「あるべき心、初めての遊び」 ななほ

8月1日 土曜日

『海』

・海の遊び方

 卒業生のりかちゃんも現地集合で来てくれて、家族みんなが揃ったところで、チーム発表とお父さんのお話。
 私はやよいちゃんチームで、りかちゃんやみかちゃん、みくちゃんにふみちゃん、ひろこちゃんにさきちゃんとよしみちゃんなど、いつもはあまり揃わないような、オールマイティーなメンバーで、このメンバーで遊べるのが嬉しいと思いました。

 必ず、溺れない。スイカを素手で割って骨折しない。車のバッテリーをあげないというのを心において、数人でバディを作り、バディのチームで行動をしました。

 そして、第1種目目は、初っ端から全身がビショビショになる、「お宝探しゲーム」。
 お父さん、お母さん、須原さんが投げる小さなカラーボールを、70人全員が海に入り、潜って探します。
 どこにボールがあるのかも検討が着かないまま、一斉にみんなが走り、海の中が砂まみれになり、何が何だか分からなかったのですが、(どの位濡れるのだろうか)、(砂が入ったらどうしよう)なんていう不安が、真っ先になくなり、いくらでも濡れてしまえ、頭から海水をかぶってしまえと思いました。

「お宝探しゲーム」の後は、お昼まで自由時間で、お父さんとお母さん、みんなについていき、洞窟の向こう側に行きました。
 洞窟と言っても、何かの建造物のような、高さが100メートルあるんじゃないかという大きな岩の洞窟で、その向こう側には、またアトラクションのような海が広がっていました。

 シュノーケルをつけた人、ゴーグルをつけた人がいると思ったらなのはなの子だったり、何人かの人の写真を撮っていたら、後ろに知らない男の人が両手をあげて写真に写ってくれて面白いなと思ったら、まさかのけいたろうさんだったり、本当にみんなが居てくれるから、どこにいても寂しくありませんでした。
 洞窟の中は、水が全て透き通って、深いところは足が付かない所もあったのですが、比較的歩きやすく、走ったり、泳いだりできました。

 何人かの人が、岩からダイブしていたり、ウニを捕まえたり、海藻を持っていたり、お父さんもみんなの中で必死にタコや魚を捕まえていました。
 お母さんが崖の上に登っていて、途中で手招きをして呼んでくださったのがとても嬉しく、本当に上から見る景色がまた、美しかったです。
 どこまでも広がる海。誰も1人ボッチの人がいない、みんなの笑顔。どこからかお父さんの「捕まえたよ~」という声が聞こえその空気が温かかったです。
 お母さんの横に座り、みんなの中にいられたのが嬉しくて、ちさちゃんやかにちゃん、あゆちゃんも来てくれて、上からみんなの姿を見られたのも嬉しかったです。

 白井さんが貸して下さったウオーターベットに乗ったり、リュウさんの船のようなボートに乗って、オールを漕いだり、浮き輪に乗ったり泳いだり、何をしても笑顔になって嬉しくなりました。
 後半はりなちゃんと魚取りをして、シュノーケルをちゃんと使えるようになったのは今日が初めてだったのですが、無事に塩水を飲むことも無く、長時間水に潜ることができました。

 海藻に這って泳ぐ茶色とグレーの魚。黒と白のエンゼルフィッシュのような魚。アジのような原色の魚に、大きな巨大魚の姿もありました。
 細長い、ウツボのような不思議な魚も見つけたり、地面に20センチのカレイもいて、その魚を必死にとろうとしていたのですが、上手く網が入らなくて、30分間かけても、捕ることができませんでした。
 あまりに夢中になってしまい、集合時間を忘れてしまい申し訳なかったのですが、無事にみんなの中に戻れて良かったし、次回は、魚釣りや魚取りをしたいなと思いました。

(海ってこんなに楽しいんだ)、私は「海水浴」とか、「泳ぎ方」、「魚釣り」など言葉では海の遊び方を知っていたけれど、全く遊び方が分かっていなかったと思いました。こんなに魚を取るのが楽しいんだと思い、お父さんが小さい頃、毎日海に出かけていく理由がすごく理解できました。
 本当に海の中に入るだけで、気持ちがワクワクして、みんなの笑顔を見るだけで嬉しくて、写真を撮っても、どれもが絵になって、海が好きだなと思いました。

