【山小屋便り8月号】「豊作を願って、田んぼの草取り」 みほ

 7月に入ってから数回、田んぼの草取りに行きました。

 今季はよく除草剤が効いているのだと聞いていました。すごいなと思いました。

 それでも、手植えの次に田んぼに入れる機会を、私は楽しみにしていました。

 私は、なのはなに来て田んぼが大好きになりました。広い田んぼの解放感、泥に足を浸けると足の指の隙間から泥が入ってくる何とも言えない感覚、田んぼからはいつもその季節の香りがすること、景色がきれいなこと、田んぼにいる間は心が満たされ癒されました。

今季は14枚の田んぼで稲作をしています。担当者を中心に水の管理や見回りをし、定期的に草取りも行っています

 7月最初の頃、桃横田んぼに草取りに行きました。

 作業開始の朝7時、天気もどんより曇っていました。田んぼに入った瞬間、足がひんやり冷たくて、しゃっきり目が覚めました。

 田んぼには稲がふさふさと生えていました。草丈20センチほど、分結し親指と人差し指をくっつけたほどの太さになっていました。

 今と比べてずっと小さな苗を数本ずつ田植えしていたのに、大きくなったんだなと思いました。

 緑がきれいで元気そうでした。稲が元気なのは、まえちゃんやみかちゃん、担当のみんなが毎日、見回りに行ってくれているおかげなのだと思いました。

 毎日毎日、雨の日でもカッパを着て、毎朝、軽トラで田んぼに出かけ、稲を守るみんながかっこいいなと思いました。

■みんなの勢いで

 田んぼの中に入って雑草であるホタルイを取っていきました。

 田んぼの外周に近い部分、面積として全体の半分くらいのところにはえていました。それ以外の部分は除草剤が効いて、黒く枯れていました。

 生えている部分のホタルイも、元気いっぱいの稲に比べ、背丈も小さく細く弱々しく、除草剤の影響で半分ぐらい枯れているのもありました。とても抜きやすかったです。

 ホタルイは小さいうちに根っこから抜いてしまえばもうはえてこないそうです。

 みんなで横一列に並んで一斉に取り始めました。1人1つ肥料袋を持ち、腰をかがめて田んぼにはえた雑草を手で取りながら前に進んでいきました。

 1人が3条分の条間を担当し、ホタルイがはえている範囲を進んでいきました。

 お仕事組さんもいてくれて、ホタルイよりも私たちの勢いの方がずっと強いという感じで、担当した個所は全て抜いてやると、もくもくと草取りをしていきました。

 朝の2時間の作業で全面終わらせることができました。集中したあっという間の作業でした。

 7月中旬は、畦際の草取りを進めました。畦は草刈りチームさんが草刈り機で刈ってくれたのですが、稲に近いところは大人数で横一列になって鎌でとりました。

 田んぼの畦に近い辺りにヒエがはえていました。稲とヒエはそっくりで最初は全然違いが分かりませんでした。

 茎みたいなところと葉の境目に毛が生えているのが稲、生えていないのがヒエ、また、ヒエは少し根元が赤くなっていると教えてもらって、ヒエがみえてきました。

 間違え探しのようで面白くて必死に抜いていきました。

 石生西田んぼの草取りにも行きました。稲は草丈40センチぐらいになり、一層ふさふさと茂ってきました。

 石生西田んぼは草が生えやすいそうで、お仕事組さんが仕事帰りに除草機で条間を取ってくれていました。

 株間を取っていきました。まえちゃんがすごく速かったです。1本1本抜くのではなく土の表面をなでるようにして一気に取っていくこと、こつを教えてもらい、私もスピードを速くすることができました。

 今のうちに田んぼの草取りをすると、収穫期に田んぼをきれいにすることができるそうです。また、雑草のない田んぼでは収量が上がるそうです。

 そして、ホタルイは根から抜くともう生えてこないそうで、そこの雑草を絶やすことができるそうです。みんなで豊作を願い、草取りができて嬉しかったです。