8月15日(土)「夏の盆踊り・花火大会 & 「人形の四つ拍子」の物語」

8月15日のなのはな

〈夏の盆踊り&花火大会〉

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 いつもなのはなファミリーの畑を手伝ってくださる方々や、家族のみんなと、特別な一夜を過ごしました。
 古吉野なのはなはお祭り会場。

 紅白の提灯、幕を飾り、舞台中央には和太鼓。色とりどりの浴衣を着たみんなが集っています。

 ヒヨドリのピーちゃんも一緒です。
 嬉しい気持ち、これから始まる盆踊りコンテストへの緊張、楽しみな気持ち、みんなと一緒にいられる安心感が満ちて、明るい声、明るい笑顔が行き交います。

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〈ヒヨドリのピーちゃんもみんなの手や頭に乗って、 音楽に合わせて歌っていました〉

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 今宵の審査員の方々を紹介いたします。
 山小屋のオーナーで 私たちのおじいちゃん、有元盛男さん。

 なのはなファミリー友の会会長、永禮さん。
 永禮さんとおそろいの鮮やかな黄色のポロシャツを着てきてくださった、友の会副会長の中島さん。

 栄養満点の牛肥を提供してくださる、町川牧場の飯田さん。

 なのはなファミリーの台所を支えてくださる河上さん。
 世界で一番美味しい焼きそばを焼いてくださる河上正治さん、いつも私たちの農機具を直してくださる池田さん。

 卒業生のりかちゃん。まちこちゃんご夫妻とようたくん。
 河上さんの娘さんゆりちゃんとりかちゃん、ゆりちゃんのお子さんようたろうくんとみさきちゃん。
 あゆみちゃんご夫妻とたけひろくん、のぞみちゃんとゆりちゃん。

 なのはなファミリーでみなさんと出会い、みなさんがいてくださる、みなさんといさせてもらえるから、未来へより大きな希望を持つことができます。
 そのことに感謝して、みなさんと一緒にこのお祭りを楽しみたいと思いました。

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 上品に、華やかに。なのはなファミリーの心意気を表現します。
 全11チームが、浴衣を選び、着方を考えて、飾りを作りました。

 勝央音頭の踊りに、新しい振り付けをつけたり、全くオリジナルの演奏をするチームもありました。

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 お父さんは、表現されるべきものははじめからあって、それを探し出すだけだよ、と教えてくれます。

 そこに辿り着くために、チームのみんなと一緒に、私たちだからできること、私たちにしかできないことを一生懸命考えて、知恵を出し合って、能力を出し合って、練習してきました。

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 なのはなファミリーに来て、お父さんお母さんみんなと過ごし、私たちを応援してくださるたくさんの方々に出会い、はじめて未来への希望を持つことができ、未来を信じて今を力強く生きている。

 その私たちの人生をまだ見ぬ誰かに伝えるために、大げさに聞こえるかもしれないけれど、表現する場としてみんなとコンテストに向かいました。

 それはコンテストに限らず、日々の生活、仕事も同じです。

 コンテストだから、順位はつくけれど、それぞれのチームの発表に、一人ひとりの物語り、みんなの物語が表現されました。尊いものでした。

 みんなと表現できたこと、これまで一生懸命に練習してきたこと、出し切ったことが嬉しかったです。

 

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 盆踊りコンテストのあとは、河上正治さんが焼いてくださった世界一の焼きそばをいただいて、花火大会です。

 みんなの思いを打ち上げる花火は、華やかに空に弾けて消えてゆきます。潔く美しかったです。

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〈花火大会のオープニングは実行委員さんによる寸劇と、 なのはなトップダンサー、あけみちゃんとしほちゃんによるダンスが披露されました〉
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〈花火大会の前半は手持ち花火を楽しみました!〉

 

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〈なのはなファミリー打ち上げ花火〉

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 永禮さんが、美味しいかき氷を用意してくださり、みんなでいただきました。
 とても美味しくて、みんなが笑顔で、しあわせでした。

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 私たちは、私たちの心意気を表現しながら生きていく。
 美しく、上品に。
 このたくさんの仲間とともに。

 自分の生きていく原点をみんなで確かめ合い、より深く心のなかに落とすことができた、大切な一夜でした。

(さやね)

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ここまでの記事は、さやね が担当しました。
ここからは、えりさ が担当します。

 

 

***

―夏の盆踊り大会 もう1つの物語―
『人形の四つ拍子』

「一人ひとり生まれ持った使命がある。
 過去に捕らわれずに、のびのびと、誰かの希望になる美しい人生を送りたい」
 そういう願いを込めて、今日、私達は踊りました。

『人形の四つ拍子』と題した、私、りんねちゃん、さきちゃん、せいこちゃん、なつきちゃんの5人のチームはグランプリをいただいて、とても光栄でした。
 みんなで分かち合えた喜びは一生の宝物になります。

