「りゅうさんとあゆちゃんの結婚式」  れいこ

9月21日

「一緒に暖かいなのはなファミリーを作っていきましょう」
 りゅうさんがあゆちゃんに送ったプロポーズの言葉、その言葉にどれだけの安心をもらったことでしょう、と目を潤ませながら話すあゆちゃんの姿が、心に焼き付いています。

 りゅうさんとあゆちゃんの結婚式に、私もその場に居させてもらえたことが本当に幸せで、誇らしくて、嬉しかったです。
 この結婚式の日も、そこまでに向かう過程も、全部が一生の宝物になりました。

 ウェディングロードを1歩1歩かみしめるように、堂々と大切に歩く、りゅうさんの清々しい表情は、本当に美しかったです。
 真っ白なウェディングドレスを身にまとい、ベールの下でほほ笑むあゆちゃんの横顔は、あゆちゃんの勇気と強い優しさそのものでした。

 りゅうさんとあゆちゃんの誓いの言葉、りゅうさんとあゆちゃんの立ち振る舞い、表情や言葉も全てが、いつもなのはなファミリーを想う気持ちであふれていました。
 それは、まるでなのはなのお父さんとお母さんのようでした。
 みんなの中で育ててもらって、みんなの中で生きていくことができること。
 りゅうさんとあゆちゃんの背中から教えてもらう生き方が、私たちにとって何よりの希望だと思いました。

「お祝い事というのは、極めて高い利他心がないとできないことかもしれないね」
 お父さんはある日の集合で、こうおっしゃいました。

「自分の気持ちがどうであれ、みんなでお祝いするりゅうさんとあゆちゃんの結婚式なのだから、誰一人外れず、お祝いの気持ちを作っていくのが、利他心です。」
 お母さんが教えてくださいました。

 完全に自分を0にして、100パーセント、りゅうさんとあゆちゃんのために、心と体を使うこと。
 それができて初めて、人と人と、りゅうさんとあゆちゃんとの間にある、大きな喜びや幸せを一緒に共有することができるということ。

「利他心」、なのはなの気持ちで、なのはなの子として生きていくうえで、これから一生をかけて追及していくべき心であり、今までもこれからも、変わることのない最も大切なことを、この結婚式に向かう過程で、お父さん、お母さんが、くり返し、くり返し教えてくださって、本当にありがたくて、嬉しかったです。

 りゅうさんやあゆちゃんの姿は、利他心そのものでした。
 あゆちゃんはいつどこでも、誰に対しても平等に優しくて、正義をもって向き合っています。
 人として、なのはなの子としてあるべき正義を、強く構えて、決して逃げずに向かっています。
 それは、本当に勇敢ですごいことだと感じます。
 初めて会ったとき、正直、最初はあゆちゃんのことを少し怖いと思ってしまったこともありました。
 でも、それはあゆちゃんが私のことを、出会ったときから大切な1人の仲間として、真正面からぶつかってくださったからでした。
 こんな風に、1人の人間として、大切にしてもらうことが何にもかえがたく嬉しくて、大きな生きる希望を与えてもらいました。
 あゆちゃんのお陰で今、私はここに生きることができていると思っています。
 あゆちゃんに出会えて、本当に感謝しています。

 りゅうさんは、いつも最高に明るくて、パワフルで優しいです。
 どんなに仕事が遅くなっても、疲れていても、いつも変わないりゅうさんで、なのはなファミリーに帰ってきてくれます。
 それも、全然当たり前じゃなくて、本当にすごいことだと思います。
 りゅうさんはいつでも、目の前のたった一人を大切にしています。
 りゅうさんのご友人の方がサプライズで用意してくださった、ムービーを見させてもらっているときも、あありゅうさんはこんなにたくさんの人に愛されているんだな、りゅうさんの人柄がこんなにりゅうさんを明るく輝かせているんだなと感じました。
 りゅうさんと本当の家族になれて、幸せです。
 りゅうさんとあゆちゃんのことを心から尊敬しています。

 

 私はこの結婚式に向かう過程で、楽しいってどんなことか、人生で初めて知れたような気がしました。
 自分を捨てる、心の準備がようやくできたとき、初めて楽しくなりました。
 演劇やダンス、盆踊り、自分にとって納得できないコンディションの時こそ、精一杯で演じきったことが楽しかったです。
 たった一人、最高に喜んでくれる人がいたとき、楽しかったです。

 私はずっと、一人ぼっちになることを恐れてきました。
 転校するたびに、忘れられてしまうことが寂しかったです。
 自分は誰の心に生きているんだろうと、どこに生きているんだろうと、思っていました。
 自分が存在することに必死でした。
 なのはなに来て、初めてみんなの中で、なのはなの子どもの一人として、生きた心地がしたけれど、やっぱり、まだ自分が存在することに必死になってしまっていました。

 準備期間の初め頃、私はみんなの大きな流れに、乗り遅れてしまいそうになってしまって、ものすごく焦っていました。
 悪いこともたくさんしてしまったし、迷惑もたくさんかけてしまいましたが、お父さんお母さんは、私のしたことをとがめるのではなく、ちゃんと本質的な答えが分かるまで、ずっと一緒に考え続けてくださいました。
 お父さんお母さん、あゆちゃんやちさとちゃん、みんなが今までと何1つ変わらずに大きく受け入れてくれて、どこまでも、優しかったです。

 準備に向かう過程で、まえちゃんやなおちゃん、やよいちゃんたちの姿を近くに感じたとき、どこまでも良かれの気持ちで、迷いなく、惜しみなく働くことができることが、本当に美しいんだなと、改めて教えてもらいます。
 そんな彼女たちは、とても輝いているけれど、だから自分と較べて卑下するのではなく、1つでもみんなの役に立てることを、と考えられるようになったことが、私は変わったと思いました。

 自分で自分と競争したり、自分を疑ったりすることも、拘りだと気が付いたので、もうやめました。
 どんな時も、ちゃんと顔を上げて、なのはなの子としてプライドを持って、今できる100パーセントの力を尽くす覚悟を決めます。
 何かできることはありますかと、小さくても役に立てたとき、それであゆちゃんやまえちゃんやかにちゃんたちが喜んでくれたとき、当たり前のことだけど、とても嬉しかったです。
 まあちゃんが着替えのヘルプを、同じ気持ちで真剣になって考えてくれて、練習でもリハーサルでも上手くいかなくても、何度も何度も練習に付き合ってくれて、まあちゃんやはるかちゃんが衣装の加工までしてくれて、こんなに嬉しい気持ちを、絶対に返したいと思ったから、私は本番に出られたと思いました。

 改めて、あゆちゃんとりゅうさんの出会いの音楽劇も、この古吉野の飾り付けも、ウェディングカーもウェディングケーキも、みなさんのスピーチや歌も、司会進行もお食事も、盆踊りも全部全部、思いやりにあふれていて、その場に居させてもらえたことが、本当に嬉しかったです。
 こんなにも暖かい余韻に包まれて、こんなにも優しい気持ちを広げることができる、あゆちゃんとりゅうさんは本当にすごいなと思いました。
 私も、やっとスタートラインに立ったところだけれど、いつかきっと、あゆちゃんとりゅうさんのように、みんなの輪の中で、みんなに応援されるような生き方ができるようになります。
 今、目の前の果たすべき役割、日々の生活や勉強で、希望となれる生き方を表現していきます。
 私にとっても、この日を節目として、大きく前進できるようにまた、頑張ります。

 りゅうさん、あゆちゃん、改めまして、ご結婚おめでとうございます。