「全力で遊べた時間」 なつみ

8月1日

 明日は海。昨夜は興奮して、ワクワクして、どう頑張っても寝られるはずなどなく、今朝は完全寝不足で、りゅうさんカーのステップ226に乗りました。
 行きの車では、どれだけ今日の日を楽しみにしていたかをみんなで演説し、何したい、あれしたいなど、楽しい話題で持ちきりでした。
 途中、目の前を走る須原さんとのりよちゃんが乗る軽トラのサイドミラーに、キュウリの一本漬けを食べる須原さんの姿が見えて、寝不足で変に冴えた脳みそがホッコリ、落ち着きました。

 いよいよ海に着きました。任務である場所の確保もそこそこに、遊びまくりました。
 みんなが来る前に海へがっつり入って、のりよちゃんやりゅうさん、るりこちゃんと一緒にウォーターベットから転げ落ちたり、シュノーケルを付けて魚を見たりしていました。(みんなより先に楽しんでしまって済みません)
 遊んでいる時間はあっという間で、みんなすぐに来てくれました。
 
 みんな揃ったところで、なのはなの夏が始まります。海遊びの戦いです。
 私はなおとさんチームで、負けん気に火を付けて、メラメラの気合いで戦いに挑みました。
 オープニングでは「宝探し」。
 お父さんが海に投げるカラフルなボールを探します。1個100点。全部でボールは12個。
 海中を必死で探しているのに、もう既に誰かが見つけたのか、チームで1つもボールをゲットすることは出来ませんでした。出だしは、言うまでもない感じです。

 その後はお昼まで自由時間。
「何がしたいですか!」と言うなおとさんの声かけに、私は即座に、「魚を見たい! です!」と言ってしまいました。(遠慮が無くて申し訳なかったです)
 チームのみんなが魚を見るという事に賛成してくれて、私はみんなと白いお魚や、岩肌に似た模様や色のお魚、ウニを見ることができて嬉しかったです。
 先発組で魚を見たとき、どうしてもみんなにお魚を見て貰いたくて仕方無かったです。
 だから、それが叶ってすごく、嬉しかったのです。
 途中、みほちゃんと一緒にお魚を追いかけ続けました。
「あそこに魚の群れがいるよ! こっち」
「あの岩の間に魚が!」
「魚いっぱいいるねぇ」
 追いかけて、追いかけて、確かに捕まえたい気もするけれど、小さいお魚が自由に大きな海の中を泳いでる姿がとても勇敢で格好良く見えて、ずっと泳いでいる姿を見ていたい気もしました。それに、背びれがちょっと小さいのも可愛かったです。

 1番印象に残った海の生き物は「ウミウシ」です。
 岩にへばりついてなかなか離れないこの子に触れたとき、思わずドキッとしました。
 なんだかムニムニしていて、他の魚と手触りが違います。ナマコかと一瞬思ったのですが、見た目が違うなぁと思い、やっと引っぺがした謎の物体を手のひらにくっつけて遊んでいたら、誰かが「ウミウシ」という名前を教えてくれました。
「君はウミウシなんだね」と話しかけて、可愛がっていたら、「それ何?」と聞いてくれる人もいて、手の平にのせてあげると、うぎゃっと言う人もいれば、私みたいにムニムニしてると言って可愛がってくれる人もいて面白かったです。
(ウミウシ飼いたいなぁ)と思ってしまうほど、なんだかとても可愛く見えました。
 お父さんが気持ち悪がらずに、ウミウシを手にとってくださったことも嬉しかったです。
 
 昼食後には、お城とツタンカーメンを砂で作る大会(キャッスルツタンカーメン……ナントカ)をしました。
 憧れの砂のお城作り。さやねちゃんやまみちゃんの指示に従い、城の土台をつくって壁を
 ツルツルにしたり、お母さんが教えてくださった、「トロトロ技法」を真似て、砂水で塔を作りました。
 ふと隣の隣。かにちゃんチームを見ると、お母さんがガウディの壁のようなお城をトロトロ技法で作成していて、私のチームのお城はかなり良い感じだと思っていたのですが、あのお城を見ると、悔しいのですが完敗だと思わず思うほど圧巻のお城でした。
(私もお母さんとみんなと、大きなお城をつくってみたいと、思ってしまいました)
 そしてそのお城を波から身を挺して守る、かにちゃんとひろちゃん。格好良かったです。ツタンカーメンを作っているなるちゃん達は、なおとさんをモデルに、筋肉隆々の「芋掘りチャンピオン」のツタンカーメンを作り500点を貰っていました。
 私は、あれをツタンカーメンだとは、正直思えないのだけれど、他の何よりも面白くて、あのムキムキのボディに似合う顔をキメてくれているなおとさんが素敵だと思いました。暑い中、ツタンカーメン? 役を頑張ってくださってありがとうございます。

 そして次にはスイカ割り。
 まず、お父さんお母さんの美しいスイカ割りに気持ちがスカッと、見てて気持ち良くて、潔い試合が面白くて、お母さんが、お父さんとスイカ割りに参加してくださってとっても嬉しかったです。
 今回はルールが色々あって、去年以上に面白かったです。あと、スイカ担当で今日は海に来れなかったあけみちゃんの魂がスイカに乗り移って、そのスイカの台詞を寸劇で言っている、ひなのちゃん。最高に可愛かったです。 

 私のことになってしまうのですが、スイカ割りクイーンに選んで貰えて、チームに200点貰えたことが嬉しかったです。お父さんお母さんとナビしてくれたみんなのお陰でチームに貢献できました。
 なおとさんやみんなのナビがあって、スイカを割れたのです。特に私が上手だとか、私が何かしたわけではないのですが、こうやって皆のおかげで今日のハイライトが大好きなスイカと共に生まれたことが、ありがたいです。
 みんなが割ったスイカを沢山頂けたことも嬉しかったし、砂浜の中州という、なんともスイカ割りにぴったりの場所で雰囲気も楽しみながら、バコーンと一発キメられて気分は爽快です。
 スイカ割りでは500点で同率1位の点数を獲得できました。出だしを挽回するように着々と点を積み重ねていきます。

 最後は締めの「宝探し」。
 お父さんが投げたボールの行方を追って、走ります。
 バッシャバッシャと脇目も振らず、最後の点数をボールにかけて走ります。
 つかみ取ったピンクと黄緑の2つのボール。これが私たちのチームを、最後3位に押し上げてくれたのだと思うと、かけがえのないボールです。
 最後の最後、乾いた水着を濡らすのに若干躊躇してしまったけれど、やはり勝負には負けたくなくて、ビショビショになりました。
 ビショビショになって掴んだ200点は、私の小さな自慢として取っておきます。

 遊び終えて、今はもう一生起きられないのではないかというくらい眠いです。
 綺麗な海で、魚もいて、大好きなみんながいて、お父さんお母さんが子供の頃に遊んでた遊びを、みんなと一緒に教えて貰って、全力で遊べた時間。一生忘れられないし、私も週一ペースで海に行きたいです!

 今日も一日、本当にありがとうございました。 明日からは気持ちを切り替えて、頑張ります。おやすみなさい。