2020年5月 第4週の桃の木【今週の桃の木】

池上畑の「おかやま夢白桃」(5月30日撮影)


硬核期が今しばらく続きます。

地面の草は、桃の木の下だけ、草丈を長めに残して刈りました。
草に夜露が降りると桃に水を恵んでくれて、
雨がたくさん落ちたときには草が水を吸ってくれるのです。

 
 

池上桃畑の清水白桃の実。
清水白桃は中生の品種で7月下旬から8月上旬が旬。
幼果のときは雫型のような形をしているのが特徴的です。

 
 

石生の桃畑で袋かけ。
この樹は9年生のなつごころ。
この1本に457枚のオレンジ袋をかけました。

 
 

加納岩白桃の実は、5㎝。
少し細長かった実が、
加納岩白桃らしい、
まん丸くコロンとした形になってきました。

 
 

加納岩白桃は肌が繊細でひび割れやすいため、
遮光2重袋をかけます。
 
袋をかける密度は、多くても少なくてもいけません。
着果数が少なすぎると、
大玉になりますが種や実が割れやすくなり、
多くつけすぎると、
小玉になり糖度が低くなりがちです。

 
 

枝の高い位置にある桃は、
8段、9段の脚立に乗って袋をかけます。
日当たりが良いと、甘い桃になります。
この実は少し赤く日焼けしていますが、
袋がかかって、大きくなったら
赤みはじきに消えてしまうでしょう。

 
 

石生の桃畑の袋かけを終えて、開墾17aへ。
3年生のはなよめの実は、6㎝あまり。
密やかに、綺麗に大きくなっています。