「れいこちゃんからもらった希望」 えりさ

7月23日

 今日はれいこちゃんの誕生日でした。

 私は、一番最初になのはなに来た時かられいこちゃんにたくさん救ってもらいました。
 去年の7月8日、アセスメントに来た日を思い出しました。

 人生のどん底だった頃のあの日、お化けのように、何の意志も持たず、ただ症状から解放させる逃げ場を探しに、なのはなに来ました。ちゃんとした人生を送ることを半分諦めていました。
 しかし、あの日、架空の世界の、おとぎ話だと思っていた希望を、体に染み渡るように、なのはなで実感しました。
 それは、この世界に居てよかったという希望です。
 この世界にはまだ美しさがたくさんたくさん残っていて、自分もその中の一人として生きていける道があるという希望です。
 抽象的なのですが、あの日そう感じさて、救ってくれた出来事が3つありました。
 それは、お母さんに出会えたこと、お父さんの「本当の楽しさ」についてのお話、そして、れいこちゃんに出会ったことでした。
(もちろん、みんなの演奏を見て、とても感動したけれど、正直自分からはまだ尊い活動だと思っていました。)

 れいこちゃんとOMTさせてもらいました。今日の食事のコメントとかぶってしまうのですが、当時の自分にうまく言葉にできなかった安心感をれいこちゃんの話を聞いて感じました。
 もちろん、病気の経験が似ていて、回復できたということもあるけれど、それよりよほど深いところから来たものでした。
 今考えてみると、れいこちゃんの輝く表情や言葉、表現のしかたから伝わってきた安心感だったと思います。

 応接室で、お母さんの優しい表情を見て救われたように、れいこちゃんの表現力から勇気と希望をもらいました。

 そして1か月後、なのはなに来て、れいこちゃんにシスターをしてもらいました。来て間もないある日、れいこちゃんは「アセスメントにえりさちゃんが来て本当に嬉しかったんだ。仲間が増えて本当に嬉しい」とすごい笑顔で言ってくれました。
 こうやって白い画面の上で文字として書くと、それこそ架空の世界の、おとぎ話のような嘘っぽさがあって、なかなかうまく伝えられません。
 しかし現実でした。「来てくれて嬉しい」なんて、今まで言われたことなかったし、それっぽいことを言われても信じれることなんで、一度もありませんでした。しかしれいこちゃんにそう言われて、しかも素直に受け止めれるように言われて、本当に、本当に救われました。

 仲間になってもらって、言葉が出てこないほど嬉しかったです。

(関係ないのですが、来た数ヶ月後、気持ちが落ちて帰りたくなったりした時は「せめて7月のれいこちゃんの誕生日でコメントを回せる日までやり過ごそう」と思っていました。)

 れいこちゃんが生きる世界に少しでも近づいて、自分も同じように人に希望を与えられるようになりたいです。
 れいこちゃん、お誕生おめでとう! 本当にいつもありがとう!

 数日前から復学に向けての勉強を少し始めさせてもらっています。

 平日の数時間で、主に高校で学んだことの復習なのですけれど、今まで勉強して来た時間よりよほど集中しやすく、どんな内容でも面白く感じています。
 それは多分、なのはなで身につけた新たなレンズを通して勉強させてもらっているからだと思います。
 今まで、ただGPA(成績)を上げ、自慢できる大学に入るために必死に暗記しようとしていた内容が、今になってとても面白く感じます。
 例えば生物学でpHや緩衝剤についての内容を勉強していると、畑の土壌を肥料を思い出します。
 酸性やアルカリ性の土壌の科学的仕組み。どうやって生き物はニュートラルなpHを保つか。植物は毛細管現象を通して水を吸収していること。学んでいる内容が毎日手入れしている畑で実際見られるということが嬉しくて、内容がよほど覚えやすいです。
 こういう、実施的な共通点があって面白く感じることもあれば、勉強している内容の世界の入り込みやすいというのもあります。

 ヨーロッパの歴史を勉強しているのですが、名前と年号ばかりではなく、なんだかとても過去の世界が色鮮やかに感じます。
 前から歴史とか、文系の科目は好きなのですが、さらに楽しくなって、なにかが明らかに変わったきがします。
 今意識しているのは「なりきる」ということで、歴史の勉強をしている時は、覚えるのだけではなく、歴史的人物の性格を分析して専門になったつもりで勉強しています。あと、お父さんの集合での歴史の話を聞いて、自分も同じような好奇心で勉強に向かうことに心がけています。

 つまらない時はとりあえず内容を暗記しています。


 まさか黒板前に飾ってあった恐竜の卵みたいなデストロイヤーのジャガイモがサリーちゃんのしわざだとは思っていなくて、転びそうになったけれど、考えてみると本当に彼女らしくて嬉しかったです。
 おやすみなさい。