「『漁港の肉子ちゃん』を読んで」 もえ

7月28日
 
『漁港の肉子ちゃん』を読んで
 
 とにかく肉子ちゃんのキャラクターが魅力的すぎました。容姿も頭も良くないけれど、人一倍優しくてお人好しで明るい肉子ちゃんと一緒に暮らしてみたくなりました。田舎の人間関係の濃さも、私にはすごく魅力的でした。近所と仲が良くて、関係が密で、助け合って暮らしているという姿が、本来あるべき姿だと思いました。

 私は下町の商店街が好きなので、この小説で出てくる舞台背景がすごく好きでした。親だけじゃなくて、近所の人が子供を叱ったり、そういうことは今の時代できにくくなっているけれど、この小説にはその姿があって、やはり子供は親だけで育てるべきではないなあと思いました。主人公の母親と肉子ちゃんが若い頃、いわゆる崖っぷちで、一緒にアパートに助け合って暮らしている様がなんだか心を惹かれました。

 主人公の母親は、誰にも心を許していなかったけれど、肉子ちゃんには唯一心を許して、本当の姉のように思っていたというのも、分かるなあと思いました。私も肉子ちゃんのように、何かに縛られず、自分の本能のまま、伸び伸びと感情むき出しで生きたいと思いました。私はとても肉子ちゃんに癒やされました。心に響く小説をもっと読みたいと思いました。あと、感想とかアウトプットが苦手なので、もっと書けるようになりたいと思いました。