「きょうこちゃん」 るりこ

6月10日

○1日のこと
*ニュース
 日常のなかで、この日は大きなニュースがなのはなに訪れました。害獣対策に仕掛けていた罠にシカがかかりました。お父さん、まきちゃんが朝から出動してくれていました。お父さん、まきちゃんが格好いいなと思います。絶対に諦めない、信じる気持ちも、それを現実として果敢に挑む姿も、強さと勇気があって、何だか刺激を受けました。

 

*きょうこちゃん
 そしてもう1つ、嬉しいこと。
 卒業生のきょうこちゃんが、なのはなに帰ってきてくれました。昼食で食堂に入ったとき、自然に横を通り過ぎた相手が、(あれ? 見かけないけど、見たことが……)と思って目を向けると、きょうこちゃんでした。夜の洗いにもきょうこちゃんが入ってくれて、一緒にお皿を拭きました。
 
 きょうこちゃんの姿をみて、優しいなと思いました。きょうこちゃんのように、みんなに帰ってくることを大きく知らせなくても、気がついたら帰ってきてくれていて、自然にみんなのなかに溶け込んで、なのはなの力になろうとしている。それって簡単にできることじゃないと、わたしは思いました。
 きょうこちゃんがなのはなにいるときも、外に出てからも、なのはなの気持ちでぶらさないで、なのはなのことを思って信じ続けているから、久しぶりに帰ってきたとしても、何も構えることもなく、いつも一緒にいたかのように自然に溶け込んで、みんなのなかで笑顔でいられるんだろうと思いました。
 
 思えば、きょうこちゃんとなのはなで過ごした時期は被っていないけれど、なぜかきょうこちゃんのことは前から知っていて、一緒にいたかのような気がします。「きょうこちゃん」と、声を掛けて話しをすることができます。きょうこちゃんもわたしのことを知っていたかのように、優しく言葉を返してくれます。
 家族なんだなと思いました。なのはなで一緒に過ごしたとか関係なしに、これまでの卒業生もみんな、なのはなファミリーの仲間であって、家族として繋がっているんだと思いました。
 
 今は70人のみんなと生活しているけれど、それ以上に、わたしにはもっともっとたくさんの仲間、家族がいて、それはこれからも変わらないんだと思うと、心強くて嬉しく思いました。
 きょうこちゃんはもう明日の朝早くには大阪の方へ帰ってしまうようですが、短い時間のなかでも、きょうこちゃんの姿から希望をもらったように感じました。

 

*桃の仕上げ摘果
 今日から梅雨入りとのことでしたが、小雨が降る程度で、まだ天候がもってくれています。
 早朝は曇り空のわりと涼しい気温のなかで、みんなと畑作業を進めました。

 わたしは、あんなちゃんとあけみちゃんとさくらちゃんと、桃の仕上げ摘果に入らせていただきました。昨日に晩生以外の品種の袋掛けを終え、今日からは袋を掛けなかった実を仕上げとして摘果していきました。
 ただ、仕上げ摘果といっても、袋を掛けなかった実を一気に全部取ってしまうということではなく、ならせる実や木を驚かせないために(実割れの原因になると、あんなちゃんが教えてくれました)、大体半分ずつ、徐々に落としていきました。

 今日行なった、『はなよめ』と『日川白鳳』は、約2週間後には収穫が始まるとのことでした。実は6~7センチ大ほどになっていて、かなり大きくなっていました。
 あんなちゃんが実を割って見せてくれたものは、硬核期に入る前に比べて、種となる部分は固さが増してきていて、面影が見えてきたと思いました。

 

*フラダンス練習
 午後からはフラダンス練習をしました。
 『カイオナ』チームは、メンバー全員が集って、振りを細かく詰めることができました。
 前から見てくれたちさとちゃんが、「やっぱり人数が少ないから、1つひとつのポーズを揃えたい」と話してくれました。
 まみちゃんの手の持っていき方とか、目線がきれいで、まみちゃんに揃えて、みんなで形を揃えていきました。こうして練習をしていると、コンサート前のダンスバディみたいだと思いました。繰り返せば繰り返すほど、タイミングや動きが身体に入ってくるのを感じました。

 昨日今日の練習で、ようやく4番までの振りが身体に入りました。身体が動くようになれば、次のステップへ進みたいです。これからのわたしの課題は腰の動きと、目線です。

 あゆちゃんが、『カイオナ』は人気でロングランのフラダンスだったと教えてくれました。そんな曲を新メンバーで再び踊らせていただけることが嬉しくて、今のメンバーだからこそできる、『カイオナ』の世界を目指して作り上げていきたいです。

 
 おやすみなさい。