「幸せと利他心」 ななほ

9月4日

 「曖昧な目線はない」、「センターのあけみちゃんを引き立たせるように、あけみちゃんについていきたいと思わせられるように」、「力を入れる所と、抜く所のメリハリを持って」。音楽合宿の夜はダンス練習です。昨夜はあゆちゃんにも見て頂き『ディスイズミー』のコーラスの個人練習をして、一番出しにくい高温の所をひたすら練習しました。その結果、喉は枯れてしまったのですが、音圧が明らかに上がったなと自分でも思うくらい、声が出しやすくなりました。

 また、ダンス練習も昨日と今日で一通り、細かく振りを確認して、ランニングマンや手を伸ばす振り、パンチも角度や目線が揃うと、ものすごく迫力があるので、自分の中で具体的にどう見せたいか、何を伝えたいかを持って踊ります。
 さやねちゃんが教えてくれる時、さやねちゃんが演じて、真剣に教えてくれて、その姿に私もパワーが出ます。「こうしたい」「こうなりたい」「こうする」というのが、どんどん明確になって、全員で同じ場所に向かって、表現できるのが嬉しいです。

・パーフェクト

 午前は『パーフェクト』のコーラス練習をしました。「僕が知っている、誰よりも逞しい女性を見つけたんだ」、「今、僕は分かっている。人の姿をした天使に会ったんだって、彼女は最高に綺麗だ」。図書室でのコーラス練習の後、個人練習をし、音楽室に向かうと、あゆちゃんに「みんな、和訳を読んだ?なんか、イメージが曖昧に感じる」と言われ、みんなでプロモーションビデオと和訳を見ました。パーフェクト、単純に和訳をしたら完璧。この曲を、リュウさんがあゆちゃんに送り、私たちも歌わせて頂けるのが嬉しいです。あゆちゃんとリュウさんの大切な曲。あゆちゃんのリュウさんの為にあるような、とても素敵で、ロマンチックな曲。

 コーラス練習の時、あゆちゃんが「これは、1人ひとりが主役になって自分のイメージを持って歌うんだよ。この曲の歌詞のように、自分の将来を見て、大切な人と出会えて、自分のこともすごく大切に思ってもらえることをイメージするんだよ」と教えてくれました。
 どうしても、『パーフェクト』を歌っていると、あゆちゃんとリュウさんの姿しか思い浮かばなかったのですが、あゆちゃんと練習している間に、1人ひとりにちゃんと世界があって、その世界は違うけれど、幸せで美しいなと思いました。最初からはっきりと声を出す事。高温の所も、ちゃんと発音をしっかりする事。「曖昧に歌ったり、弱いと、歌詞が嘘に聞こえてしまうんだよ。だから、強く、心から気持ちを伝えるように」、あゆちゃんの指揮の下、みんなで『パーフェクト』の練習ができた時間が嬉しかったです。

 私はまだ子供だけれど、この曲を歌ってもらえるような立派な女性になりたいと思いました。あゆちゃんの様に、美しく、力強く、逞しく。強さの中に優しさがあり、正義感があり、プライドがあります。あゆちゃんの背中を見て、あゆちゃんの姿を見て、大人になっていけるのが嬉しいし、本当にあゆちゃんは希望の光だなと思います。『パーフェクト』、大切な曲をみんなと歌えるのが嬉しいし、なのはなに取っても特別な曲にできるのが嬉しいです。

・人と人との間に

 午後からはいよいよ、係の準備が始まり、ムービーカメラ係では、飾り作りや、明日の撮影に向けて背景の準備をしました。飾りはジャバラ折りの丸を作ったのですが、2015年のウィンターコンサートにチラシの青や白の鮮やかな飾りに、ちょっとしたひと工夫を加えると、丸がただの丸ではなく、ギザギザやお花型になり、作っていても心が弾みました。また、背景も写真館の肩から頂いた背景が立派で、上品で、清楚で、明日、リュウさんとあゆちゃんが衣装を着た姿で写真を撮れるのが嬉しいなと思いました。背景は、まだら模様の物や、グラデーションに白。今回は使わないかもしれないけれど、星空やお城などもあり、本当に素敵で、本格的です。

