「仲間と作る」 ゆい

9月3日

 今日はせいこちゃんのお誕生日です。せいこちゃんが、ピアノを弾くとき、のびのびとしている姿が素敵だなと思います。自由に、奏でる音が魅力的です。
 みんなが、肝試しの時に、お父さんの朗読に併せてピアノを弾いてくれていたと話していて、私はそれを聞けなかったけれど、きっと空気にあった、素敵な演出だったのだろうと思います。今日は、せいこちゃんの演奏で、バンドとコーラスとあわせることができ、私はせいこちゃんの隣で、せいこちゃんの躍動感ある空気を感じ、とても嬉しくなりました。これから、一緒に演奏をしたりして、気持ちを共有し、成長していけるのが楽しみです。

○今朝からのこと
 今朝、あけみちゃんと一緒に下町川下の畑に行きました。台風の影響を心配していましたが、昨日、危なげなすだれを下ろしておいたので、ネットがほらほらと開いてしまっていたことを除けば何の問題もおきていませんでした。
 追肥をして、ほんの少しの雨しか降っていませんが、葉がぐんと大きく、勢いを増しているのを感じて嬉しくなりました。ネギのほうも、暑さに耐え続けてくれたので涼しくなって安心しました。モグラとネキリの被害が少しだけあり、モグラのほうは、果たして最近の物なのか、以前やられたものが時間を経て腐ったものなのか、ちょっと判別が難しいと思いました。新しい場所に被害が広がっているわけではないことを考えると、以前の傷の後遺症と思いたいのですが。

 それにしても、雨が問題なのです。もっと降ってほしいのに降りません。この思わせぶりな天気に、半ば腹を立てつつ、(台風来て、風だけかーい!)と突っ込みたくなります。風のお陰で、涼しくなったのはいいですが。モグラ対策のカラカラ風車が音を立てて勢いよく鳴っていたのはよいですが。そして、そのパイプにこっそり貼り付けておいた御札が、ちょっと剥がれながらも、ひらひらと耐えてパイプにしがみついていた光景も良かったですが。
 結構いいこともあるけど、でもやっぱり、水を、野菜に与えて欲しいです。お天道様、どうぞお願いします。

 

 午前中は、二重ハウスにすだれをかけたり、ナスの害虫対策で敷き藁を撤去したりしました。すだれをかける作業は、新しい競技のようでした。すだれに、スズランテープがついていて、その先にテニスボールがついています。なおとさんが、ハウスの屋根の反対側にむかってテニスボールを投げ、それを受け取ったまちちゃんと私が、すだれを引き上げていくという動きでした。風が強いので、最初はなかなかうまくいきませんでしたが、だんだんと、こうしたらうまくいくのじゃないかと案を出していって、ほぼ予定時間内に終えることができました。
 なおとさんがボールを投げるたびに、みんなで見守って、「わー!おしい」とか、「すごい!完璧」とか、なおとさんの絶妙投球に歓声をあげながら、競技の応援をしているようでした。

 その後、まちちゃんと2人でナスの害虫の捕殺に行きました。そこにいたのは、スズメガの幼虫。あの、存在感のありすぎるやつです。しかも、黄緑だけかと思いきや、モカ茶色のものもいて、その色の差は一体何なのかわかりません。スズメガの幼虫がいると知っていても、見つけると、毎回、「……うっ」と呻いてしまう存在感。一瞬にして鳥肌が立つような。
「まちちゃん、これ黄緑じゃないよ。今回は茶色」というと、まちちゃん、「うわー、そんなカラーバリエ要りませんやん。選べる必要ない」。
 確かに。何の為のカラーバリエーションなのか。選べる必要ない。ただただ、怖い。ナスの葉を食べているとのことで、容赦なく捕殺しました。
 ナスも、隣のパプリカも、まだまだ実が採れ続けます。普段はあまり行かない畑で作物を見ることができてとても嬉しかったです。まちちゃんたちが担当している野菜を近くでみれると、仲間が大事にしているものに触れている感じがしてとても嬉しかったです。
 だからこそ、スズメガはやはり許してはならないです。

 

○お昼からは
 音楽合宿が始まりました。お母さんがお昼の集合で、20日当日のことを話してくださいました。どんなことをするのか。場所、ドレスコード。食事の内容も。ちょっと聞いただけでよだれが出てしまいそうなメニューなのです。子供のようだけど、(すごい! わーい楽しみ!)と思ってしまいました……。

 そして、本番まではあと2週間と少し。お母さんのお話を聞いていたら楽しみで仕方がないです。お母さんが、りゅうさんは、なのはなにお婿さんに来てくれたようだと話してくださいました。みんながりゅうさんを大好きです。大切なあゆちゃんと、りゅうさんの結婚式なのです。
 お母さんの言葉を真似して、(ようし、気張るぞ)と思っていたら、お母さんが、ちょうどそのとき「気張りましょうね」とおっしゃいました。シンクロして、なんだか嬉しかったです。

 今日は飾りの打ち合わせも、あゆちゃんとまえちゃんと行いました。今、材料を集めています。まえちゃんから良い情報を貰って、明日、山畑に行こうと思っています。(え、畑に何をしに)という感じですが、どうやら、山畑下に、すごく良い蔦か蔓だかがあるらしいのです。ウェディングカーを、ナチュラルなグリーン系の華やかさにしてはどうかと思うのです。何しろ、車が軽トラの予定ですから。はやくデザインのイラストを描いて、お母さんたちのところに持って行かなくては。

 さて、音楽練習では、『ディス・イズ・ミー』のコーラス練習をしました。前半は初めてのメンバ-も入れて音入れをし、後半はあゆちゃんが指導してくれ、バンドとあわせました。
 あゆちゃんの中に、どんな風に音を出すべきか、どうやってコーラスをするべきかが確実に深いレベルであり、それを伝えてもらえます。いつも教えてくれることながら、やはり印象に残ったのは、歌うとき、自分のパートに一生懸命になるのでなく、全体を見渡して、今、なのはなの演奏としてここが素敵なところだから聞いてほしいという意識を持って歌う、ということでした。みんながそうやって、今はここを聞いて、と意識をするから、お客さんも聞くべき場所が分かります。

 自分の音、自分の音、というのが重なってしまえば、お客さんには一番美しいところが聞こえないだろうと思います。
 どんなときも、仲間の音を後押しする、応援するように歌うんだよとあゆちゃんが話してくれました。どこまでも、仲間を意識して、仲間と作る音楽なのだと思います。
 そして、大きな景色を表現して、お客さんに見てもらうところまで、広がっていきます。自分を透明にして練習に向かいたいです。大きな表現の一部として、力強く、意志をもっていたいです。