【山小屋便り9月号】「家族みんなで浴衣を着て過ごす、特別な一夜 なのはな盆踊りコンテスト!! ―― 全11チームが繰り広げる、踊りの共演 ――」 れいこ

なのはなファミリーを支えてくださる方々を招いて、家族みんなで『なのはな  夏の盆踊り大会&花火大会』を開きました! 全11チームによる盆踊りコンテ ストでは、チームごとに踊りの構成や衣装を考案して、オリジナルの和踊りを披 露しました!

 

 古吉野なのはな会場にて、夏の盆踊り・花火大会が開催されました。

 今年は、コロナウイルスの影響で、なのはな納涼祭が開催できなかったことは残念でしたが、納涼祭といえば、夏といえば、浴衣に盆踊り! ということで、内輪での盆踊りコンテストが行われました。

 『勝央音頭』に『サンサン勝央』、『やっとさ節』に『イケイケ人生』、『四つ拍子』、『炭坑節』。

 ずっと昔から踊り継がれきた盆踊りを、振り付けやフォーメーションをアレンジしたり、浴衣も美しくかつ華やかにステージで映える衣装として着こなしたりして、演出する。

 歴史ある演目だからこそ、その曲の魅力や表現する気持ちを大切にしながら、どこまで面白く、クリエイティブに発想できるかというのは、最初は正直、難しそうだな……という印象がありました。

 でも、同時に、今まで誰もやったことがないこと、日本人だから、なのはなだから、できる新しい会が、嬉しいなと思いました。

 チーム発表があったのは、盆踊り大会の1週間前でした。

 初めにチームのみんなで集まって、顔合わせをして、早速、曲やコンセプト、衣装のイメージを話し合いました。

「小さく生んで、大きく育てる」

 何かイベントや演出を企画するときは、それが大事だとお父さんが教えてくれます。

 とにかく時間はない、その中でいかにパフォーマンスとして成立させるか、ちょっぴり不安だけれど、ドキドキワクワクしました。

 

 

 私たちはまず、『やっとさ節』の曲が決まりました。

 頭の上で毬を転がすようにして、自分もくるくる回る振り付けが、なんだかいいよねということで、この曲に決まりました。

 そして、この2週間後には、なんと、なのはなで10年ぶりの肝試しが、山小屋にて開催されるという噂も聞いていて、久しぶりの出番が楽しみでワクワクして、待ちきれなくって、出てきちゃった妖怪たちの姿を思い浮かべたとき、自分たちの気分にぴったり合っているような気がしました。

 

■発想が膨らむ

 私たちは、「妖怪やっとさ節」になりました。

 そう決まってみると、あの転がしていたものは、魂だったんじゃないか……。笛の音は妖怪たちの口笛じゃない……という風に発想が膨らんでいきました。

 踊りは、曲に合わせて体を動かしながら、こんなフォーメーションはどうだろう、こんな風に互い違いにしたら面白いんじゃないかと考えて、作っていきました。

 盆踊りは、シンプルな振り付けの繰り返しが多い分、曲の中で動きを考えたり、覚えたりするのが難しかったけれど、ぴったり最後のポーズまで完成した時は、とても達成感を感じました。

 

『妖怪やっとさ節』チーム

 

 制作物にも力を入れました。

 やっぱり、妖怪だからお面が必要だよね、ということになり、「張り子」という方法を調べて、新聞紙と半紙とのりを使って、本格的に作りました。

 5センチ四方くらいの半紙を張り付けて、立体的に型を取っていると、和風な作り方も、きっと浴衣に似合うんじゃないかという気がしてきました。

 それから、お化けといえば、魂が浮かんでいるイメージがあって、それも制作しました。

 スポンジを切って、形を作って、うすーい水色とぐるぐる模様をつけて、結構うまくできました。

 実際にどんな風につけるかはあまり決まっていなかったのですが、本番は帯に針金で結んで、本当に浮いているようにできて、面白くできました。

 それから、掛け声にも力を入れました。

 最初だけ甲高い怖い声で、踊りが始まると、とびきり明かるく大きな声で、メリハリをつけて練習しました。

 楽しく、面白く、でも和踊りの美しさは失わないことを気を付けました。

 

