5月23日(土)「田んぼのなかで遊ぶ、走る、泥になる!――池下田んぼでどろんこ大会」

5月23日のなのはな

IMG_9824田んぼの中で遊ぶ、走る、泥になる。自分の殻を破る為には、頭から足まで泥まみれになれ。 
泣いても笑っても、一発勝負。なのはなオリジナルイベント、泥んこ大会の日がやってきました。 
今年は全6チームに分かれ、4種目の競技で、ポイントを競いました。 
  私は青チームでした。 
午後12時45分、各チームはプラカードを掲げ、 
古吉野から会場となる池下田んぼまで行きました。

毎年恒例の泥んこ大会なのですが、 
今年は新種目も加わります。 
優勝に輝いたチームには、豪華賞品が。 
そして、最下位のチームには、史上最悪の罰ゲームが。

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〈選手宣誓が青空と田んぼに響きました〉 そんな泥んこ大会の始まり、始まり。 
お母さんの開会宣言。 
ゲストの盛男おじいちゃんによる、来賓挨拶。 
大会会長のお父さんからのお話もあり、 
泥まみれになる気持ちの準備完了。

そして、大会と言えば選手宣誓や、 
屈伸などの準備体操のなかには、 
「四股を踏む」「面・胴・籠手」などがあり、 
身体の準備も完了です。

    IMGP9143 待ちに待った、1競技目は、 
泥んこ大会定番の「泥んこ相撲」。 
泥んこ相撲と聞いて、 
あまりピンとこない人も多いかと思いますが、 
その名の通り、田んぼの中で相撲をするという、 
ルールは至って簡単。

チームの中で順番を決めて、誰と対戦するかも分からない。 
そんな泥んこ相撲は、勝っても負けても 
泥まみれになること間違いなしの競技です。

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身体が大きい方が有利なのか、背が高い人が有利なのか、 
足場の状態によっても、力の入れ具合が変わり、 
波乱万丈な相撲です。 
お父さんが行司をしてくださり、本気で全力の泥んこ相撲。 
強い人と当たったときは緊張するけれど、 
気持ちで負けることはありません。

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チームのみんなで声を合わせて応援をし、 
勝っても負けてもハイタッチ。 
そんな泥んこ相撲は、尻もちをついてドロドロになり、 
相手に倒されてドロドロになり、 
相手を倒したのに、一緒に倒れドロドロになる。 
世界で1番、悔しくて、声を出して、 
全力で立ち向かう泥んこ相撲なのは間違いなし。

初っ端から泥まみれになると、 
もう(汚れたくない)という複雑な気持ちが全く消えて、 
洋服が泥色になっても結構、という気持ちになりました。

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続く2競技目は、新種目の「チャンバラ合戦」。 
この競技は、竹刀に見立てたスポンジの刀を使い 
田んぼの中で1対1の試合をしました。 
「面・胴・籠手」のどこか1つを打ったら勝利なのですが、 
これが意外と難しい。 
柔らかい素材の刀にも関わらず、攻めと守りで接戦となり、 
白熱した激しい戦いとなりました。

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見ていても面白いチャンバラ合戦は、 
時々、意味もなく刀を振り回し、 
時には逃げて追いかけっこのようになり、 
潔く1発を打つ人もいました。

男性陣は特に力強く、真っすぐに突進して、 
前へ前へ進み、相手に面を潔く打ちこみました。

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また、清らかでのどかな田んぼの真ん中で、 
「ポン」と打たれた音がなり、 
一瞬時間が止まったような一発勝負の戦いもありました。 
チーム対抗戦なのですが、どのチームも面白く、 
敵のチームに対しても、 
ついつい大きな声で応援をしていました。

    IMGP9189 IMG_0171     そし続いて、3競技目。運動会の定番、「騎馬戦」。 
なのはなの子はほとんど、女の子なのですが、 
いつもお淑やかで、穏やかな空気の子も、 
全身が泥まみれになり、力強く馬や、騎手になります。 
田んぼということもあり、 
落ちてもあまり大きな怪我はないため、 
6チームの騎馬が一斉に戦い、騎馬が崩れ次第、敗退。

お父さんが試合の前にルール説明と、 
「敵同士で協力して、強いチームを全員で倒す事もできる。 
相手でもあれば、仲間にもなる」 
と教えてくれました。

IMGP9288 騎馬3人の土台に乗った私は、 
予想以上に安定したのですが、 
馬の人達は足場も悪く不安定。 
騎手の力も重要だけれど、 
馬の3人の粘り強さや強い身体、 
諦めない精神力も重要で、 
4人が一心同体とならなければ、崩れてしまう騎馬戦。
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そんな騎馬戦で、私は気持ちだけは 
やる気満々で臨んだのですが、 
「りゅうさんのところ狙おうよ」と言った瞬間に、 
赤チームのが周りのみんなに口パクで 
私たちを狙うように言い、 
(どうして?)と思ったころには、時すでに遅し。