 

・あるべき心、初めての遊び

 昼食は台所さんたちが用意してくれて、大きな大きな梅干しおにぎりに私は子供だからかオレンジジュース。
 お弁当の蓋を開けると、ハート形の卵焼きにウインナー。キュウリの辛子漬けやミニトマトに、大きなころもたっぷりのジュ―シー唐揚げ。
 海の遠足メニューが嬉しくて、美味しくて、気が付いたら疲れていた体にとって、パワー回復となりました。
 オレンジジュースの一気飲みも、お腹がタプタプにはなったのですが、甘くて贅沢で、台所さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 今日は一緒に行けなかったけれど、河上さんが海のメニューを考えて下さり、白井さんがボートを貸して下さったり、みんなの応援をしてくださり、桃メンバーの人やお仕事組さんが「行ってらっしゃい」と言ってくれました。
 お父さんとお母さんが「みんなの分まで楽しんでこよう」と言ってくれて、本当にみんなの分まで遊んで、笑って、お土産話をたくさん持ち帰って、いっぱい写真を撮ろうと思いました。

 昼食後は、「キャッスルアンドツタンカーメン」。みんなで砂のお城と、人を埋めて、ツタンカーメンのような砂像を作りました。
 私はツタンカーメンの方を担当させて頂き、よしみちゃんが少し体が冷えてきたとのことで、思いっきり砂に埋めました。
 女の子だからと思い「人魚みたいにするのかは?」と言ったら、チームのみんなが賛成してくれて、早い段階から、人魚としてのイメージで、身体の部分の胸やくびれを作り、ひれを作り、あっという間に1時間が過ぎてしまったのですが、最後はウロコを作って石を敷き詰め、髪の毛を描いたら、無事に完成しました。

 どのチームの作品もレベルが高くて、お城の方はどれも見た事が無い様な立派なものができていました。
 ゲームの前にお母さんが、「砂を少し掘ったら水が溜まるんだけれど、その砂をこうやったら、上手く積みあがるんだよ」と教えて下さり、お母さんのお話が嬉しくて、人生で初めて、海で砂遊びをしました。

 私は海に行っても、泳ぐのではなく、海岸を歩いて楽しむものだと思っていたし、魚を釣るのも、お城を作るのも、もちろん、砂に埋もれるのも、水着を着るのですら、あまりしてこなくて、本当に砂でお城ができるなんて信じられませんでした。
 友達がいないと遊べない、親の前で恥ずかしくて水着も着れないし、はしゃぐこともできない。
 いつも冷静で、大人でいないと、恥ずかしいし、私が砂まみれになって、全身ビショビショになったら後が大変だから、許してもらえないと思っていました。

 親も一緒に遊ばないし、まず遊び方を知らなかったんだと思います。
 こんなに楽しい遊びがあったなんて想像もできなかったし、やっぱりなのはなのみんなだから楽しくて、なのはなの子だから、ものすごくレベルの高い、高度な遊び、作品ができるのだと改めて感じました。

 お父さんとお母さんチームの、ものすごく高くそびえ立った、お城。けいたろうさんチームのインドのような、アジアンテイストで可愛らしいお城。
 あゆちゃん達の、ガウディ建築のような、いくつもの棟と崖が立った、本当に王様が住んでいるようなお城。
 シンプルだけれど、可愛くて、立派で、上品で、華やかで。どのお城もレベルが高く、面白く、素敵でした。
 須原さんチームは、砂を袋に入れてホイップしていたり、ディズニーシーのアリエルのお城のような、渦巻き型のものすごくリアルなお城ができていて、このお城を見ているだけでも、作ったという事実だけでも成功体験になりました。

 ツタンカーメンの方はというと、私たちの人魚の他に、なのはなマーメイドもいれば、なおとさんの「芋堀チャンピオン」こと、筋肉男。
 なおとさんの決め顔がまた面白く、日焼けをした顔に、茶色く水で固めた砂が合っていて面白かったです。
 けいたろうさんも不思議な格好をして、不思議な人物になっていたり、リュウさんの作品も面白かったし、男性陣が本気になって砂に埋もれ、砂像になっている姿が見ていても笑ってしまいました。

