「みんなとだから作れる濃い時間」 ちさ

6月27日

 今日はうれしかったことがありました。
 1つは、野菜切りがチームワークよくできたことです。
 今日はキャベツ7キロを3センチ四方で切る作業でした。
 まず、まよちゃんとほしちゃんがキャベツを準備してくれて、その間にえりさちゃんと場所づくり。

 キャベツが届いたときには準備万全でした。
 どうしたら流れがいいか、だれをどこに配置したらそれぞれの力を生かして、全体の力を最大にできるか。
 これを考えることはとても難しいけれど、とても楽しいです。
 私が4分の1に切ったものをほしちゃんに洗ってもらい、まよちゃんとえりさちゃんに切りに入ってもらいました。
 とてもスムーズでした。キャベツがベルトコンベヤーに乗っているみたいに流れていって、無駄も、余分もなかったようにおもいました。
 そして、最後にザルいっぱいになったキャベツの美しいこと。
 大きさと形が揃っていて、見ているだけでワクワクするぐらい整っていて、みんなの美意識があるべきところでそろった結果だったと思いました。

 そして、最後。はかりに乗せたときにピッタリ7キロ。
 一発で決まった嬉しさに、思わず、「ピッタリだよ!」とみんなに言ってしまっいました。
 そして時間はあと20分も残っています。
 みんなの気持ちが揃っていた結果だったと思いました。
 最初に作った基準の大きさに対して誠実に切ろうとする意識や、時間に対して作業内容は少ないほうではあったけれど、それぞれがスピード感を意識していました。
 あるべきところで気持ちが揃った作業でした。
 その結果が全くそのまま完成品の形状や、ピッタリの重さ、時間に現れていたと思いました。
 本当に気持ちよくて、やりがいがありました。
 このメンバーで入らせてもらうのは私は初めてでした。
 静かな中にチームワークがあって、すごく好きだなと思いました。

 そしてもう一つ。夕方の配膳がとても楽しかったです。
 なるちゃん、なおとさん、ひなのちゃんと一緒でした。
 いつもは6人なのに対し今日は4人で、しかも鍵がないというハプニングがあり、始まりが少し押している、というピンチな状況でした。
 配膳もみんなが牛肥撒きと同じで、とてもスピード感がありました。
 何分までにこれを終わらせる、という目標にそって、なるちゃんの今何分でどれくらい終わっていたらいいです、というペース配分を意識しながら、歯車が超スピードで、だけれども雑音なくスムーズに静かにかみ合って回っているような、そんな空間でした。
 一人一人が次の役割に迷うことなく、止まることなく動き続けていて、究極のところでかみ合っていました。
 作業を終えてお腹をすかせて帰ってきたみんなを待たせることなく、熱々の夕食を準備していたい、ただそれだけの気持ちでした。
 そして、だれもがそうだったと思います。

 7時ピッタリ。なるちゃんの包み込むようなあったかい声の放送がなりました。
 6時から7時はワープしたように時間が過ぎていった感じでした。本当に集中していました。
 みんながいつも食堂に入ってくるときの待ちに待っていたといわんばかりのあの笑顔だけが頭にありました。
 こういうスピード感のある、緊張感のある作業が、本当に楽しいなと思いました。
 なのはなだから味わえる究極の楽しさ。みんなとだから作れる濃い時間。
 そういう時間を過ごすと心のエネルギーがとても充電されるような気がしました。

 どちらも作業自体もものすごく楽しかったです。
 だけれど楽しかったのはそれだけではなかったと思います。
 楽しくできるかどうかは自分の心持ちに尽きると思いました。
 同じように配膳をしていても、野菜切りをしていても、自分から離れているかどうか、籠らずに、外向きでいられているかどうか。
 その違いで自分の動きは全然違うし、充実感も違います。
 同じように人のために何かをする、ということをとっても、自分のことをゼロにして、ただその人のことだけを思ってしているのか、それとも力は貸していても、気持ちは自分のことを考えていたら、やっている形は同じでも、自分の中の後味が違います。
 積み重なるものが違うのを最近痛感します。
 うまく言えないのですが、自分が利他心で動けているのかは、自分が一番よくわかるなと思いました。

 利他心がどういうことなのか、最近になって体感しています。
 誰かに力を貸したらそれで利他心かというとそうではないように感じます。
 そのときに自分の評価を気にしたり、自分にこだわった雑念があったとしたら、それは利他心とは言えません。
 そして、利他心だけで動けたとき、一番うれしいのは、充実した気持ちになるのは自分だということにも気が付きます。
 うつし鏡のような心だと思いました。

 私が今一番必要なのは利他心です。
 人とぶつかったり、うまくいかないことがあったとしても、それが利他心だけなら、なにも困ることはないし、悩むこともないです。
 今自分にこもりやすい状況にあることを忘れないで、意識的に気持ちを外に向けて、動いていきたいです。
 それが今超えるべき私の壁だと思いました。

 今日はとても久しぶりのハウスミーティングがあり、お父さんのお話をたくさん聞かせていただけたのもうれしかったです。
 まじめに、誠実に、一生懸命に生きているのか。
 自分が怒りを感じたり、不満を抱きそうになったとき、まずは自分に問いかけようと思いました。
 きっとノーが返ってきます。人に求める前に、自分を正します。
 自分が本当に恥ずかしくない人間になって初めて口を動かそうと思いました。

 お父さんのお話を聞かせてもらっていると、お父さんの生きている覚悟や、気持ちをひしひしと感じて、本当に気持ちが正されました。
 そしてどんな質問に対しても、究極答えは一つしかないと思いました。
 まじめに、誠実に、一生懸命に生きていく。それ以外生きる答えはないと思いました。
 短い時間だったけれど、エネルギーが蓄えられました。

 読んでくださりありがとうございました。
 おやすみなさい。