【山小屋便り6月号】「育ちやすい畑を求めて 育ちやすい畑を求めて」 つき

 お父さんが大好きなマクワウリ。私も前回の夏、なのはなファミリーで人生で初めてマクワウリを食べて、その美味しさに虜になりました。

 この夏はのりよちゃんと一緒に担当しています。お父さんや皆が大好きなマクワウリなので緊張しますが、すごくやり甲斐があって楽しみです。

 今回は吉畑奥にマクワウリを定植しました。

 畝間30センチ、1.5メートル幅の傾斜のついた畝が、整然と、美しく五列並んでいます。

■チームプレイ

 支柱は3メートルスパンに縦竹、その縦竹の1番上を繋ぐように横竹ががっしりと結ばれています。前から見ると、縦竹が一直線にピッタリと重なっていて、素晴らしく綺麗に支柱が立ちました。四角い小さなお家が何個も並んでいるようで、ここに来るマクワウリ達は幸せだろうな、と思いました。

 定植の日、まず始めに銀のマルチシートを畝に張りました。

 高い方の畝方から幅1メートルのマルチシートを張ります。1人が畝のスタート地点で押さえ、2人でマルチシートのロールを広げていき、畝の終わりまで行ったら押さえていた人がマルチシートをカットしに行きます。

 そして三人以外のメンバーが次々と土とペグで止めていく、という流れでみるみるうちにマルチシートが張られていきました。少しの風でもマルチシートは煽られてしまいますが、後ろを見るとすでにマルチシートは止められていました。

 そんなふうにテンポ良く進められたので、順調に、かつきれいに張ることができました。

 銀のマルチシートは温度が上がりにくいので、葉が焦げることもなく、夏の暑さからマクワウリを少しでも涼めてくれるといいなと思います。そう思うと、すごく心強いような、安心感がありました。

 私は黒マルチシートしか見たことがなく、銀のマルチシートが実際に畑に張られるのは初めて見ましたが、銀ならではの光沢感や清涼感がとても美しく、見ているだけで涼しくなるような光景でした。

■強く、たくましく

 次は銀マルチにマクワウリの苗を植えるため、マルチシートに穴を開けていきました。前日に、リーダーのれいこちゃんが考えてくれて作った篠竹の物差しを使います。

 畝間1メートルと、高い方の畝方から30センチ、1株目が植えられる端から50センチを測るための物差しで、1メートルの長さにカットし、30センチと50センチの所に印をつけたものです。

 とてもコンパクトで分かりやすく、迷いなく、簡単に素早く正しい位置に穴を開けることができ、とても効率的な道具でした。

 れいこちゃんが、作業がやりやすいように、スムーズに進むように、いつも考えてくれていることが改めてすごいなと思います。

 定植の準備はこれで万端です。

 定植するときは浅植えが基本。お父さんが教えてくださる通りに植えていきました。1株1株、しっかりと活着して、強く、たくましく育つように願いを込めて植えていきました。

 ウリハムシ対策でネットもかけます。

 マルチシートが張られているところまで、同じ幅でネットも張りました。支柱があり、やりにくいところもあり、試行錯誤しながらのネット張りで少し苦戦しましたが、れいこちゃんの冷静な判断でなんとか綺麗にネットを掛けることができました。

 今でも毎日の見回りの度にネットチェックは必ず行い、ウリハムシからは完全に守られています。

 吉畑奥の畑には、一直線に綺麗に植えられたマクワウリと、ピンと張られたネットが整然と美しく並んでいました。その光景を見ると、いよいよ始まるなという緊張感と期待とやる気が一気に沸いてきました。

白い斜の効果で体感温度も下がります

 この夏は暑さ対策として、白色の斜を張っています。

 支柱の天井に真っ白く綺麗な斜が張られていて、マクワウリ達も居心地が良さそうです。れいこちゃんが、〝マクワ城〟と呼んでいて、その名の通りだなと思いました。

 そんなマクワ城に、毎日見回りに行けることがすごく幸せです。

 その名にふさわしいマクワウリになるように、甘くて美味しい、見た目も美しいマクワウリができるように、気持ちを切らさず、最後まで向き合っていきたいです。これからの成長がとても楽しみです。