「みんなの希望になれるように」 はるか

6月1日 

 自分のことになってしまうのですが、今日は入学してからはじめての終講試験でした、科目は解剖生理学総論です。解剖は単位が細かく分かれていてそれぞれ規定の授業時間が終わると、随時、単位認定のための終講試験があります。
 解剖総論は、学校内の先生の中でも、洗礼だといわれるくらい有名なテストで、1問25点で問題数は4問です。(部分点はもらえるそうですが)
 お父さんに教えていただいたように、とにかく暗記しました。理屈なんて考えずにそういうものだと、覚えました。初めてのテストは手が震えて字をうまく書けないと感じるくらい緊張しました。覚えてきたことをすべて書きました。
 不思議なもので、解答をかきながら覚えてきたことが頭のなかで収まっていって、それぞれに覚えた、アシドーシスとは、酸塩基平衡とは、高カリウム血症とは…が結びついて関係性のある現象であることが、はっきりとわかりました。試験も、終わってみると楽しかったです。解剖生理学は面白いです。自分たちの身体のことです。まだ基本の知識を学ぶ段階で、病態生理までは習わないけれど、今覚えつつある知識が、これから生かされていくと思うと、1つもこぼさないで身につけていきたいと思います。
 以前、ハウスミーティングのときにお父さんが、すでにある治療法だけではなくて、まだ治療法がなかったりするところで、新しい道を切り開けるような姿勢で向かっていくのだ、というようなお話をしてくださいました。
 まだまだ3年後は先かもしれないけれど、なのはなの子として看護師になるということは、それだけたくさんのことを気づけるのかもしれないと思いました。それを具体的に何なのか、探しながら過ごしてみたいと思いました。次の試験は木曜日、解剖各論の循環器の分野です。特に好きだと感じるところなのでしっかり知識を身につけて臨みたいです。

 なおちゃんの日記に、一番に優先すべき仕事は、笑顔で「いってきます」と古吉野を出発し、一日前向きな気持ちで働き、そして「ただいま」と笑顔でなのはなに帰ってくることだと書いてありました。
 今朝、学校にいくとき、農産倉庫の前を通ったらななほちゃんが初収穫のキャベツを見せてくれました、とても立派でした。吉畑ハウス前で畑に向かうえりさちゃんが振り返って、「いってらっしゃい」と言ってくれました。車に乗ってエンジンをかけると、のえちゃんが通りかかって、手を振りました。みんなの希望であれるように、と思いました。

 なのはなファミリーは、本当に優しい関係であふれています。外にでると社会とはこういうものなのか、と驚くこともあります。でも、なのはながあって、同じ志を持つ仲間がいる、その一員としてなのはなから学校に通わせてもらっている、と思うと勇気が湧いてきて頑張れます。もっとなのはなの気持ちを強く深く持てるように成長したいです。
 お父さん、お母さん、なのはなのみんなに、いつも本当にありがとうございます。