【山小屋便り5月号】「待ちに待った、絹さやの収穫! ―― 三品種の味の違いを楽しんで ――」 よしみ

「こんなに鮮やかな緑色で美味しい絹さやがいただけてうれしいです」 

 食事のときのコメントで次々にみんながこのように言ってくれました。

 2019年11月半ばからBチームで育て始めた絹さやが、今年の4月に入り、少しずつ食卓に登場しています。

 私が直接絹さやの手入れにたずさわったのは3月末からなのですが、なのはなに来て初めて手入れをし、初めて収獲をさせてもらった記念すべき野菜が絹さやで私にとって思い入れのある野菜です。

 Bチームでは3種類の絹さやを育てています。『豊成(とよなり)』、『白星(しろぼし)』、『うすいエンドウ』です。

 絹さやを定植してからは主に、草取り・水やり・追肥・誘引・防除などの手入れをしてきました。

 私が特に気をつけて手入れをしたのは誘引の作業です。

 私が絹さやの手入れに入らせてもらうようになった頃は、かなり絹さやが成長していて一メートルを超えていました。そのため、たくさん伸びている枝を誘引する作業がすごく重要でした。

 あまり無理矢理引っ張って誘引をしてしまうと枝が折れてしまうので優しく誘引することが大切だよとチームのみんなが教えてくれて、優しく、丁寧にを心がけて誘引しました。

 絹さやを育てはじめの頃、根元をスズランテープでまとめて誘引していたため首締め状態になり、根元の茎が細すぎるという事態が発生しました。

 そのため、急いで根元のスズランテープを取る作業もしました。

 その日はかなり暑くて少人数で行っていたのもあったため、個人的に1番苦労した作業だったように思います。1つひとつスズランテープを取っていくのはなかなか大変でしたが、絹さやのためだと思うと全く苦ではなかったです。

■試行錯誤を経て

 他にも、絹さやを育てている間様々な問題が発生しましたが、その都度チームのみんなで話し合い、試行錯誤しながら手入れをしていくことで乗り切っていきました。

 茎が細くなってしまった絹さやは、お父さんが考えてくださった液肥を絹さやの苗に与えることで少しずつ回復してきています。

 初めて絹さやの実を発見したときはすごく嬉しくて、愛おしく感じました。

 日に日に少しずつ成長していく絹さやを見に行くのが毎日楽しかったです。

 そして3月末、待ちわびていた念願の初収穫の日がやってきました。絹さやの収穫基準は約6〜7センチの大きさです。この大きさより小さくても大きくても収穫には適さないため、心の目でしっかり見極めることが大切だということをお父さんから教わりました。

 初めて収獲した日は『豊成』を二サヤとわずかな量ですが、立派な絹さやを収穫することができました。

■声を出すほど嬉しい

 私は初収穫のときは一緒に収獲できなかったのですが、2回目の収獲のときはBチームのみんなと一緒に行くことができました。

 基準の大きさに満たした絹さやを見つけた瞬間、私は思わず、「あったー!」と声を出すほど嬉しくて、チームのみんなで一緒に喜び合いました。このときの嬉しさは本当に忘れられないです。

たくさんの絹さやが採れ始めています!

 収獲当初は数サヤだった絹さやも、4月に入り確実に収量が増えてきています。

 そして全員でいただける量を収獲できた日、食卓に待望の絹さやが登場しました。このときは茹でた絹さやをシンプルにマヨネーズをつけていただきました。シンプルにいただくことで、絹さやの味、食感を更に感じることができます。

 なのはなファミリーで育てた絹さやは本当に味が濃くて、絹さやを食べてこんなに美味しいと思ったのは初めてです。きっと、自分たちで育てた絹さやだから尚更美味しく感じるのだと思います。

 お父さんとお母さん、みんなも次々に美味しいと言ってくれました。お父さんたちの言葉を聞かせていただけて嬉しい気持ちでいっぱいで、私は心の中でガッツポーズをしました。

 ちょうどそのときにBチームリーダーのまゆちゃんと目が合い、まゆちゃんと2人で笑い合いました。きっとまゆちゃんも心の中でガッツポーズをしていたのかなと思います。

 今年はあたたかくなるのが早くて、絹さやは例年より早く収穫することができています。

 今は収獲の大半は『豊成』ですが、『白星』と『うすいエンドウ』も順調に育っていて近々収獲できそうです。これから絹さやの収穫は更に増えていき、食卓で様々な絹さや料理をみんなでいただけるのが楽しみです。

 これからもしっかり手入れを続け、美味しくて立派な絹さやを長期間収穫できるように頑張ります。