■いよいよ本番

 衣装選びの時間もとっても楽しかったです。

 なのはなには100種類以上もの浴衣があります。

 毎年、お父さんお母さんが、その子にぴったりの浴衣を1人ひとり選んでくれるのも楽しみだけれど、今回は、チームのメンバーで浴衣の色や柄、帯をそろえるなどの工夫をして、自分たちで選びました。

 ところが、私が着てみたい浴衣は、みんなも着てみたい。

 人気の浴衣には、複数のチームが殺到することがあります。

 お互いに譲り合ったり、正々堂々、じゃんけんで勝負したりして、みんなで決めました。

 踊りも衣装もばっちりで、いよいよ本番です。

 当日は、お父さんお母さん、盛男さん、河上さんご夫妻、それからなのはな友の会の永禮さんや松山さん、町川牧場の飯田さんたちが、審査員としてお越しくださいました。

 

お父さん、お母さん、ゲストの方が審査員になってくださいました
夕食は正治さんが焼いてくださっ た焼きそばをいただきました!

 

 河上さんの娘さんとお孫さん方、あゆみちゃんやのぞみちゃん、まちこちゃんも、ご家族と一緒に来てくださって、嬉しかったです。

 盆踊りコンテスト、開幕です。

 全11チームが趣向を凝らした衣装や演出で、同じ曲があったとは信じられないほど、新鮮でワクワクして、みんなの底力が改めてすごいなあと思いました。

 トップバッターの『四つ拍子 夏草子』チームは、白地に紺色のラインが入ったおそろいの浴衣と、うちわを持って、美しい型の踊りが魅力的でした。

 群れのようにぴったり揃った振り付けが、とてもきれいで、洗練されていて、このチームは特別賞を受賞しました。

 かぐや姫や笑点のパロディの寸劇が入ったり、和太鼓をたたく演出もありました。

 

手作り菅笠を被って踊りました。
お笑いの演出を加えたチームもありました。

 

 なのはなで育てている野菜をモチーフにしたカラフルな衣装のチームや、星の精霊をイメージした七色の小人のチームなど、カラフルな浴衣のチームもあれば、よさこいの衣装のようにクールに着こなすチームもありました。

 全員がそのストーリーの登場人物になり切って、思いっきり楽しんで演じている姿がとてもかっこよくて、みんなの仲間で居られることが誇らしく思いました。

 準グランプリを獲得したのは、『四つ拍子・タヒチ』のチームでした。

 曲が途中で転調して倍速になり、キレキレのタヒチアンフラダンスや和太鼓の演出が入り、とても立体的で、新しくて、目を引き付けられました。

 きらびやかな飾りのついた衣装も豪華で、インパクトがありました。

MVP を獲った、りなちゃんの帯

 

 

■最後まで諦めないで

 そして、栄えあるグランプリを受賞したのは、練習期間では1番ダメ出しを多く受けて、本番の2日前に、白紙から再スタートしたチームの、大逆転劇でした。

 『人形の四つ拍子』のチームは、もともとの原曲を一切使わず、せいこちゃんの『四つ拍子』をアレンジしたピアノの演奏と、さきちゃんの和太鼓で、えりさちゃん、りんねちゃん、なつきちゃんが日本舞踊をイメージした全く新しい振り付けで踊りました。

 

グランプリを受賞した『人形の四つ拍子』チーム
和太鼓とキーボードのオリジナル 演奏を披露しました

 

 最初はひもで繋がれた操り人形だったけれど、えりさちゃんのセリフで3人が解き放たれて、演奏とともに明るく自由にのびのびと羽ばたいて、彼女たちの真剣に訴える表情に感動して、涙が出てきました。

 最後まで粘って粘って、諦めずにやり切ったみんなが本当にかっこよくて、私もたくさん勇気をもらいました。

 本当に、どのチームの演出を取っても、みんながすがすがしい表情で、思いっきり表現して、楽しませようとする気持ちが伝わってきて、素晴らしい会になりました。

 お父さんお母さんや、審査員のみなさんもとても良かったと言ってくださって、一度だけではもったいないので、なんと、あゆちゃんとリュウさんの結婚式でも第2部で披露しようということが決まりました。

 次回はさらに、もっともっとレベルアップさせて、面白くて、美しくて感動するパフォーマンスをみなさんに見ていただけるように、また頑張りたいなと思いました。