「なのはな盆踊り・花火大会」ななほ

8月15日 土曜日

 昔々、ある所に、6人の小人が住んでいました。その小人たちは、まだ見ぬ誰かに幸せを与えるため、毎日、毎日、自然の魂を磨いていました。6人の小人たちには、神様から与えられた使命を胸に、日々、精進しています。
6つの色となのはなファミリーの利他心が揃った時、空に7色の虹がかかります。

 2020年、なのはな盆踊りコンテスト。なのはなファミリーで最初の記念すべき盆踊りコンテストに出場させて頂けて嬉しかったです。全11チームが集まったこのコンテストは、あゆちゃんや実行委員さんが考えてくれたメンバーで、踊り、飾り、演じ、私たちにしかできないパフォーマンスを、私たちにしかできない演技、魅力、美しさを競いました。
 チーム発表がされた日、私は今回、なのはなのイベントで初めてリーダーをさせて頂き、とても緊張をしていたのですが、メンバーのみんなの姿を見た瞬間に、温かい気持ちになりました。平均身長150センチ。148センチから152センチの間にみんなが居て、チームの雰囲気が優しく、温かく、ふんわりとしていて、パッと頭に虹が浮かびました。

 そのままチームのみんなと顔合わせと計画立てをし、虹をコンセプトに、お花の本を開き、みんなに名前を付けました。赤はまりこちゃん、黄色はつきちゃん、オレンジはまあちゃん、水色はちさとちゃん、紫はりなちゃん、そして私はピンク。みんなのカラーが虹にマッチして、どんどん空想が膨らんで、頭の中のイメージが手に取るように浮かんできました。
 私は意外と決断力が強いのか、スパッと決めて、迷うときは迷うという矛盾した人間だなと思うのですが、レベル高く、私たちにしかできない事をと思い進めていきました。最初はどうなるかと思ったけれど、「一回全部忘れて、1から考えましょう!」と言い、虹の小人に辿り着き、6人の虹の小人となり、まりこちゃんが「アネモネ」、つきちゃんが「ルナ」、まあちゃんが「クリムトン」、ちさとちゃんが「エデン」、りなちゃんが「ルピナス」、私が「ローレンス」という名前になりました。とはいえ、(大丈夫だろうか)(本当にこんなもので良いのだろうか、なのはなの気持ち、私たちの思いが伝わるだろうか)と胸がドキドキして、布団に入っても、永遠に頭の中で考えが浮かび、音楽が流れました。
 
 私たちが選んだ曲は「ヤットサ節」。ヤットサ節の手でこねる振りが、私たちがもつ自然の魂を磨く振りとなり、6つの魂が揃った時、虹がかかります。また、この身長のみんなのヤットサ節は、小人の踊りみたいで可愛いんじゃないかと思い、四つ拍子と迷ったのですが、やっぱりヤットサ節だろうと思いました。
 夜の時間を使い、密かに寸劇を考えて、帯と髪形を考えて、次の日にみんなに伝えると、「わ~」「え、できるの?」と声を出して喜んでくれました。それがまた嬉しくて、気合が入ったし、寸劇もみんなが「いいね。すごく可愛い」、「さすがななほちゃんだね」と言ってくれて、何がさすがなのかも分からなかったのですが、寸劇を考えるのも初めてだったので、良いのか悪いのかは別として、楽しかったなと思います。

 帯をまりこちゃんとまあちゃんに特訓してもらい、つきちゃんとりなちゃんとかんざしや小物作り。大きな構想はなかったけれど、頭の中のイメージを基に、みんなに小さな7色の桃花を大量生産してもらいました。その間に、小さなツルと蝶々を作り、みんなの髪飾りの紫色のお花、ピンク色のお花、葉っぱなどと折り紙を折り、最後に合わさった時はとても嬉しかったです。つきちゃんとかんざしを作る時間が楽しくて、飛ぶように時間が過ぎて、糸や竹串を使いかんざしが完成した時は、夢の様に嬉しくなりました。

 チームのみんなと制作物を作る時間、MCを考える時間、他己紹介やアピール文を考える時間がとても楽しくて、言葉にできない喜びや嬉しさを感じました。かんざしも髪飾りも、お花紙のリボンも空き時間を使い完成させて、気が付いた時には、制作物は終わっていたのですが、踊り練習も寸劇練習もしていない。
 何と、明後日が本番という所まで私たちは1回も踊っていなかったのですが、夜の時間で踊り練習をし、フォーメーションを伝え、個人の振り入れもして、寸劇練習を大急ぎで進めました。事前に寸劇台本を渡していたので、みんながスッと振りを演じてくれたのが嬉しくて、みんなといっぱい笑って、いっぱい遊びのような、仕事のような、でもやっぱり世界で1番楽しい大人の遊びができたのが嬉しかったです。

本番当日、朝から気持ちが高まり、収穫や水やりにも気合が入りました。午前中に踊り練習をし、リハーサルも行い、照明もけいたろうさんにお願いしました。髪のヘアアレンジの練習もできて、準備物や時の目安も頭に入りました。私たちのチームはまりこちゃんとちさとちゃんがスタッフさんで、ちさとちゃんは桃で忙しく、あまり練習ができなかったのですが、最後に口で伝えると、時間が止まったように、全ての事を理解してくれました。
午後に浴衣の着付けやセット、メイクなどをして、まりこちゃんがりなちゃん、まあちゃんが私の帯をお花型にしてくれました。本当は全員に行う予定だったのですが、時間の都合上2人になってしまい、気持ちが焦ったのですが、みんなの空気で落ち着きました。

