2020年6月 第1週の桃の木【今週の桃の木】

池上畑の「おかやま夢白桃」(6月6日撮影)
 

 気温30度以上の真夏日が増えました。
 硬核期はそろそろ終盤でしょうか。
 今週は晴が続き、桃が水を欲している様子だったため、
 桃の木に250(幼木)~1000(成木)ℓの水をやりました。

 

 

 清水白桃は、特に繊細な気質のため、
 硬核期が明けてから少し落果が起こります。
 袋かけはもう少し待ってからにします。

 

 

 石生桃畑の加納岩白桃。
 実の肥大とともに枝に重みが加わります。
 枝が折れたり、木が弱ったりしないよう、枝を支えます。
 風で支柱が外れないように、
 キャップと枝を固定するのがポイントです。

 

 

 池上桃畑で6年生おかやま夢白桃の袋かけ。
 大玉になる品種のため、少し多めに袋をかけます。
 着果量が少なく大玉になりすぎると
 実が割れたりしやすくなります。

 

 

 おかやま夢白桃の実は6㎝になりました。

 

 

 硬核期は、種が完成する大事な時期。
 種の原型が見えてきました。
 中央の真っ白いものが胚、
 薄茶色の部分が硬い外殻になります。

 

 

 硬核期は、種が完成する大事な時期。
 開墾26aに、4年生の白皇は8本あります。
 この樹には237枚。
 白皇全体では1650枚の袋をかけました。

 

 

 白皇は枝が直立しやすい性質があります。
 直立しすぎる枝には、少し多めに実をつけて
 枝を倒すように持っていくこともあります。
 9段の脚立で手が届くくらいの高さに抑えたいところです。

 

 

 白皇には、遮光2重袋をかけます。
 白皇は数年前に岡山県で誕生した新品種。
 この袋は今年、新発売された白皇用の袋です。
 この桃は、実の緑色がやや抜けにくい品種ですが、
 遮光することで奇麗に仕上がります。

 

 

白皇

 

 

紅清水