【山小屋便り8月号】「スモモの木の下は別世界のよう ―― 12品種のスモモの収穫 ――」 えみ

 ある日の夜の集合後、あんなちゃんから、「明日の朝、スモモの収穫に行ける人はいますか?」という呼びかけがありました。

 普段、桃の作業などは桃メンバーのみんながしているので、私は入ることがないのですが、今回は有志の呼びかけだったので思わず、「やってもいいですか」と聞いてしまいました。あんなちゃんの、「嬉しい!」の返事がとても嬉しかったです。次の日の朝が楽しみで、わくわくした気持ちで眠りにつきました。

■スモモがたわわに

 朝8時。玄関下に集合し、車に乗ってスモモ畑に向かいました。

 到着すると、目の前には、真っ赤な実がこれでもかというぐらい鈴なりになっているスモモの木が立っていました。

 雨後だったからか、葉や実についた雨粒がきらきらと光っていて美しかったです。

 収穫に入る前に、あんなちゃんからスモモの収穫基準を教わりました。

 基本は赤く熟しているもので、スモモの場合は多少緑色の部分が残っていても大丈夫だそうです。他にも、枝から取る時になるべく軸を残したいということや皮がむけてしまわないようにしたいということを教えてもらいました。

 あんなちゃんや桃の作業などで慣れている子たちは脚立に乗って上の方になっている実を収穫し、私は下の方の実を取っていきました。

甘酸っぱいスモモをいただくと、夏の暑さで火照った身体に染み渡ります

 実をとる時のプチッという音が新鮮で気持ちよかったです。脚立に乗らずにとれる範囲だけでも、とってもとっても取り切れないぐらいでした。枝が重みで地面についてしまうぐらい実がたわわについていました。 

 夢中になってスモモの実を取り続けていると、いつの間にか収穫かごがいっぱいになっていました。

 たった1時間弱の時間ではあったけれど、まるで別世界にいっていたみたいでした。あんなちゃんやみんなと作業させてもらえた時間がとても嬉しかったです。

 スモモは何度か食卓にも出ていて、みんなで頂くことができました。甘酸っぱくて口に入れると皮がプチッとはじける食感が好きだなと思いました。

 1つではなく、多い時には4つほど一度にいただけたときもあって贅沢で幸せだと感じました。

 6月の下旬には桃のネットに引き続き、スモモの木にかけるネットの修繕を大人数でやる機会もありました。

 ただネットを繕っているだけだとその作業が一体何に役に立つのかイメージがわかなかったのですが、収穫に入らせてもらったことでネットの大切さを知ることができました。

 綺麗な状態で収穫できる実を少しでも増やすため、私も協力できることをしていきたいという気持ちになりました。