 結婚式の為に、写真館の方が下さった様な偶然のような、必然のような出来事が嬉しいし、結婚式に限らず、成人式や誕生日フォト。少し早いけれど、たけちゃんとゆりちゃんの七五三もなのはなでできちゃうんじゃないかと思って嬉しくなりました。私も、なのはなで結婚式をあげたいなと思うくらい、本当に準備の時間も楽しいし、今からワクワクが止まらなくて、当日が楽しみです。

 準備の後は、盆踊りのチームで集まってみんなと考えて、案を出して、話し合えた時間が嬉しかったです。本当にみんなで創る時間が楽しくて、嬉しくて、あるべき形、あるべき姿を一緒に探しに行けるのが嬉しいです。夜の集合でお父さんが『利他心』について、もう1度話して下さって、「人と人との間にしか、幸せは無い。利他心は生まれない』という言葉が、今でも心に残っています。演奏する人と、お客さんが居るから音楽が成立して、演奏する人だけでは、ただの音でしかない。お客さんしかいなかったら、何にもならない。私も今まで生きてきた中で、やっぱり誰かと一緒じゃないと、楽しい事も楽しくないということが何度もありました。

 みんなで行くから、海が楽しくて、みんなでやるからコンサートが成り立って、達成感を感じます。1人で畑作業を進めても、1人ではできないことがたくさんあります。誰かを喜ばせたい気持ち、誰かと嬉しさや喜びを共有したい気持ち。これは生まれた時に誰もがあった感情だと思うのですが、それがいつの間にか、削られて、忘れ去られてしまっているのが、今の時代、今の世の中なんじゃないかなと思いました。

 自分で作った野菜を自分で食べるより、誰かにプレゼントしたり、誰かと一緒に食べるから嬉しいし、野菜を作った達成感を感じます。昔の人は、隣近所の人と助け合い、当たり前のように協力して、物を分け合っていました。今は、隣近所の人と、いかに競争して勝つか、自分の家や家庭を上に持ち上げて、隣陣所の子供同士でも学歴競争をしています。お父さんが「みんなの親も利他心はあるけれど、利他心が行き過ぎている」と教えてくれました。良かれと思って、子供に習い事をさせる。あなたの為よと、勉強をさせ、無意識に「この仕事はすごいね」「OOちゃんは1位なんだって」と言ったり、「やってもやらなくてもいいよ」と言いながら、勉強の教材を購入し、机の上に山済みにする。

 今の時代はみんなが間違った方を見て、競争して、その競争が苦しいのに、競争に勝った先に幸せがあると勘違いしています。でも、本当は、利他心にしか幸せは無いのだと思いました。利他心は今にしかなく、幸せも今にしか存在しない。いつか幸せになれる。そのいつかは、目に見えないもので、そのいつかに辿り着いたと思っても、また直ぐにいつかが訪れて、永遠と幸せにはなれない、幸せでも分からないのだと思いました。

 もう消灯なのでここまでにするのですが、なのはなでちゃんと、ゼロから生まれ変わって、なのはなの価値観、利他心を入れます。また、お父さんが10代の子は身体が子供から大人に変わる時期に、不安定になるのも仕方がない、自然の摂理だから、其れに左右されずに前向きに向き合っていけばいいと教えてくださり安心しました。最近は、良くなったと思ったら、なぜかがぐんと落ちてしまう事があり、私はまだ依存が切れていないんじゃないかとか、私の性格が悪いと思っていたけれど、考えてみたらそれは年齢的なものだったり、ホルモンバランスの関係だと思いました。私は、多分、元々が前向きで明るく、元気だし、力もあるし、健康そのものだから、その自分を信じて、常に前を向いて生きます。

 明日は畑作業や台風対策があったり、ダンスやコーラスもあるし、お仕事組さんとリュウさんと過ごせる貴重あ土曜日です。しっかり体を休めて、明日も力を出せるように頑張ります。