【山小屋便り6月号】「アスパラガスの成長とともに ―― アスパラガスの収穫と手入れ ―― 」 ななほ

 アスパラガスの畑がどのような場所なのか、知っている人は少ないと思います。実は、知らないようで、見ていることがあるかもしれません。

 冬は牛肥に敷き詰められた畝のベットで、休眠をとっているアスパラガス。春になると、新たな新芽が草木と同じように、顔を出します。

 今、アスパラ畑には、鮮緑色のアスパラガスが、ニョキニョキと生えています。

 そんなアスパラガスは、定点観測カメラで観察をしたところ、時期にもよるのですが、1日で15から20センチ、成長する事が分かりました。雨後や肥料を追肥した後などは、成長が著しく、昨日まではほんの少し顔を出したばかりだったアスパラガスも、次の日には収穫ということもあります。

 今シーズンから下町川のアスパラ畑にも牛肥の元肥を入れて、今では畑一面に牛肥が敷き詰められ、アスパラガスが喜んでいます。

 収量が1日8キロや10キロ程にもなり、時々、化成肥料の追肥をすると、また一段と、収量が上がります。

春芽の収穫を終えて、立茎をしたアスパラ畑の景色は日ごとに変わっていきます

 5月に入ってからは、立茎も始まり、アスパラガスを140センチから、150センチほどにまで成長させます。

 その頃には、アスパラガスの立茎させた茎から、側枝が笹の葉のように茂り、脇芽摘みも必要になってきます。

 アスパラガスは同じ地下茎で育つ、竹のように毎日、グングンと空に向かって成長し、アスパラガスの生え方や、育ち方も竹の様です。

 アスパラガスは1株につき5本程、立茎をさせて、夏にはアスパラ畑がアスパラの森となります。

 自然の恵みの雨が降ると、アスパラガスの立茎した木に、雨粒が付く様子も奇麗です。また、雨の方がかん水に比べて、アスパラガスの成長が早く、コクがあり、瑞々しいアスパラガスにはやっぱり、肥料と水は欠かせません。

 アスパラガスは根が1から2メートルまで成長し、畑にも10年以上滞在する野菜なので、アスパラガスのための畑であり、設備です。

 下町川のアスパラ畑には、自動かん水装置や、害獣対策の電気柵も取り付けられています。

灌水により収量もぐっと上がります

 アスパラガスの緑が鮮やかで、涼しく、アスパラ畑についた瞬間に、太陽の光と一面に広がるアスパラ畑は、どこかで風鈴の音が聞こえてきそうなくらい、夏色に染まっています。

 最近は、アスパラガスの収量も増え、大人数での草取りなども進め、着々と夏に向けて畑が綺麗になっています。

 アスパラガス。食卓に色を添えて、香りが豊かで香ばしく、バーベキューでは1本焼きとなり、なのはなの夏の食卓を支えてくれます。

 そんなアスパラガスの季節が今から本番を迎えようとしています。

 夏も、定期的に草取りや脇芽摘みなどの手入れをして、アスパラガスを大切に、一生懸命に見守っていきたいです。