「家族みんなで」 ななほ

9月10日 木曜日

・家族みんなで

「怪我がないように気を付けて、思いっきり楽しみましょう」。玄関下でお父さん、お母さん、みんなと「エイエイオー」をして、いざ、光田んぼへ。1年ぶりの手刈り、1年に1回の手刈り。前日に盛男おじいちゃんや何人かの人とはぜたてもさせて頂いて、出発前から楽しみな気持ちでいっぱいになりました。はぜたてでは、3本中1本のなる脚を短く打つと、安定するということ。風向きを考えて、東側を手前に斜めにする事。ひもで縛る時は、おじいちゃんが「男結び」という結び方を教えてくださいました。

 私は以前もおじいちゃんとはぜたてをさせて頂き、おじいちゃんの優しさやユーモアに温かい気持ちをたくさんもらったのを覚えています。作業の最後、おじいちゃん達と写真を撮ったのですが、その時におじいちゃんが「お前さんは僕の孫だ」と嬉しそうに笑って、大きな手をポンと背中に置いてくれました。本当におじいちゃんからたくさんの事を教えて頂けるのが嬉しいし、今年は私が写真を撮らせて頂いたのですが、おじいちゃんが、「僕も、みんなと同じくらいの歳だったら、写真に写ってもいいけれど」と言いながら、最後に、「30歳くらいに写りましたか?」と笑っていて、そんなおじいちゃんが大好きだなと思いました。

 そして手刈り。最初にお父さんとお母さんにどこから刈って、どういう流れではぜたてまでをするか説明を受けました。はぜが光田んぼ上だから、光田んぼ上の方から刈っていく事。その方が足場が良くなって運びやすいのかなと思い、草刈りみたいだなと思いました。また、稲の束を上の田んぼに運ぶ時は、ポーンと投げると教えて下さり、新しい作業で面白いなと思いました。

 私は刈部隊だったのですが、新品のカマの切れ味が抜群で、1回でザクザクと刈り進める事ができました。3束、4束を掴んだら、もう手がいっぱいになりました。もう4束の時点では、持つというより、手の上に置いてあるというような状態なくらい、今年は大豊作でたくさん分けつして、たっぷりと紫黒米を実らせるお米がすごいなと思いました。途中から私は縛りの部隊に入らせて頂き、お母さんが縛り方を教えてくださいました。縛っていると親指が痛くなったのですが、頑丈にできて、お父さんのOKも貰えて良かったです。藁で何でもできるなと思って、改めてお米が好きになったし、私たちの力があったら、空も飛べるんじゃないかと思いました。

 刈るのも楽しかったのですが、縛りも夢中になってできて、どんどん稲の山になっていくのが気持ち良かったです。また、今年は田んぼの水が綺麗に抜けていたので、足場が良く、作業がしやすいなと思いました。最後は一番端の刈部隊に入らせて頂いたのですが、だれも手を付けていなかった部分を、端っこからかにちゃんやまえちゃんが刈り進めてくれて、途中はかにちゃんとまえちゃんの代わりで稲刈りをさせてもらい、そのスピード感と、夢中になれる感覚、達成感が気持ち良かったです。本当に稲刈りが楽しくて、紫黒米が綺麗だったし、お父さん、お母さん、家族みんなでの手刈りが嬉しかったです。

 少し忙しく、途中までなのですがここまでにします。12時には手刈りが終わり、最後はみんなで稲を運んで、はぜにかけていって、予定では4本のはぜがあったら余裕だったのですが、あまりの大豊作で、プラス2本のはぜを立てて、全てのはぜを2階建てに稲をかけられて大豊作だなと思いました。上から見る景色が、稲の建造物のようですがすがしい気持ちがしたし、午後はキャベツの植え付けや里芋やゴーヤの手入れなどもできて嬉しかったです。