「視界がクリアに」 えつこ

9月13日

 今日のお母さんの言葉を、心に留めておきたいです。短くなってしまいますが、今の気持ちを覚えておくために、日記を書きます。
 自分ができているだろうか、などと自分にこだわってはいけないということ。自分から離れて、りゅうさんとあゆちゃんをお祝いする気持ちで歌うこと。それが、利他心だということ。お母さんの言葉を聞いて、私が最近もやもやとしていたことが何なのかがわかって、目の前の視界がクリアになるようでした。

 コーラスではないですが、私は、アンサンブルで演奏することが怖くなっていました。音を外してしまうこと、みんなが素敵な伴奏をしてくれているのに自分がソロを吹いてはいけないのではないか、などと、頭が自分のことでいっぱいになっていました。心が弾むような感じがなくなり、ただ怒られたくないという気持ちになっていました。心が利他心から遠く離れてしまって、苦しくなっていたことに気がつきました。
 お母さんの言葉を聞いて、屁理屈をこねずに、ただ、目の前の人を喜ばせたいという気持ちで良いのだと、心が軽くなりました。演奏は未熟でも、ただ、りゅうさんとあゆちゃんに向けて演奏したいと、思いました。午後からの通し練習が怖い気持ちから、楽しみな気持ちに変わりました。

 

 私は昨日は仕事に行っていたので、今日の通し練習は私にとっては初の通しでした。出番以外は、みんなの演技を見ていました。物語の世界がとても楽しくて、コーラスや演奏に気持ちが入りました。オープニングの『アライブ』での、まえちゃんとのりよちゃんと太鼓メンバーの気迫や、『サムナイツ』のときのりゅうさんのまっすぐな表情など、通しの中で、涙が出そうになる場面がいくつかありました。未熟ではあったかもしれないけれど、演奏が楽しかったです。お父さんの歌が、とても優しくて、大きな物に包み込まれているような安心した気持ちになりました。みんなの中にいられるだけで、幸せな気持ちになりました。

 通しの余韻を残して、夕方はピーマンの手入れと、オクラの牛肥まきをしました。りゅうさんも来てくださいました。大好きなりゅうさん、みんなと、その場にいられるだけで嬉しかったです。ちさちゃんが、軽やかに走りながら、てみを運んでくれました。ピーマンの手入れが終わったら、みんな、オクラの追肥に合流しました。バケツリレーをして、りなちゃんが全力でかけてきて、てみを受け取ってくれました。少しの時間だったけれど、その中でも、みんなの利他心を感じました。自分がどう動けているかとか、役に立てているかではなくて、目の前の人や野菜を好きだと思う気持ち、それが大事なのだと、思いました。

 

 話は前後しますが、劇の中で、盛男おじいちゃんとりゅうさんとのやりとりの場面が、とても印象に残っています。目の前のたった1人に幸せになってほしい気持ち、利他心とはそういうことなのかもしれないと、思いました。

 もっと書きたいことはあるのですが、今日はここまでにします。続きはまた後日。