「楽しい1日」 さき

6月23日

〇小豆の定植

 午後三時半。太陽はまだ私たちをギラギラと照らし続けています。
夕方から作業をすると、だんだん日陰になっていって暮れていくのを感じます。

 私は掘り起こしの部隊で、のりよちゃんとまあちゃんと苗を掘り起こしました。
小豆は、大豆よりも茎が細くナイーブだと聞き、すぐに掘ってすぐ定植ということに徹しました。

 土を充分湿らせたあと、スコップで掘り起こし、苗が萎れないようまたたっぷりと水をやります。苗が折れないように、泥がつかないように労りながら、トレーに移していきます。苗をトレーに移す瞬間は、それはもう楽しくて、みんなに届けられると思うと嬉しくなりました。なぜかお弁当箱を詰めているお母さんのような気分になって、小豆が愛おしく感じました。

 私たちが掘り起こしている間、定植している畑では次々に苗が植えられていきます。
掘っても掘っても、まだ足りなくて、走ってトレーの苗を運び続けました。そのうち掘り起こしが追いつかなくなり、何人かヘルプで来てくれたとき、心底嬉しかったです。
定植する人が増えてからは、掘り起こし部隊も怒濤の追い上げとなり、全員がハイスピードでやっていました。

 ついに掘り起こしを始めて3時間。2畝ほどあった小豆の苗床を全て掘り起こすことができました。まっさらになった土を見て、スッキリしました。
 最後にのりよちゃんと、定植している新しい畑に行くと、大勢の人が走っているのが見えました。自分たちだけでなく、この日定植に関わったみんな、誰も止まることなく、走っています。ジョーロ片手に、畑の端から端までシャトルランをするかのように、水を求めてダッシュ!ダッシュ!

 一番遠い苗まで全てに水がやれたとき、7時となっていました。
 無我夢中でやっていると、気がつけば服が泥だらけになって、まるでどろんこ相撲をやったあとのようでした。掘り起こしたらすぐに運んで、走り回るのがとても楽しかったです。

 7時少し過ぎて、夕食の時間。味噌汁を口にした瞬間、生きていてよかった。と思いました。忙しなく動いた心臓が一息ついて、ホッとしました。台所さんが作ってくれたマグロの竜田揚げや、取れ始めたばかりのトマトやキュウリ。どれもとても美味しかったです。大袈裟だけどそれくらい、たくさん使った体にしみました。

 本当に今日は楽しい1日でした。よく眠れそうです。ありがとうございました。