【山小屋便り8月号】「七夕の夜は、藤井先生も一緒にセブンブリッジ大会! ―― 藤井先生に贈る、大逆転勝利と色紙メッセージ ――」 りんね

 7月7日。七夕の日に、今月もセブンブリッジ大会が行われた。この日はセブンブリッジの神様が降り立つ、特別な一夜となった。

 スペシャルゲストに、毎週アコースティックギターを教えにきてくださる藤井さんがいらっしゃった。藤井先生の変わらない穏やかな笑顔を見られて、本当に嬉しかった。

 恒例の、セブンブリッジ大会の幕開けとなる寸劇では、今回はギター星人とアコギ星人が登場した。

 数奇なことに、7月7日は、なのはなのギタリストである、まえちゃんの誕生日であった。まえちゃんがアコギ星人と化して、ギター星人のなおとさんとともに、会場の体育館へやってきた。

 全身真っ白なギター星人と、真っ黒なアコギ星人。2人とも、サングラスをかけて、手にはギターを持ち、語尾に「ギター」か「アコギ」をつけて話す。まえちゃんとなおとさんの、ユーモアいっぱいの姿を見せてくれた。

「毎週火曜日はアコースティックギター教室アコギよ。今からギター教室を始めるアコギ」

 そんなアコギ星人に、みほちゃんがこう言って返す。

「どうして、ギター教室じゃなきゃだめなの?」

「だめアコギよ」

 頑ななアコギ星人。

 みほちゃんが切実な瞳で訴えかける。

「セブンブリッジ大会じゃだめなの? 藤井さんを大好きな気持ちはみんな同じ。私たちは、藤井さんのお誕生日を、みんなで、セブンブリッジ大会でお祝いしたいの!」

 そう、翌日、7月8日は、藤井さんのお誕生日であった。みんなで大好きな藤井さんの誕生日をお祝いしたい! そんな思いで、セブンブリッジ大会の幕が開けた。

 今回のリーグは、〝夏の星座〟となっていた。七夕の夜に相応しく、星々の下でみんなで集ってセブンブリッジをしていることを感じた。

藤井先生とのりよちゃんペア。後半戦に大逆転が待っていました!

 私は黄色チームで、リーグは〝みなみのかんむり座〟。トリオになったのは、ゆかこちゃんとよしみちゃんだった。とても新鮮な顔ぶれだった。よしみちゃんを真ん中にして、3人で運命のカードを囲んだ。

 なんと今回、私たちは驚くほどに運がよかった。1番初めに、見事に上がり、その後も何度も勝利を収めた。一発上がりも何度もあったのである。

 ゆかこちゃんとよしみちゃんと、3人で何度ハイタッチをしただろうか。2人の朗らかで嬉しそうな笑顔に、たくさん癒された。

 〝みなみのかんむり座〟リーグでは、黄色チームの運の巡りが抜群によかったのである。セブンブリッジの神様が、取り計らってくれたように。

 隣のリーグでは、同じ黄色チームの藤井さん、のりよちゃんペアがいて、時折ゲームの成績を報告しあった。

 前半戦の順位発表では、黄色チームがまさかの最下位であった。

(もしかしたら罰ゲームかな。藤井さんと一緒に罰ゲームをするなら、それはそれでとても素敵だな)などと思った。

■運の巡り

 前半と後半の間の休憩に、特別なデザートが配られた。

 なのはなのスペシャリスト、桃ジャムメンバーのひろちゃん、まよちゃん、ゆきなちゃん、そして河上さんたちが作ってくれた若桃のゼリーが透明な器に入れられて、みんなのもとへ届いた。

 摘果桃をくし切りにした、さわやかな薄緑の果肉がゼリーの中に浮かんでいた。上にはアップルミントとホイップクリームがトッピングされて、なんとも素敵なデザートだった。

 この瞬間のために心を込めて作ってもらった、特別なデザートを藤井さんと一緒に頂けたことが、本当に嬉しかった。

 後半戦が始まった。運が全てを決める。途中経過の順位はいくらでも覆される。最後の最後まで、どういう展開になるか分からないのが、セブンブリッジである。

 私たちは運の巡りは良いままで、開始早々一発上がりをして、その後も、何度も勝つことができた。

 今回は、各リーグを回るなおとさんのクイズも、星座にちなんだクイズであった。

 〝みなみのかんむり座〟に出題されたクイズは、「日本から見る一等星は何個でしょう」であった。

「15個!」

 正答したのは、なんとよしみちゃん。正解するとそのチームは次のゲームで得点3倍になる。このときも見事に勝利して、3倍の得点を得た。

星座に関するクイズに正解したペアは、得点3倍のチャンスが得られます

 ほかにも、面白かったのは、「一文字の星座は3つあります。それは、何座でしょう」というクイズだった。

 答えは、矢座、帆座、炉座だった。初めて聞くような名前だ。

 星座。私は全然知識がないのだけれど、また今度みんなで、古吉野の満天の星の下、星座を探してみたいなと思う。

■思いがけない展開!

 後半戦が終わったころ、隣リーグの藤井さんとのりよちゃんの様子が、前半と変わっていた。

 藤井さん、のりよちゃんペアの勝ちが驚異的だったのである。前半戦をものともせず、今回のセブンブリッジ大会で一等の得点を稼いでいた。

 そうして黄色チームは、最下位から1位になった。こんな大逆転は、セブンブリッジ大会、始まって以来なのではないかと思う。やっぱり、セブンブリッジには神様がいるのだ。

 セブンブリッジ大会の最後を締めくくるのは、恒例の罰ゲーム。最下位のオレンジチームがすることになった。

 今回の罰ゲームは、黒板に15秒以内でお題の絵を描き、それをみんなに当ててもらうというものだった。

 まず、チームの1人ひとりにお題が書かれた紙が配られ、考え付いた人から順番に絵を描いていった。

罰ゲームは、イラスト当てゲームでした!

 トップバッターに歩み出たのは、かにちゃんだった。初めての試みだから、一体どうなるのか。

 緊張しながら見ていると、さらさらと迷いなく黒板に描かれたのは、花が咲いた朝鮮アザミだった。お父さんが一目散に当ててくれた。

 その後のみんなも、かなり短時間でお題を見事に表していた。

 お題は、海水浴、夏休み、戦場のメリークリスマス、宇宙など、多様でとても面白かった。

 唯一、なかなか当たらなかったのが、ひろちゃんの絵だった。頭に輪っかがついた、天使のような人が描かれていて、天使でもなく、みんな首をかしげていた。

 正解は、神様だったのだ。確かに、神様を絵で表現するのはすごく難しい。

 さて、罰ゲームのラストを飾ったのは、よしえちゃんであった。描かれたのは、ろうそくが灯ったバースデーケーキに、ギター。答えは、藤井さんの誕生日!

 自然とハッピーバースデーの歌をみんなで合唱した。そして、ちさちゃんとさやねちゃんの手から渡された、お祝いの色紙。

 なのはなの全員からのメッセージが寄せられた色紙だった。色とりどりのハートの色紙に、1人ひとりのメッセージが詰まっている。

 藤井さんは、嬉しそうに、「帰ったら、じっくり読みます」と仰ってくださった。

 私は色紙の最後に、「これからも、ずっとよろしくお願いします」と書いた。

 遊びを通しても、嬉しさをみんなで共有できることが、本当に幸せなことだと感じる。

 今月はいつにもまして特別なセブンブリッジ大会であり、心に栄養が充填された。本当に嬉しかった。

藤井先生にお誕生日を祝う、色紙を贈りました