「楽しくできると」 えみ

5月28日

*手植え

 午前中は、朝からみんなで稲の苗の手植えをしました。池下田んぼ、光田んぼ上、下の計三枚にうるち米、もち米、紫黒米をそれぞれ植える予定でした。
 私は、みんなで手植えをするという話を聞いてから、育苗トレーは何枚かしかないはずなのに全員で一緒に並んで作業することができるのかと不思議に思っていました。

 育苗トレーから取り出した苗のシートを豪快に割いてみんなに配っているのを見て、一瞬そんなことをして稲は大丈夫なのかとびっくりしました。でも持ってみると案外稲は強かったです。

 手植えというなかなかできない貴重な体験を初めてさせてもらえてとても嬉しかったです。
 「美意識が大事」とお父さんがいつもおっしゃっているように、植えた苗が縦から見ても横から見てもまっすぐそろっていると、気持ちがよかったしきっと豊作になると期待もできました。何に対しても手を抜かず、全力で取り組む姿勢を自分も見習っていきたいです。

*トウモロコシの冠水準備

 午後は、なおとさんリーダーでスイートコーンの冠水準備、そばの草取りと追肥、ナスとピーマンの液肥やりをしました。
 作業を始める前に、なおとさんがみんなに「今日の作業を黙々とやりたい人―、それとも楽しくやりたい人―!」と尋ねました。私は楽しくやる方に手をあげました。みんなも同じことを考えていました。
 すると、なおとさんが「じゃあ、ゴーヤタイムやきゅうりタイムならぬコーンタイムを今日は取りたいと思います!」と言ってくれました。

 冠水の準備では、スイートコーンの畝間に土手を作り、畝と畝の間に水がたまるようにします。その土手を一つ完成させるごとに、目の前のスイートコーンに向かって「ありがとう!」とか「早く大きくなってね!」などと自分の思いを声に出し、それに続いてみんなも繰りかえしました。
 特に直接野菜に何かをしてあげるわけではないけれど、なぜかすごく効果があるような気がしました。

 そばの草取りでは、予定外の作業だったこともあり、長い4畝の畝肩と畝間を30分で何とか終わらせることが目標でした。5人いたので一人一畝間担当すれば終わることには終わるのですが、何しろ畝がとても長いので丁寧にやろうとすると時間がかかってしまいます。
 
 このとき、なおとさんが「僕がペースメーカーになるのでみなさん遅れないようについて来てください!」と言いました。すごくいい案だと思いました。
 畝を4つに区切って1スパン7分。かなり必死にならないと達成できないぐらいぎりぎりだったのですが、ちょうど30分ぐらいで端にたどり着いたときはすごく嬉しかったです。

 午後の作業の前には疲れのせいか気分も落ち込んでいて、正直外に出るのが嫌だなと思ってしまっていました。でもこうして楽しくできると、いつの間にか作業に夢中になることができました。
 毎日の作業もやりかた次第でこんなにも変わってくるのだと改めて実感して、自分もいつかリーダーになることがあったらみんなが気持ちよく作業できる雰囲気を作りたいなと思いました。
 
 読んでいただきありがとうございました。