「模試」 のん

8月1日

○模試
 今日はみんなが海に行く、ということで、7時朝食にお昼はお弁当、ときいて、これは本番と同じスケジュールで何も気にせず模試をできるチャンス! と思って、最後の模試を本試験と同じ時間で解きました。

 昨日の夜、今日このスケジュールでやる、と思ったら、少し緊張してきました。朝、朝食を食べて当番をして、みんなが海に行く準備をするなか、6年生で勉強を始めました。8時15分にみんなが出発して静かになると、余計に緊張感が増しました。

 本試験は9時から11時で簿記論、12時半から2時半で財務諸表論。机に問題を置いて、9時になった瞬間、ストップウォッチのボタンを押してスタートしました。と思ったら、間違えて財表の問題を用意してしまっていて慌てて取り替えて再スタートしました。

 残念なスタートの割に、問題の世界に潜るのは速かったです。第1問はあまり使われない方法で切られている仕訳の穴埋めでした。決算手続の間接仕訳法、と書かれていて、見たことも聞いたこともないので、分かるところをちゃんと埋めて、あとは勘で埋めました。
 
 1級でやったけど簿記論ではやってないオプション取引、先物取引なども出てきて、覚えてるか少し心配でしたが、多分こうだった、と思って勘定科目名を書いたら、次ページのその問題の末尾に記号で勘定科目を選択する形式になっていて、しまった! と思ったけど思い出した勘定科目名が全部正確だったことに少しほっとしました。

 第2問の本支店会計の問題がありました。残高試算表の本支店間の取引の勘定が釣り合うように未達取引を修正しました。ほとんど埋まったけれど、本店が支店に発送するときに従来より一定の利益を付加している、とあったのですが、何%なのかを与えられた資料から求める方法が思いつかず、後回しにしました。

 第3問では、謎の「貸出コミットメント」なる資料が1ページ使ってどん、と出ていて、それがどんな実態のものなのかさっぱり分からなかったけれど、読み込んだら仕訳は切れるだけの情報があるはずと信じて読んで、これ、と思う仕訳を切りました。

 1つ1つの決算整理事項は、問題文が何を言ってるのかちゃんと捉えて考えたら難しくないけれど、量が多くて、終わるかどうか、時間との戦いで、ストップウォッチを何度も見ながら解きました。

 解き終わって、ちょっと呆然として、それからお昼を食べようと思って、台所の鍵を取りに行って、台所の冷蔵庫に用意してくださってあったお弁当を6年生でいただきました。ぼーっとしている頭に、キュウリの辛子漬けの塩気や辛さ、卵焼きの甘さ、おにぎりに入った梅干しの酸っぱさがじんわり届きました。

 

 12時半からは財務諸表論です。今度はちゃんと財務諸表論の問題であることを確認して、スタートしました。理論は、知ってることを知らない聞き方で問われたり、知らない単語が並んでいて、戸惑いました。たくさん空欄を残したまま、後回しにして、計算に移りました。

 決算整理前残高試算表を見ると、材料仕入などがあって、製造原価が出てくる、と思い、答案用紙を確認したら、科目ごとに細かく表示するようになっている製造原価報告書があって、製造原価になるものを気をつけて解かないといけないと思いました。

 悩んだ問題は、株式交換、工場の敷地の舗装工事でした。株式交換は、資料を読むと交換比率が逆じゃないか? と思えてならなくて、そのまま解いたら連結財務諸表に出てくるのれんがかなり大きくて、でも資料を読む限りそうとしか思えなくて、もういいや、と思ってそのままにしました。(結果、交換比率が逆で間違えました)

 工場の敷地を駐車場にするために舗装工事した、とあったのですが、工場の敷地だから製造原価だろうか、だけど製造に関係ないから販管費かなと思い、販管費にしました(答えは製造原価でした)。

 18分くらい残して、理論に戻りました。そうしたらさっきは「知るか!」と思った超過リターンや正常リターンなど、初めて見る単語からなる文章が、よく知った内容に見えて、わかるところがまだある、と思えました。

 分からないところもとにかく埋めて、計算に戻って、販管費を書く欄がずれていることに気がついて、書き直している途中でストップウォッチが鳴りました。

 