いよいよなのはな盆踊り・花火大会。私は今回、飾り係に入らせて頂いていたので、前日にみんなと吊り上げた提灯や花火の飾りを見た瞬間に嬉しくなりました。ゆいちゃんやまえちゃんが「ななほちゃん、」と呼んでくれて、私は脚立に乗って色々な物を吊っていたのですが、まえちゃんやゆいちゃんが「うん、いいね」「器用にかけたね」と喜んでくれて嬉しかったです。提灯などの飾りは今までなのはなの先輩方が作ってくれたもので、それを使わせて頂き、またお客様やみんなに見て貰えるのが嬉しいなと思います。

 あゆちゃんとなおちゃんのMCから始まり、ゲストさんのご紹介。盛男おじいちゃんや河上さん、まさはるさんは焼きそばを焼いてくださっていて、焼きそばの香りも嬉しくなりました。友の会の方も来て下さったり、永禮さんの笑顔でパワーが湧いたり、いつも牛肥をエルフに積んでくださる飯田さんや、機械の修理をして下さる池田さん。なのはなの畑作業などを支えてくれる方々が来て下さいました。
卒業生のりかちゃんも来てくれたり、まちこちゃんご家族に、河上さんの娘さんとお孫さん。あゆみちゃんとたけちゃんにひでゆきさん、のぞみちゃんとゆりちゃんも来てくれて、ピーちゃんの姿も。その賑やかさと、温かい空気に安心して、なのはなファミリーのなのはなの子の為の、身内での大会をみんなと迎えられることが嬉しかったです。

 みんなの演劇や踊り、フォーメーションにパフォーマンスも素敵で、四つ拍子に鈴を使った演出や、白と紺の浴衣。ミニトマトが好きな気持ちを表す踊りに、手作りの傘のヤットサ節。寸劇やチームのカラーがそれぞれで、どのチームの同じ曲とは思えない位、そのメンバーに合った演出や演技でした。特に『勝央点』(笑点)も面白くて、あんなちゃんがとても可愛かったり、なおとさんの三味線に、どれみちゃんの面白い役。ひろこちゃんの役も新しく、まきちゃんやはるかちゃんも本当にテレビにでていそうな演技で面白かったです。

 妖怪のようなオバケのような可愛らしい仮面をかぶった、ヤットサ節の演奏も可愛かったし、私たちのチームの何事もなく、スムーズに進み良かったです。(ピーちゃんが本番直前にまりこちゃんの手から飛んでいってしまったのは残念ですが)本当に最初から最後まで、どのチームも可愛くて、ユニークで、面白いけれど切なくて、上品に美しく、笑顔に溢れた演奏が見ていても夏らしく、爽やかで上品な気持ちになりました。

実行委員さんが作ってくれたパンフレットも素敵で、お父さんたちのゲストの方の審査員の方にも喜んで頂けて嬉しかったし、なのはな盆踊りコンテスト第1回目が無事に大成功で終わり嬉しかったです。

盆踊りコンテストの後はまさはるさんや永禮さんが作って下さった特製の焼きそばに、なのはな産のポテトサラダや豪華なお祭りメニューを頂き、焼きそばが美味しくて、モチモチで、元気が出ました。そして、お待ちかねの花火大会。今年は去年の3倍の花火を用意してくださり、手持ち花火だけでも全部で2000本以上あったんじゃないかと思うくらい、大満足してしまい、あゆちゃん達に感謝の気持ちでいっぱいになりました。実行委員さんの寸劇オープニングやしほちゃんのあけみちゃんのダンスも嬉しくて、なおちゃんとなおとさんとけいたろうさんの花火師の役が新鮮で、ワクワクしました。

 手持ち花火の時にまりこちゃんが空高く持っていて綺麗だったり、私もくるくる回したり、みんなと火を分け合ってその時間が楽しかったです。チームの人が15回変わる花火を渡してくれて、みんなで15回数えたのですが、色がクルクルと変わっていくのを見ていても嬉しくなりました。特に青緑色や虹色が綺麗で、好きだなと思ったり、パチパチやイナズマトルネード、黄金花火に、キウイやマンゴーの香りの花火。どの花火も見ているだけで心が落ち着き、癒されました。

 そして最後は打ち上げ花火。みんなの思いを花火にして、空高く打ち上げられました。私も畑Bチームの願いを書かせて頂き、空に打ち上げて頂き嬉しかったし、畑や目標、よしえちゃんにゆりちゃん、たけちゃんのお誕生日おめでとうに、おじいちゃんや友の会の方に感謝の気持ちなど、色々な物を打ち上げることができて良かったです。河上さんのお孫さんがものすごく喜んでくれて嬉しかったし、何百発もの花火を花火師さん立が打ち上げて、その姿がカッコイイなと思いました。ナイアガラや紫の花火、黄緑の打ち上げ花火や、キラキラとした花火。シャワーのように落ちてくる花火。本物のお花型の打ち上げ花火、どの花火を見ても、心が動いて、(ああ、なのはなに居られて幸せだな)と思いました。

 みんなとなのはな盆踊り・花火大会ができて嬉しかったし、最後のかき氷も、永禮さんが特盛にしてくれて、ちゃっかり甘ーいキャラメルシロップに、なのはな産の小豆もトッピングしてもらい、ものすごく甘く、美味しく、贅沢なかき氷を頂きました。宇治金時も味見させて頂いたり、永禮さんの笑顔が本当に嬉しくて温かくて、どこを見てもみんなの笑顔があって、心から幸せだなと思いました。古吉野の星空も美しく、ここで大人になっていけるのが嬉しいです。本当に特別な1日をみんなと遊べて、楽しめて、上品に美しく、私もまた1段、みんなとレベルアップできた様に感じました。