「手植えの感触再び」 りな

6月28日

 今日は雨の切れ目で、1日畑作業をすることができました。雨のゆったりモードの時間に本を読み進めることが出来て、普段はあまり読めない本を読み進められることが嬉しいです。

 早朝作業は桃横田んぼの草取りに行きました。去年は6月ぐらいにたくさん草取りをした覚えがあって、今年はないのかなあと思っていたのですが、今日出来て嬉しかったです。草取りをするのは手前3分の1の草がたくさん生えているところです。1人1つ肥料袋を持って、田んぼに入っていきました。
 田んぼに裸足で足を入れました。想像では泥んこ相撲や手植えの時の感触だったのですが、びっくりするぐらいひやっとして驚きました。そういえば、外は明るいけれどまだ7時過ぎでした。こんなに早い時間に田んぼに入るのは初めてだったし、こんなにも田んぼの水は冷たくなるのだなあと思いました。お昼の田んぼの違う一面を知ることが出来ました。
 お仕事組さんのまゆこちゃんやどれみちゃんもいてくれてうれしかったです。1人3畝間を担当して並んで入りました。主に生えている雑草はホタルイというもので、丸い細い筒が伸びたような恰好をしています。稲の色と似ていて最初目が慣れるまでは見えずらかったけれど、慣れてくるとホタルイだけが見えてくるようで、素早く雑草を見分けることが出来るようになって嬉しかったです。
 田んぼの土は、真っ平で泥んこ相撲や手植えの時より少し硬いような気がしました。土を踏むごとにボコボコっと泡が内側から出てきて、これが田んぼにたまったガスなんだなと思いました。ガスを抜いたら稲の生長がよくなると聞いたことがあって、草取り後の稲の生長がとても気になるなあと思いました。
 ホタルイはひげ根でとても抜きやすく、気持ちが良かったです。畑の草取りよりも気持ち良くて、楽しいなあと思いました。1度抜いた場所にはホタルイは生えないんだよと教えてもらって、根絶やしにする気持ちで1つ残らず取ることを心掛けました。
 畝間にも生えていたけれど、抜かれないように稲周りにひっそりと生えているのもありました。でも、場所が違ったらホタルイが全部黒く枯れているところもあって、除草剤が良く効いているんだなあと思って嬉しかったです。
 どんどん9時に近づくにつれて外が暑くなっていって、いつの間にか田んぼの水が心地いいぐらい温まってきました。汗をたくさんかいて、朝から大人数で田んぼの作業ができて嬉しかったです。

 

 午後のお昼の集合後は、永禮さんも来てくださり、大豆の追肥の作業をしました。永禮さんが牛肥を積んだエルフを動かしてくださり、河原大の畑に行きました。
 畑に着くと、昨日溝切した溝が真っ先に見えました。ずっと溝があったかのように畑の土になじんでいて、畑の縁に掘った溝に少し水が溜まっていました。畑に切った溝から流れてきたのかなあと思って、さっそく効果があるのが嬉しかったです。
 まえちゃんとのりよちゃんが先頭で牛肥を撒いてくれました。みんなでバケツリレーをして、2人に繋ぎました。大きな畑でも、みんなで入ると1人1人の間が2メートルぐらいで、大人数が集まった力が本当にすごいと思いました。
 前にいるまえちゃんやのりよちゃんがすごいスピードで牛肥を撒いてくれて、2人の手を止めないように私もプレイヤーになって頑張ろうと思いました。気持ちも体も思いっきり使ったらとても楽しくて気持ちがいいなあと思いました。
 河原大が終わって、河原下に行きました。この畑では、いくつかの3、4人チームに分かれて、2畝を担当しました。エルフから降ろされた牛肥の入ったテミを走って取りに行くみんなの姿があって、小豆の水やりの時みたいだなあと思って嬉しかったです。
 あっという間に終わって、前原さん小の畑に行きました。この畑では、1人1畝担当で、全員撒く人に入りました。まえちゃんが撒き方を統一してくれました。まえちゃんのように綺麗には撒けないけれど、真っ直ぐにとがった山脈のように撒けたらとても気持ちが良かったです。

 途中で牛肥がなくなって、永禮さんとサリーちゃんと一緒に、町川牧場さんに牛肥をもらいに行きました。
 町川牧場さんに行くのは初めてとても嬉しかったです。奥に入っていくと、建物よりも大きな牛小屋に何百頭の牛が目をクリクリさせてこちらを向いていました。目が真ん丸でとても可愛かったです。体がとても大きくて、でもそれ以上に大きな建物に囲まれて、別世界にいるような気持になりました。
 町川牧場さんが、大きな倉庫に山積みされた牛肥を、エルフよりも大きなユンボのような車でエルフに牛肥を積んでくれました。タイヤが分厚くて大きくて、エルフがとても小さく見えるぐらい大きな車でした。その車が、さらに大きな牛肥の山に体当たりしたと思うと、ごそっとシャベルに山盛り入って、それを揺らして擦り切れにして、エルフの荷台にそっと入れてくれました。こんなに大きなものを操縦するのは難しいと思うけれど、ロボットみたいにとても器用で、すごいなあと思いました。
 1杯をバケットというらしいです。4杯半入れてくれて、エルフが山盛りパンパンになりました。エルフから牛肥が流れ出さないように機械の面を使って綺麗に均しながらゆっくり入れて下さいました。そうすると、エルフが揺れて、すごいパワーを持っているんだなあと思いました。最後、積んだ牛肥の上から機械でトントンと優しく叩いてくださいました。何をしているんだろうと疑問に思っていると、永禮さんが走行中に牛肥が飛ばないようにしてくださっているんだよ、と教えてくださいました。確かに、牛肥をテミに入れて撒くときは、よく飛ぶけれど、走行中に牛肥は全然飛んでいないなあと思いました。
 牛も牛肥の山も大型車もものすごい迫力で、初めての光景でした。古吉野の近くに、こんなところがあるんだ、と知って世界が広がったような感じがしました。
 サリーちゃんは、牛にとても興味を持っていました。牛をなでなでしていて、動物が好きなサリーちゃんが優しいなあと思いました。