「新しい境地に」 みほ

7月18日

 昨日、今日とジャガイモ掘りがありました。
 まえちゃん、なおとさん、ひろこちゃん、かにちゃんの世界最速芋掘り、のデモンストレーションを見せてもらってから、すごいスピードで掘っていきました。
 今日は、昨日よりもずっと速くできたと思いました。
 私は、作業の時、無駄に丁寧にやってしまうところがあります。
 私はえりさちゃんとスコップ隊だったのですが、「傷芋をだしたらどうしよう」「掘り出した芋が埋まっちゃったらどうしよう」とか思ってしまうと、スピードが落ちてしまいます。

 まえちゃんやなおとさんのスコップ隊を真似しようとすると、心が半分ハイになったような感じでやらないとできませんでした。
 そうすると、いさぎよく気持ちよく作業が進んでいきました。
 そのデモンストレーションがあったからその境地に行けたんだと思いました。
 お父さんの夜の集合を聞かせていただいて、この2日で少し、幅が広がったのだと思い、嬉しかったです。

 三島由紀夫の「金閣寺」を読みました。
 難解で消化不良なところもあるけれど、言葉にできないところですごく共感し、この本を読んだ後不思議な安心感がありました。
 主人公は吃音で、話す最初の音が上手く出せないところが外界との壁になって感じると書いてありました。
 私は吃音ではないけれど、自分の話したいことをうまく言葉にできずに、外の世界との壁を感じていて、それは、どうしてかとお父さんに質問させていただいて嬉しかったです。

 私の親、周囲の人が競争社会の価値観にそまりきった中で、違う考えを心の中に持って生きてきたという事なんだと知りました。
 「私はまた内面世界の王者」
 「何か拭いがたい負け目を持った少年が、自分はひそかに選ばれた者だ、と考えるのは、当然ではあるまいか。この世のどこかにまだ私自身の知らない使命が私を待っているような気がしていた」
 まさに、そっくり自分のことを書かれているようでした。
 そして、私はなのはなに来て、自分の使命を知ったのでした。
 主人公の空想の中の金閣寺をいつも頭に浮かべてしまうところ、老師への幻滅、最後狂ったようになってしまうところ、心のどこかで共感できるような求めていた描写で夢中になって読みました。
 本に出会えて嬉しかったです。
 ありがとうございました。