【山小屋便り8月号】「全力を出し合って! 家族みんなでジャガイモ掘り! ―― 3.6トンのジャガイモが収穫できました! ――」 ひろこ

7枚の畑で育てた、4品種のジャガイモを掘りました!

 なのはなの畑一大イベントの1つ、ジャガイモ掘りの季節がやってきました。

 梅雨の合間の貴重な晴れ。今しかないというワンチャンス。

 掘ってみないと分からない。どの位ついてるだろうか。どの位の大きさなのだろうか。大豊作なのだろうか。どんなジャガイモに会えるのか。掘ってみるまで分からない。

 ジャガイモ掘りには、そんなワクワクドキドキの感覚があります。

 いざ初日。

 幼稚園西の小さな畑から始まりました。ペアで1畝担当をし、掘り進めていきました。

 この畑はメークイーンで、株から離れたところに芋がついているので、傷イモを出さないように注意をはらいました。

 芋の大きさは手の平サイズの綺麗な芋が、1株に約10個ついている株もありました。

 えりさちゃん、ななほちゃんペアが掘ったジャガイモで、えりさちゃんの顔サイズのジャガイモが収穫されていて、驚きました。

 次の日、早朝作業で河原開墾畑に行き、朝食後の午前の作業で、下町川下に行きました。

 下町川ではつきちゃんとペアでさせてもらいました。まえちゃんから、傷イモゼロのペアには素敵なお楽しみがあります、という発表があり、(よしがんばるぞ!)と、傷イモを出さないように、より緊張感を持ってやることが出来ました。

 土が柔らかく、掘りやすくて、つきちゃんと協力して、傷イモゼロを達成することが出来ました。

 全体では3ペアが傷イモゼロ達成し、じゃんけんでそのお楽しみの権利を得られることになり、じゃんけんに勝ち残り、その権利を得ることが出来ました。そのお楽しみとは……。

 永禮さんとダンプに乗ってコンテナを運ぶ権利と、ペアでジャガイモ掘りが出来る権利という、とっても素敵なお楽しみでした。

 永禮さんがお昼から来て下さる予定になっていて、永禮さんとジャガイモ掘りが出来るなんて、ダンプに乗れるなんて、とても嬉しいと思いました。

ジャガイモ掘りで傷イモを1つも出さなかったペアには、永禮さんとジャガイモ掘りができるお楽しみが待っていました!

 午後の作業に向かいました。

 午後は、全員でジャガイモ掘りでした。お父さんお母さんも来てくれて、お父さんが指揮をしてくれました。

 掘る人と回収する人に分かれて、掘る人はずっと掘り続け、回収する人は、すでに掘ってあるジャガイモを回収していきました。 

 永禮さんとペアでやらせて頂いて、永禮さんと「せーの!」「そーれ!」というかけ声で掘り上げていって、テンポ良く進んでいきました。

 永禮さんが一掘りで掘り上げておられて、凄いなと思いました。私も、もっとパワーをつけて、力強くなりたいと思いました。

 1畝が終わり、傷イモはゼロでした。1日を通して傷イモゼロを達成できて、小さな成功体験となって嬉しかったです。

 下町川上畑からは、進め方が変わりました。これまでのやりかただと、ジャガイモが土に埋まってしまってしまうということがあり、4人1組になり、2人がスコップでひたすら掘って、2人がひたすらジャガイモをコンテナにいれていきました。

最速チームのデモンストレーションをみて、全体も勢いづきました

 ジャガイモ掘りのコツは、スコップを持ったら離さないでひたすら掘ることだとお父さんが教えてくれました。

 掘り上げたそばからジャガイモを回収するので、土で埋もれてしまうのを防ぐことができます。逆に言えば、掘るところを見て、すぐに回収すれば土に埋もれません。

 私は、まえちゃんとなおとさんが掘ってくれるペアにつき、かにちゃんとジャガイモの回収する役割をさせてもらいました。

 まえちゃんとなおとさんのスピードが速い! おいていかれてしまわないように、ジャガイモを見失わないように、必死にジャガイモを回収しました。

 お父さんのアドバイスで、掘っている所をちゃんと見ておいて、ジャガイモが土に埋まらないようにしました。みんなのスピードに乗るかたちで、私も猛スピードになりました。

■最強チームに続いて

 次に行ったのは第1鉄塔上畑です。ここは、アンデスレッドという赤いジャガイモの収穫をしました。

 ここではじめにデモンストレーションと題して、1番速いチームということで、まえちゃんとなおとさんの私達のチームがやることになりました。

 すると、全体がものすごい速さで進んでいるのを感じました。近くののりよちゃんけいたろうさんチームも、同じくらいのスピードで進んでいって、お互いに高め合っているのを感じました。

