「これが理想」 りんね

5月26日

*イチジクのカミキリムシ対策

 昨夜の集合で、カミキリムシの対策について、話が盛り上がった。
 あやかちゃんと、これまで洗剤防除から始まり、長い戦いを経てきたのだが、今朝には粘土を突き破って木屑が出てきて、心の中で泣いた。お父さんも、一向に戦果が上がらずに悲しまれていたことだろう。
 だから、集合でこの悲しみをみんなと共有させてもらえたようで、少し心が軽くなった。これで戦果が上がれば、みんなで喜べるだろうし、収穫したイチジクの美味しさも一入であろう。

 先日、お父さんにyoutubeで調べものができることについて教えていただいた。もしやと思い、イチジクで検索をかけてみると、かなりの動画が上がっていた。
 中には有力なコメントもあった。潤滑油のCRE5‐56が、カミキリムシの強力な忌避剤となるそうだ。羽化期の6月下旬ごろ、木の根元20センチ付近に匂いをつける要領で吹き付けると、かなり効果があったようだ。
 また、これは殺虫剤と同じ懸念があるのだが、有機溶剤か炭化水素を使った市販のスプレーならなんでもよいので、その嫌な臭いがするスプレーをティッシュに浸み込ませて、穴を覆い、ガスが漏れないようにラップで包めば、幼虫は死ぬそうだ。最終手段として、この、毒ガス作戦を持っておこうと思った。

 “梨本農園”というギターの藤井さんと同い年くらいのおじいちゃんがアップしている動画をみて、かなり癒された。
 その人は、イチジクは自家用で栽培しているようだが、「テッポウムシ(カミキリムシ)は必ず来るので、何本かは駄目になるけど必ず生き残りの枝があるのでこういう風に仕立てとります」と、ひこばえや根本からの新梢を伸ばしっぱなしにしていた。
 それでも動画のイチジクの木からは、ごく自然体で豊かで美しい印象を受けた。収穫効率を第一にして、一文字仕立てで無機的に立ち並ぶイチジクはあまり美しくはない。“ああ、これでいいのだ”、と気づかせてもらった。

 私は、駐車場のイチジクについて悲観的に考えて、苦しくなっていた。なぜなら、カミキリムシの被害が尋常でなく、すでに古い枝に、50センチも60センチもの穴が10箇所も15箇所も、縦横無尽に開いてしまって、枝の内部がかなり疲弊していることに間違いはなかったからだ。穴だらけの木のことを考えるだけで、疲れてしまった。
 だが、この動画のような考え方もあるのだ、カミキリムシの被害を受けながらも、新たな枝をはやして、イチジクの木は生きていけるのだと知って、心が軽くなった。

 あと、その動画で面白かったのは、ホワイトゼノアという洋種のイチジクが白砂糖のように甘いと紹介していて、「この実はあと2日もすれば熟れて食べれます。……でも、その前に鳥が小突きます」と言っていたことだ。“それじゃあ食べれないじゃないか”と思ったのだが、それでも生き残りがあるのだろう。
 これくらい平らかな心でイチジクを育てている人を見て、自分の気持ちも少し落ち着かせてもらった。
 youtubeで農業の動画を見たのは初めてだが、すごく面白かった。

 

*フラダンス

 先日からフラダンスの練習が始まり、本当に嬉しい。かなり踊っていなかったことに気づく。
 今回は、ひろちゃんやかにちゃんや、ゆいちゃんといった、普段ダンスを一緒に踊らないみんなも一緒に踊ることができるのも、本当に嬉しい。

 私はヘメレ・ノ・リロという曲だった。本当に素敵な曲だ。神聖で、美しい。
 歌詞の意味をゆりかちゃんに教えてもらった。
 “ハワイにフラダンスを広め、人々を幸せにした陽気な王様、カラカウア。その隣には、美しく賢い王妃様が座っている。
 人々は、王と王妃が統治する、広大な山に大きな虹がかかり、しとしとと雨が降る美しい自然のユートピアで、誇り高く生きている。”
 ああ、なのはなファミリーの曲なのだと、思った。
 風景でも、心でも、時折身に沁みて感じる“ここは桃源郷だ”という思い。お父さんとお母さんに守られて、私たちはあるべき生き方をさせてもらっている。

 今日はなのはなのイベントでこの曲を踊った動画も見させてもらった。私はまだ会ったことのない、さとわちゃんがセンターであった。
 やはり、なのはなの踊りであった。本場の人の動画を今まで見ていたのだが、断然なのはなの方が素晴らしかった。ふくよかなフラダンスの中にも、止があって、キレがあって、のびがあって、生き生きと、きらめいていた。ダンサーはもちろん、バンドの音、歌声、コーラス、全てが輝いて、素晴らしい舞台だった。
 “これが理想だ”そう思って、そこに向かって練習していけることが、嬉しかった。