 計算では初見の論点でも仕訳に必要なことを掴めるようになってきました。逆に中途半端に知っているところで読み飛ばしや深読みしすぎなところもありました。資産除却債務に対応する除却費用を将来加算一時差異とするのを忘れていました。もっと正確さが欲しいと思いました。でも2時間問題のなかに潜るのは、集中がしっかり出来るとやっぱり面白いなと思いました。

 

○みをつくし料理帖
 この本の作者の方が、10年司法試験を落ち続けて、漫画の原作者になり、作家になったという話をお父さんから聞かせていただいてから読むと、この人もきっとこの主人公のように、周りの期待と、置かれている環境と、自分のやりたいことと、今まで目指してきたものとの間で、死ぬほど悩んだんだ、と感じました。

 それは私にとってもずっと悩んでいることで、私よりももっともっと深いところで悩んだ作者さんの、葛藤と、不安と、願いと、導かれた答えが登場人物を通して書かれている気がしてなりませんでした。お父さんのお話を聞かせていただく前から、欲しい答えが台詞の1つ1つにちりばめられている気がしていましたが、お父さんのお話を聞いて、納得しました。そう思って読むことで、もっともっと自分にその答えが入ってくる気がしました。主人公の澪のようになりたい、と思いました。こういう人になりたい、というのが今までいまいち上手く持てませんでしたが、今は、澪のようになりたい、と思います。この本に書かれていることは、すごく自然に、でも真っ直ぐに、私に入ってきます。この本と、この作者さんと出会えて、本当によかったと思います。

 

○ハウスミーティング
 頭がまとまらなくて書くのが遅くなりましたが、先日のハウスミーティングが忘れられません。話を具体的に言わないで、相手に知られないように踏み込まれないようにして、壁を作っているところが、かたい、ということ。

 中学生になったとき、周りに馴染めなくて、1人でいたとき、委員会何にするのとクラスメイトに聞かれて、学級委員と答えたら、「やっぱり」と言って笑われたこと。全部悪口、からかいのネタにされているような気がして、言葉が出なくなりました。思い出すだけでまだ涙が出てきます。小学校のときには他愛もないことでずっと話していられたはずの友達と、登下校の20分間、話すことが思い浮かばなくて、なにも話せない日が何日も続くようになりました。

 クラスメイトは私を馬鹿に出来る機会を狙っているように感じました。大人たちは優秀で、できる子であるから私に優しいのだと感じました。失敗したらクラスメイトに後ろ指指されて笑われて、大人たちに失望されるのだろうと思っていました。できることで馬鹿にされないようにして、居場所を確保してきました。

 相談するという概念がありませんでした。できない、分からないことを悟られてはいけないのに、わざわざそれを露呈するようなものじゃないかという思いが根底にあるのだと思います。ハウスミーティングでも、いつも質問を考えるのにすごく時間がかかります。

 できなくてもいい、怒られながらでいい、とお父さんが言ってくださいました。速く、速くそう思えるようになりたいです。ハウスミーティングの次の日の朝の野菜切りが、私がリーダーだったのですが、芋がどこにあるのかないのか、洗ってあるのかないのか、もう1箱出てきたのなんので、超ぐだぐだだったのですが、私がてんやわんやしてる分、みんなが頑張ってくれて、助けてもらってやるでいいのか、と少し思えました。

 あともう1つ、当番でやり方などを伝えるときに、相手に、怒られたと感じさせてしまうのは、私が教えようとしているからだということ。丁寧に説明なんかしたら、真綿で首を絞めているようなもの。指示ではいけなくて、自分の気持ちで伝えること。

 意識して変えていきます。みんなが気持ちよく当番ができる空気を作ります。助けてもらっている意識をもっともって、みんなのためにも、自分のためにも、良い関係でできるようにしたいと思いました。

 

 
 今日から8月です。海に行ってきた、さやねちゃんやひなのちゃんやれいこちゃん、ふみちゃんが貝殻を持って帰って来て渡してくれました。恵まれている環境で勉強してる、と改めて感じました。みんなの思いに応えられるように頑張ります。