 しかし、実は私達はいろいろな試練を乗り越え、「なのはな盆踊り大会」を迎えたのです。
 

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 会場で配られたチーム紹介のパンフレットに記載してあった通り、私達はつい3日前まで全く別のコンセプトで台本、振り、制作物を考え、本番に挑むつもりでした。

 パンフレットの写真で私達は笑顔でしたが、その笑顔の裏には、
「これで大丈夫なのかな」 
 という大きな不安がありました。

 12日の夜、お父さんにコンセプトを見てもらうと 、
「これはだめだ。上品ではない」
 と却下されてしまいました。

 本番直前なのに、またゼロから考え直すはめになってしまった私たちは、絶望さえ感じていたと思います。
 翌日集まっても良い案がなかなか出ず、本番が明後日だと言うのに、闇のまま時間だけが過ぎていきました。

 しかし、あきらめて、チームを空中崩壊させることは私達にとって選択肢ではありませんでした。お父さんの厳しい言葉は、私たちの中に火をつけました。
 

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「とりあえずチームメンバーの力を最大に発揮させるものを作ろう」
 と思い、さきちゃんの太鼓とせいこちゃんのキーボード演奏をいかに引き立てる方法を考ようとしました。

 驚くことに、せいこちゃんは半日もかけず、あっと間に四つ拍子にあったキーボードの楽譜を作成し、さきちゃんの太鼓と綺麗に合わせて演奏ができるところまで進めてくれました。

 キーボードと太鼓に合わせて盆踊りすることは新しい試みだけれど、ためしにやって見ると、笑ってしまうぐらい楽しく、大きな希望を感じました。

 お父さんお母さんと少し相談し、考えた案が、壊れた人形が人間になるというコンセプトでした。
 13日の夜にやっと決めたことで、練習時間は実質本番前日の午後と夜の時間だけでした。

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 14日の午後、5人で3年生教室に集まり、全体の構成を考えました。
 最初無理した笑顔で踊る3人の日本人形たちが途中で壊れ、何かをきっかけとし、人間に生まれ変わり、最後は太鼓とキーボードのメロディーに合わせて生き生きと踊る。

 構図はシンプルそうだが、上手に表情作りをしないと、意味不明な演奏になってしまう。
 時間は迫る中、表情をとにかく揃える練習をしました。
 人間になった後、太鼓とキーボードに合わせて踊る演奏は練習中でも涙が出てくるぐらい、感動的なものになっていました。

 

 しかし、その感動に見合った前半の演奏、演技を考えるのに苦戦しました。
「何か」がきっかけで、人形が人間になる。
「何か」がきっかけで、希望を持って踊れるようになる。

 消灯時間になっても、前半と後半を結びつける重要な一言を思いつくことができませんでした。

 しかし、それは仕方がないことでした。
 私達はまさになのはなで解放されている途中の半分人間、半分人形のようなもので、はっきりとした転機の一言を考えるのには未熟でした

 その「何か」は多分、私たち自身にも足りていない、必要なものかもしれません。
 前日の夜、消灯がせまる中、私は慌てて一年生教室まで駆けつけ、あゆちゃんに相談しました。

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 忙しいのに全く困った表情一つもせず、あゆちゃんは 、
「リハーサルで演奏を見て、台詞考えとくね」
 と言ってくれました。
 あゆちゃんの大きい優しさに救われて、
「絶対に明日のリハーサルであゆちゃんが分かりやすい演奏をしよう」
 とチームで決意しました。

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「自由になりたい」
 自分の好き勝手に生きるという、我欲にまみれた思いはなのはなでは通用しない、捨てるべき気持ちです。
 しかし、なのはなでの「自由」とは、過去から解放され、ただ、前を向いて生きるという、本当に美しいものです。

 私達一人ひとりが抱える心の傷から解放される、なのはなで成長させてもらっている奇跡をどうにか踊りと音楽で表現したい、という願いから生まれたのが、昨夜の盆踊り大会で演奏した「人形の四つ拍子」でした。
 なのはなのみんながいるからできた演奏でした。

 最後の最後まで分からないままの 大変な3日間でしたが、最高に楽しく、大きく成長するきっかけとなった経験でした。
 今日、私達のパフォーマンスを見て、私達のメッセージがみんなにも伝わったら良いなと思います。 

(えりさ)

 

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〈「人形の四つ拍子」チームは、 盆踊り大会でグランプリを獲得しました〉