「美しく踊って」 りんね

8月16日

*盆踊り大会

 昨晩は、なのはな盆踊り大会、および花火大会が行なわれた。

 予想だにしていなかったが、私のえりさちゃんチームは、大会でグランプリになった。
 これは、私がはじめに粗悪な脚本を書いて、進行していたために、2日前に一からやりなおした盆踊りの舞台だった。
 私は、情けなくて、もう口からものをはっせず、みんなに謝ることもできなかった。とにかく、なのはなの子として恥ずかしくない舞台を、作りたかった。

 私たちがイメージを伝えると、せいこちゃんが、キーボードの即興で、みるみるうちに四つ拍子をアレンジしていってくれた。せいこちゃんのキーボードとさきちゃんの太鼓、そして、えりさちゃんたちと覚えた扇子の日本舞踊、四つ拍子を合わせると、ドラマチックな演出が作られた。
 音楽の力を思い知った。
 言葉や、日常の中で表現できないけれど、内側で表現したいと願っていることを、音楽で表すことができる。
 自在に曲を作り出すことのできる、せいこちゃんやさきちゃんが本当にすごかった。

 

 お父さんのアイデアをいただき、はじめは壊れた人形から始まった。踊ってみると、これは自分そのものであったことに気づいた。
 ぎこちなく、人間味がない。「わたしたち、もう、一生このままなのかな」その台詞も、自分の言葉であった。

 実は、「そんなことない。あなたたちは、生まれてきた使命があるのだから」と言ってくれるあゆちゃんの台詞は、あゆちゃんが考えてくださった。あゆちゃんの台詞を聞いたのは、本番が初めてだった。
 あゆちゃんの言葉は、そのまま自分に言ってもらっていることだった。本番中は緊張して、ちゃんと聞き取れなかったが、あゆちゃんの言葉を聞いてから、今の自分はどうであれ、美しく踊って表現する人を演じられて、嬉しかった。
 それも、やはり体が震えて、顔も引きつって、本当にのびやかに表現できなかったので、これから、もっともっと、表現を繰り返して、よい表現ができるようになっていきたいと願う。

 

 みんなの踊りも、本当に見ていて驚き、見入り、素晴らしかった。
 浴衣姿のみんなが美しかった。盆踊りが、こんなに目を離せないようなパフォーマンスに変えられる、なのはなのみんなが本当にすごいと感じた。
 やはり、上品に表現することは、尊いと、心を磨くためにはそうしなければならないと、思い知った。

 盆踊り大会は、これまでになく産みの苦しみを味わった。正直、楽しさより苦しさのほうが圧倒していた。
 けれど、こんな経験をさせていただくことは、本当にありがたいことだ。
 えりさちゃんチームのみんなと、最後はほっとして笑いあえたことが、嬉しかった。

 

*イチジクの水やり

 私は、ずっと一人でやらなければ、と思っていたから苦しかった。
 今日は、早朝作業後にみんなに声をかけて、4人くらいの人にイチジクの水やりを手伝っていただいた。
 するとものの10分で、もう十分というくらいに水をやることができた。だから、早朝作業でかいた汗も、シャワーを浴びて流す時間まであった。
 5人だと、5分の1以下の早さで、仕事が終わらせられるのだ。本当にありがたかった。

 晴れ続きで、お日様が強くて土がカラカラになるのは、チャンスだ。そこで水をたっぷりあげてやれば、水と、太陽の光の力で、きっと一番よく育つことができるんじゃないかな、と思う。

 最近は必ず毎日イチジクの見回りに行くことができて、嬉しい。実はお父さんが好きなドライイチジクも、完成目前である。とてもいい香りがするので、またお渡しできる日が楽しみである。