「スイートコーンの収穫」 あす

7月22日

 今日は念願のスイートコーン(トウモロコシ)を初めて収穫させていただきました。
 お昼の集合前にやよいちゃんから声をかけてもらいました。
 先月、ヤングコーンを農産倉庫前で剥いていた時に、「トウモロコシの収穫入ってみたいな~」とかなり本気だったけど、さり気なくやよいちゃんに言って、「そうだね、一緒に行けるといいね」と言ってもらってましたが、私は畑のチームも違うし、本当に行けるとは30パーセントくらいしか思っていませんでした。

 小さい頃見た、『となりのトトロ』でサツキちゃんがおばあちゃんの畑でトウモロコシを株からガシっとむしり取るシーンがあります。
 アレを一生のうちに一回でよいのでやってみたかったのです。
 今までの生活では、このプチ夢の実現は不可能に近く、叶う兆しさえありませんでした。
 本当はスキップしてルンルンで走って畑に向かいたい気持ちでした。

 何度か入らせていただいているトウモロコシの畑でしたが、収獲籠を肩から下げて緊張しながら畑の中に一歩踏み入れました。
 やよいちゃんが、
「大きめのものから収獲していこうと思います。  このように実の先っぽが見えてしまっているものも痛んでくるので早く収穫したいので取ります」
 と指示を出してくれました。
 慣れた手つきでバキバキとどんどん収獲していくやよいちゃんとみほちゃん。
 トウモロコシの穂が殿様ペンギンの様で、野菜の中でも特別な存在感のあるスイートコーン。
 恐る恐る、収獲を始めました。
 野菜に対して畏れを抱くのは初めてに近い感覚でした。
 実を茎から剥がす力加減を調整しながら恐る恐る収獲していきました。
 実を手前に引くとグギっと、まるで竹を割るような音がします。
 あんなに細い竹のような茎に沿って、上を向いてラグビーボールのような形をした大きな実がなっています。
 幾重にも重なる実の葉が、中の黄色い実を大事に守っているようで
 大事な大事な実を頂戴する、1株に1つしか成らない実を両手で押してひねって取りました。

 感動に浸っていれたのはほんの数十秒で、「今何本取れましたか?」というリーダーの掛け声で我に返って、それからは18本をスピーディーに収獲しました。
 トウモロコシでいっぱいになった収獲籠は、宝物を運んでいるみたいにずっしりと重く、夢と笑顔をたくさん運んでいる気持ちになりました。
 今日のこの畑の景色、手の感触は一生忘れられない貴重な大切な思い出になりました。

 夕食の時間に間に合うよう、やよいちゃんが車を運転しながら段取りを逆算して、何分までにこれをやって、それをやるには今からこうして、これを何分でやる、と言っていました。この姿勢、見習います。
 夕食に出たトウモロコシはいつものコーンより誇らしげに見えました。
 いつものあの畑でああやって収獲されて今テーブルに出てるんだ。
 立派なトウモロコシを見て誰もが凄い! と思うと思いますが、その「スゴイ」の実態を少しだけ知れて希望が湧いてきました。

今朝は実はとても好きだったと自覚したピーマンの収穫に入らせていただきました。
凛とした艶やかなピーマンがたくさん目に飛び込んできて、幸せな時間でした。
朝露に濡れたピーマンを大きいものから収獲していきます。
一緒に入ってくれたさきちゃんがペースを合わせて下さってました。
温かいおもいやりを感じながらできる最速でピーマンを枝から切り進んで行きました。
私は感動すると頭の回転スピードと手がゆっくりになってしまいます。
感動しながら求められるペースに合わせられるよう、意識して変えていきたいと思います。

早朝作業(収獲)前に初めていただいたなのはなのキュウリの一本漬けも、とても神聖な食べ物に思えました。
今日はたくさんの野菜の収穫に入らせていただく機会があって幸せな一日でした。