【山小屋便り9月号】「夏野菜、暑さを乗り切る ―― 空芯菜を担当して学んだこと ――」 みほ

 毎朝、たくさんの野菜が収穫され、農産倉庫前に届けられます。

 ピーマンの緑、ナスの紫、パプリカの赤や黄色、どれも発色がよく宝石のようです。

 この夏は異常気象で、長雨が続きました。毎日、35度を超える暑さと日照りが続いています。

 さきちゃんが言ってくれましたが、雨にも負けず夏の暑さにも負けず、きれいな実をつけさせ続ける野菜たちが本当にたくましいなと思います。

 私は、空芯菜の担当です。空芯菜は東南アジア原産の湿地に育つ野菜だそうで、中華料理に使われるそうです。茎が筒のように中が空洞になっていて細長い葉っぱがついています。

 今は元気に葉っぱをよく茂らせてくれて、毎日6キロ以上、多い日は10キロ以上収穫できます。

 

 

 空芯菜がこうして収穫できるようになるまで、いろんなことがありました。

 空芯菜を定植したのは5月、湿地に育つ野菜ということと、昨年水浸しになったところで育てたほうが収量が大きかったということで、畑に水がはった状態で定植しました。

 ところが、株のほとんどの部分が水に浸かった状態にあったために、株が溶けてなくなってしまったり、初期に脇芽を出す場所が水に浸かってしまっていたためになかなか大きくなりませんでした。

 畑から水を抜きました。空芯菜の畑は3枚あるのですが、うち1枚は崖ハウス間の自然に水が湧いてくる溝に作った畑です。

 雨が降っても植えた苗が水没しないような水位になるように溝を掘ったり、畑の溝の壁を削ったりして畑を整えました。そうして、一部補植もしました。

 水を抜いた状態を保つと脇芽もだし、大きくなっていきました。

 5月に一度溶けてしまったあとから復活、及び補植した空芯菜がある程度の大きさにはなったもののなかなか収量が増えないなと思っていました。

 大雨がふり、畑が再び畑が水浸しになったあと、急に株が大きくなりました。

 8月は雨が少なく、水が必要なんだと、水路を開けて畑を水をはりました。すると、収量が上がりました。不思議な野菜だなとと思いました。

 

■秋までの収穫を目指して

 分からないことも多いですが、周りのみんなに教えてもらいながら試行錯誤して良くしていけるのが面白いです。

 諏訪神社の畑でできた空芯菜は茎も葉も分厚く、崖ハウス間の畑と河原畑でできた空芯菜は葉や茎が柔らかい感じがします。

 畑の日によく当たる部分の方が成長が大きくて太陽が好きなんだと思ってそういうところも素敵だなと思いました。

 空芯菜の塩炒めをりゅうさんが作ってくれて、すごくおいしかったです。

 お父さんも中国に行った時の話をしてくれました。空芯菜の炒め物で有名なお店があって、そこのお店は道の両側にお店が立っていて、空芯菜の炒め物を注文すると道の反対側のお店から、空芯菜の炒め物がフライパンから投げられて宙を飛んでくるそうです。私も見てみたいなと思いました。

 夏野菜は大切に育てたら、秋まで収穫できるそうです。長く収穫できるように手入れを頑張りたいです。

 

 

サトイモにたっぷり水を与えています
三角メロンを初収穫しました