「速く、確実な仕事」 るりこ

6月3日

○速く、確実な仕事
 お父さん、お母さん、日記を書きます。
 朝のことから順に。

*朝食当番
 朝食当番でした。あゆちゃん、ゆいちゃん、けいたろうさんと食堂で配膳をしました。副菜はレタスと春雨のサラダでした。先日に全収穫をしたレタス。量がたくさんありました。あゆちゃんはそれを見て、「プレートの大きいところにつけよう」と言い、シャキシャキのレタスサラダを盛り付けてくれました。
 あゆちゃんが判断をする姿をみて、あゆちゃんは囚われていなくて自由だなと思いました。前はこうしたとか、これはこうでなければいけないという固定概念がなくて、いつも大きく全体を見て、今はどうするのが1番かということを考えています。
 あゆちゃんのそういったところがすごいなと思うし、あゆちゃんの好きなところです。
 流れるように、配膳はスムーズに終わりました。

 

*桃の袋がけ
 桃の袋がけが再スタートし、1日をかけて、あんなちゃんと桃メンバーで袋がけを進めました。昨日に防除をしていて、梅雨入りするまでに袋がけは大方終わらせたいということを、あんなちゃんが伝えてくれました。
「正直言うと、今のスピードでは間に合わない」
 あんなちゃんは厳しく言いました。
 あんなちゃんのスピードに対して、わたしたちは3分の1のスピードであること。これまでかけてきたものの中で袋が落ちているものがあり、それは普通あってはいけない、恥ずかしいことであること。
 良い状態で進んでいないのだということを知りました。

 新桃畑の幼木、開墾17アールの『加納岩白桃』、開墾26アールの『白鳳』を袋がけをしました。
 午後にはお父さんが畑に来てくださり、袋がけを見てくれました。
 木に取り付くわたしたちをしばらく眺めて、お父さんは、「みんな集まって」と声を掛けてくださりました。
「袋がけをするときは、目の高さより下で行なうこと」
 まず、お父さんが教えてくださったことです。脚立に上っていても、腕を上げる形で袋がけをしていました。お父さんはそれだと腕が疲れるし、手元がよく見えなくて、袋がけが甘くなる、能率が悪いと教えてくださいました。
「目線より低いところでやって」
 お父さんのアドバイスに、再び木に取りかかりました。しっかり脚立に上がって、目の高さより下にしてから袋をかける。最近、何となく肩がだるい感じがしていたのは、無理な姿勢で手を伸ばして袋をかけようとしていたからかとわかりました。
 お父さんは言いました。
「基本は姿勢だね」
 そうか、と思いました。ダンスだけじゃなく、畑もどんな仕事も基本は正しい、美しい姿勢なんだと思いました。

 

 それからお父さんはもう1つ言いました。
「スピード感も大切。でも雑になってはいけない。速く、丁寧にやる」
 わたしはどっちかに偏ってしまいがちだと思いました。丁寧にやろうと思えば、手が遅くなってしまうし、反対に速くやろうと思えば思うほど仕事が雑になって、どちらにしても良い結果に結びつきません。その中間を取らなければいけない。難しいけれど、今はそれが最も求められているんだと思うと、あんなちゃんをみて、速いけれど確実な仕事ができるようになっていきたいと思いました。
 
 ちょっと話しがズレてしまい、中身が重ならないかもしれないけれど、夕方のハウスミーティングでお父さんが、本当の戦力になるにはという話しをしてくださり、わたしも戦力になる努力をしていきます。

 

 午後はお父さんにアドバイスをいただいたこともあって、目標とした『白鳳』5本を終え、プラス1本も進めることができました。
 きっと明日も1日あります。速く、確実に、言い訳しないで全力でやります。

 

 夕食はみんなでトビウオをいただきました。
 なのはなで初めて食べたときから、ふわふわとした白身が好きになった魚で、今日もとても美味しかったです。

 おやすみなさい。