 須原さんチームはリアルツタンカーメンだったり、お父さんの審査も話を聞いているだけでも楽しくて、全てのお城とツタンカーメンの写真を撮って回り、色々な角度から写せたことが嬉しかったです。
 崩してしまうのが勿体なくも感じたのですが、ツタンカーメンの中からは人が現れ、砂のお城はいつか、海の波で崩されてしまいます。
 でも、ものでは残らなくても、ちゃんと、心の中に楽しい気持ちや達成感。喜び、嬉しさなどの大きな成功体験があって、これ以上ない、特別な遊びとなりました。
 私も子供ができたら、お母さんの砂のお城の作り方を教えてあげたいし、砂に埋もれてみたいし、埋もれさせてあげたいし、魚釣りも、海藻摘みも、全ての遊びを教えてあげたいなと思います。

 

・お楽しみの自由時間

 砂遊びの後は、2度目の自由時間。
 海に入り、少し浮かんでいたら、なおとさんやけいたろうさん、のりよちゃんが来て、一緒に海にダイブしました。
 何回もダイブをしていると、もう本当にヤケクソになって楽しくて、こんなにみんなと嬉しさを共感できるなんて、なんて幸せだろうと思いました。
 また、途中から、人間ジャンプが始まり、まきちゃんやりなちゃん、リュウさんをみんなで抱き上げ、海にポーンと飛ばし、私もその中にいられて楽しかったです。

 なおとさんに「次はななほちゃんだよ」と言われた時は、ギクッとしたのですが、投げられて水の中に飛び込むのが、最高に楽しいと知りました。
 一応、泥んこ相撲からの仕返しで、なおとさんも投げ飛ばしたのですが、最後は「個人的にななほちゃんを投げたい」と言われ、お姫様抱っこで、海にぽ~んと投げられて、気持ち良かったけれど、悔しくて、でも嬉しかったです。

 本当に自由時間が怖くなくて、逆にとても楽しくて、楽しめて、みんなが居るから楽しいのだと心から思いました。
 笑って、声を出して、みんなと遊べるのが嬉しくて、大人の遊びだなと思いました。

 

・一発勝負、スイカ割り

 そして、続くスイカ割り大会。スイカ割りをするのは1年ぶりで、ものすごく楽しみにしていました。
 なのはなのスイカ割りは、マクワ割りでもあり、みんながクルクル回り、スイカやマクワウリを割る姿が見ていて気持ち良かったです。
 カメラを撮りながら、スイカもたくさん頂き、全部で5切れの大きな大きなスイカを食べました。

 後半はお腹がタプタプになったのですが、ものすごくシュガームーンが甘くて、美味しくて、ジューシーで、アミノ酸の効果も大きいのかなと感じました。
 私もなおとさんと戦い、静かに勝つことができて良かったし、お父さんとお母さんの試合を見させて頂けて嬉しかったです。
 実行委員さんの目隠しや寸劇も面白く、やっぱり海は、やっぱり夏は、スイカ割りだと思いました。

 最後は海のお宝鑑定団があり、お父さんとお母さんがみんなが撮った魚や貝を好評してくださったり、砂を落とすついでに、ラストの締めもお宝探しゲームで、ボールが見つけられなかったのは悔しかったのですが、最初から最後まで本当に楽しかったなと思います。

 シャワーも浴びて、洋服に着替え、お母さんやかにちゃんと話していた紫色のスズランも見つけ、とても嬉しくなりました。
 帰りの車は、運転手さんが眠くならないように、私たちも眠らないと宣言し、1時間半の間、永遠としりとりをしました。
 それがまた楽しかったし、何度かお父さんから助手席のさやねちゃんに電話があり、お父さんの言葉や、電話が本当に優しくて、優しくて、車にいても温かい気持ちになりました。

 古吉野についてからもお片付けをし、洗濯物を取り込み、夕食はカレーやスイカに夏メニューで本当に夢のような1日だったなと感じます。

 今日はお留守番をしてくれていた、桃メンバーのみんなやお仕事組さんにも色々とお話したいし、お留守番のみんなの笑顔も嬉しくて、やっぱり古吉野が世界で1番幸せな場所だと思いました。
 また、今日は海に行けなかったみんなが海に行く時に、お話をたくさん聞かせてもらえたらなと思うし、お父さん、お母さん、みんなと海に行く事ができて嬉しかったです!