【山小屋便り6月号】「果樹の生長とともに ―― ブルーベリーとイチジクの成長 ――」 あやか

 可憐な白い花が落ちると、そこに見え始める小さな青色の実。その実が少しずつ大きくなっていく様子を、愛おしく見守っています。古畑のブルーベリーに、実が付き始めました。

 今年の春、メンバーを一部リニューアルし、ブルーベリー・イチジクの手入れチームが新始動しました。ブルーベリーは、私とりんねちゃんの2人。イチジクには、のりよちゃんも入ってくれての3人チームです。このメンバーで、ブルーベリー、イチジクの生長と向き合っていきます。

 冬の間、ずっと沈黙していたブルーベリーが活動をはじめたのは、2月下旬。花芽が少しずつ膨らみはじめました。眠りから覚め、「そろそろ春ですよ」と、あたたかな報せを私達に運んできてくれたかのようでした。

1月に植え付けたブルーベリーの挿し木

 さらに1か月後の3月下旬。花芽が開き、花に変化しはじめました。古畑のブルーベリーは、白いスズランのような可憐な花を咲かせます。見回りに行くと、白い花にミツバチが寄り添い、蜜を吸っている姿に出会います。そこだけ陽だまりができたかのように、温かく、やわらかな光景です。木の前に立ち止まり、その光景に、しばし心を傾けます。幸せを感じる瞬間です。

ブルーベリーの実が鈴なりです!

 このごろ花が咲き終わり、実ができはじめました。新梢(1年目の枝)も伸び、葉数も増えていっています。7月の収穫時期に向かって、日ごとに、生命力を増していきます。

■成長を感じながら

 イチジクの栽培では、成木10本に加え、この春に植え付けたばかりの幼木4本、イチジクの挿し木の手入れを行っています。幼木と挿し木は、なのはなにアコースティックギターを教えにきてくださる藤井さんからいただいたものです。

 毎日、メンバーが交代で見回りを回し、観察を行っています。見回りをして気付いたことは見回りノートに書き込み、メンバー同士で共有します。

 見回りノートを開くたび、新しい記述が増えています。メンバーとノートを通して会話をしているようで、嬉しくなります。

3月に植え付けたイチジクの挿し木は、これから発根が始まります

 りんねちゃんは、気付いたことを小まめに書き込んでくれます。りんねちゃんの変化の兆候を見つける目、役立つ情報をキャッチする力に、いつも助けられています。私に見えないものを、見てくれます。

 のりよちゃんは、幼木、挿し木の苗床の水やりや、草刈りの状況を気に掛けてくれます。のりよちゃんの、みんなを巻き込んで作業ができる外向きなところ、フットワークの軽いところに、大きく助けられています。のりよちゃんがいてくれると、チームの空気を明るく、快活なものになります。このメンバーで手入れをしていけることが、嬉しいです。

 イチジクも、成木はこのごろ夏果が付きはじめました。枝葉が伸び、生長の途上にあります。今は、害虫対策や草刈りなどの手入れがメインです。

 収穫が始まるのは、6月末。じっくりと成長していく果実と、自分も成長を共にしていきたい、と思います。