「正しい方向」 えみ

6月15日

 今朝、ニンジンやゴボウの見回りに行くと、雨前とは比べ物にならないぐらいどちらとも元気を取り戻していました。ニンジンは下葉の黄化が目立ってきていて、それは病気の症状だと思っていたのですが、少し緑色に戻りかけていました。野菜の生命力は思っていた以上に強かったです。根元を見ていると、すでに5、6センチほどの太さになっている株もあり、そろそろ収穫できそうなまでに生長しています。本などには種まきから110から130日程度が収穫の目安と書いてあり、それにはまだ1か月弱ほどあるので、しばらく待ってみようと思います。
 どの野菜も遠くから見ても分かるぐらい雨後にぐんと伸びていて、何よりもずっと水を欲していたのだなと改めて感じました。見回りをしていて、少しでも害虫の被害や病気らしきものを見つけるとどうしてもそこに目が行ってしまいがちだけれど、まずは全体を見て、基本的な手入れが足りているかどうか確認することを第一にしたいです。

*昼の集合
 今日は昼の集合の時間で「利他主義」の話が出ました。私はなのはなに来て初めて「利他心」という言葉を知りました。ここでみんなと生活させてもらう中で、やっと何となく意味が理解できてきたような気でいたけれど、やっぱり難しいなと今日改めて思いました。誰かのために、我欲を捨てて行動できるようになる。考え方としてはすごくシンプルだけれど、究極の意味でその心を常に持っていられる人はあまりいないのかなと思います。
 作業とかでも、うまく回るように何かできることがないかと考えて動くように意識はしつつも、どこか「自分」を消せていない部分があり、与えられた役割に不満をもってしまうことや、自己満足のための働き方をしてしまうことがあるように思います。常に誰かのためを優先し、それに自分の軸をもって正しい方向を見失わないでいられる人になりたいです。

 また、「孤独」に感じることは悪いことではないという話も印象的でした。わざと周りと距離を置くことは孤独のふりであって、本当の「孤独」ではない。みんなの中では社会性を持って上手く関係を持てるけれど、自分の中ではどこか寂しさがあるというのが本当の孤独だと教えてもらいました。これは今自分自身が感じている寂しさとは少し違う気がするけれど、それもその感情自体に正しいとか間違っているとか評価をしなくてもいいのかなと思いました。

 読んでいただきありがとうございました。明日からはまた外で作業ができるのが楽しみです。