 あっという間に収穫が終わって驚きました。

 下町川よりも1株についている芋の数が多く、まえちゃんとなおとさんのあまりの速さに、遅れてしまいそうにもなりました。

 この勢いで隣の保育園前畑に行きました。

 どんどん進んでいきました。まえちゃんとなおとさんののスピードが落ちることがありませんでした。しかも、かにちゃんと私がジャガイモを取りやすいように掘り上げてくれて、私も精一杯全力を尽くそうと思いました。

 途中でスコップを交代し、掘りをかにちゃんとしたのですが、まえちゃんとなおとさんのように、一度にどさっと掘り上げることが難しく、改めて2人が凄いなと思いました。

 それでも、今までの3倍くらいのスピードで掘ることが出来たと思います。まえちゃんとなおとさんのスピード感を間近で見ていたからだと思います。このスピード感でやることが出来るんだと知りました。

 みんなの空気はとても前向きで明るくて、そのなかで芋掘りができて嬉しかったです。

 永禮さんが来て下さってダンプに積むときも、みんなの笑顔は、達成感に満ちあふれていました。いつの間にか終わっていて、みんなでやったら本当に速いと思いました。

 最後にお父さんお母さんの周りに集合しました。お父さんが麦わら帽子を取って挨拶をしてくれました。

 お父さん、お母さん、みんなで達成感を味わえて、本当に嬉しかったです。

 夕食まで時間があと1時間残っていて、残る畑はあと1枚あったのだけれど、お父さんが「今日はこの畑で終わりにしましょう」と声をかけてくれました。

 全力を尽くすことの気持ちよさ、楽しさを感じました。効率良くスピーディーに進む作業は楽しいです。そして、全力を尽くすとこんなにも楽しくて、達成感を味わえるのだと知ることができ、とても嬉しかったです。全力の先には、大きな喜びと達成感がありました。

 なのはなでは、その達成感と喜びを共有する仲間がいます。そのことも、すごく嬉しいことだなと感じます。

■鍛えたスピード感

 保育園前畑はデストロイヤーで、赤系のまだら模様が恐竜の卵みたいで可愛かったです。

 デストロイヤーという名前は、覆面プロレスラーからきているそうです。大きくて、サツマイモのような、コッペパンのような形のものもありました。

 デストロイヤーとアンデスレッドの果肉は黄色系の色をしていて、デストロイヤーは煮物向けで、アンデスレッドはホクホクして、ポテトサラダやコロッケに向いているそうで、みんなで頂けるのも楽しみです。

プロレスラーの覆面を被ったジャガイモ、『デストロイヤー』

 お母さんがアンでスレッドとデストロイヤーの花を摘んで、お風呂に生けてくれました。ジャガイモ掘りをみんなで共有できるようにというお母さんの気持ちを感じました。

 次の日、最後のジャガイモ掘りとなる、崖崩れハウス前畑下に行きました。

 この日は、お仕事組さんやりゅうさんもいてくれました。みんな気気合いが入っていました。

「よーい、スタート!」で、ジャガイモ掘りが始まります。周りからもスピード感が伝わってきました。

 この畑は畑のコンディションがあまり良くなく、スピード重視で掘っていったのですが、広い畑にも関わらず、およそ45分で回収まで終わって、本当に速かったです。

 ジャガイモ掘りを通して、別の作業でもスピードが上がっています。ジャガイモ掘りの経験が成功体験となり、嬉しく思いました。

体育館一面がジャガイモの海になりました

 収穫したジャガイモは、体育館に広げ、1週間ほど乾かし、貯蔵します。体育館一面ジャガイモが広がったジャガイモの海を見ると、豊かな気持ちになります。新ジャガイモ入りのなのはなカレーも楽しみです。