午後は、里芋の畑で作業して、私は、以前、里芋の担当だったこともあったのですが、私が見ていたころよりも、ずっと、立派で、逞しく立っています。
 水遣りの際、「ホースが株に当たってしまった!」と、少し冷や汗をかきましたが、いざ、その場に見に行ってみると、株は逞しく、立派で、ホースが当たっても、なんともありませんでした。
 ちょっと前まで、ホースが株に擦れてしまうと、よれて、「ごめんね。痛かったね。」というような気持ちで、心配していたのに、ホースが当たってもびくともしない、もう、なんともないほど、大きくなって、強くなっていました。

 先日、お父さんのお話を聞かせて頂いて気づいたことは、私は、意欲的に生きることを辞めて、自分で制限して、スイッチを切って、とても、とても、弱くなっていました。
 畑に出ても、みんなといても、殆ど感じない。思うことがない。頭が使えない。自分で制限している。そんな感じでした。
 今の自分に足りていないのは、そこでした。

 今までは、みんなについていくだけで精いっぱいで、本当に、みんなの後をついていくことしかできませんでした。でも、今は、もう違います。
 自分の意志を持って、本気で、生きて、後に続く人の、お手本とならなければなりません。
 今、さきちゃんがリーダーのBチームで、活動させてもらって、さきちゃんの気持ちに、背中を押してもらっています。
 さきちゃんが、野菜の状態も、心の目で見て、手を打っているのが、分かります。

 先日、お昼の集合で、お父さんがお話して下さって、本気で私たちと向き合ってくださっていることが、伝わりました。
 夜に、自分は何て愚かだったんだ、というショックとともに、充実感と未来に期待のある感情で、悩みました。
 色々、ぐさぐさした感情もあったけど、最後には、「明日が希望で満ち溢れていますように。」と祈る気持ちで、いられました。
 その夜のことを、覚醒前夜と、いいたいところです。
 私は、自分と向き合い切れてなかったです。
 前向きな方向へ、自分を向かわせていませんでした。
 そもそも、そうなりたい気持ち自体が、消え失せていたのかもしれません。
 自分なんかが、そうなっても、仕方がないと思っていました。

 本気で向き合ってくださってるからこそ、私は、意欲的に、前向きに、自分の意志をもっている、そんな人間になる未来があります。
 まさに私は、そんな人間になりたかったんです。
 自分のためなら、自分は、どうなってもいいけれど、本気の気持ちと、信頼を向けてくれているのなら、裏切れません。
 なのななにいるからこそ、私は、人として、生きていけます。
 野菜作りを通して、人間を形成していけます。
 怖がらず、頭も、心も、体も使って、良い方向へ行けることを、強く信じて、いきたいです。

 今はまだ、少し厳しいですが、ニュースを発信できるくらい、活発になっていきたいです。
 そして、大勢のみんなの所でも普通に話せるくらい、安心していきたいです。
 まだ、少し、怖い感情が勝ってしまうこともあります。けど、以前より、安心できています。

 今更ながら、ちょっとした報告ですが、インターバルをし始めた時から(今は途絶えてしまっていますが)、3か月ほど経ちました。
 例えて、絶望レベルが95くらいだったのが、今は、10くらいです。
 言い過ぎかもしれませんが、自分ほど、鬱っぽくて、体が動かない人は、なかなかいないと思いました。
 でも、変われるんです。
 まだ、変わりたいです。
「明日が、希望で満ち溢れていますように。」
 そう祈りながら、今日も、眠りにつきます。