 IMG_0345 3チームに囲まれた私は、 
赤チームの騎手と戦ったけれど、 
後ろにいたチームに騎馬が足をかけられ、 
見事に崩れ落ちる。 
恐るべし、敵チームの協力体制。 
騎馬戦は全部で3試合行なわれたのですが、 
私たちのチームは3試合すべて、赤チームに狙われ、 
見る見るうちに倒されていく。 
泥臭さとともに、 
悔しさでいっぱいになった私たちのチームは、 
次の試合で挽回しようと決心しました。 IMG_0381 IMG_0461最後の種目。「全力疾走リレー大会」。 
私たちのチームは、私を含め、背が小さ目の人が多く、 
相撲でも、騎馬戦でも負けたけれど、 
リレーだけはという気持ちで臨みました。

田んぼの中を全力疾走する機会はそうないのですが、 
竹の杭でトラックが作られ、その周りを本気で走ります。

気持ちだけは強いのに、やっぱり、男性陣の 
りゅうさん、なおとさん、けいたろうさんには敵わない。

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エリマキトカゲのように足を素早く動かし、 
泥の中に沈む前に足を前へ動かすけれど、 
時々、泥スポットにハマってしまう。 
あるいは、バトン替わりのメガホンを 
田んぼの中に落としてしまう。 
またまたあるいは、全力で走り過ぎて、 
口の中まで泥水が入ってしまう。 
そんなこともあり、私たちのチームはまさかの最下位。

お母さんとゲストの盛男おじいちゃん、永禮さんからの 
アンコールがかかり、もう1度リレー大会を行ったのですが、 
これまた惨敗。
IMG_0560チーム全員の顔に「悔しい」と書かれているようで、このまま終わる訳にはいかない空気。 
そんなとき、あゆちゃんから、 
「まだ時間があるので、もう1度、何かの競技をしたいと思います。」 
と声がかかり、多数決で決まったのは、やっぱり騎馬戦。

騎馬戦では悔しい思いをしたので、(次こそは)と思い臨んだのですが、 
またなおとさんチームに狙われて見事に倒されてしまう。 
途中からは私たちのチームが勝ちたいというより、 
なおとさんチームよ倒れてしまえという気持ちになりました。

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            IMG_0677  IMG_0678 結果的に私たちのチームは、1試合だけ2位まで残ったのですが、 
騎馬戦では全6試合中、5試合が最下位で1番最初に崩されてしまい、悔しい気持ちが膨らむばかり。

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そのまま迎えた結果発表。 
もう、私たちが何位なのか、見当がついていたのですが、 
「なんと、5位と最下位の点差は2点!」というあゆちゃんの声を聞いた瞬間に希望が。 
そう思ったのも束の間。予想通り、私たちのチームは最下位となりました。

そして罰ゲーム。 
「最下位以外のみんなは、田んぼの中に大きな円を作って下さい」 
とあゆちゃんが言い、その後、 
「青チームのみんなは真ん中に来て、恐る恐る震えてくださいね。」 
と笑って言いました。 
 

IMG_0771 何と、罰ゲームは史上最悪の 
「50秒間、全チームから泥水を浴びせられる」という、 
なのはなでしかできない罰ゲーム。 
でもあゆちゃんが私たちの悔しさを分かってくれたのか、 
「罰ゲームのみんなも、 
他のチームに泥水をかけていいことにします。」 
と言ってくれました。 
騎馬戦で悔しい思いをした赤チームに、 
思う存分泥と泥水をかけ、お互いさまで、 
家族全員が頭からつま先まで泥だらけ。

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罰ゲームの間は、前も見えなければ、誰の声も聞こえず、 
ただただ無心で泥を投げ、 
悔しい気持ちを発散したのですが、それがまた気持ちいい。

その後も、4分間の自由時間で、 
田んぼの中では至る所で相撲が行なわれ、 
目が合ったらとにかく相撲。 
このチームに負けたと思ったら、 
そのチームに泥団子爆弾を投げ、泥水の中にダイブさせ、 
スッキリしたと思ったら、後ろから反撃が。 
その繰り返しがまた面白く、どこのプールよりも、 
どこの海よりも、どこの田んぼよりも、 
ビショビショに、ドロドロになり、 
心の底から楽しい気持ちが湧き出てきました。

  IMG_0814 IMGP9696 IMGP9701きっと、世界で1番楽しくて、スリリングで、 
大人数で田んぼで遊んでいるのは、 
なのはなファミリーだけだと思いました。 
田んぼの中に入り、全身が泥まみれになればなるだけ、 
自分の殻を破ることができ、泥臭く、 
諦めない粘り強さが身につき、 
小さなこだわりが全てなくなりました。 
人間の本能が生き生きと輝き、身体全身を使って遊び、 
笑い、楽しむ。 
良い天候の中、池下田んぼでは世界で1か所だけの、 
泥んこ大会が行われました。 
  IMG_0811 IMGP9608 泥んこ大会。次回はどんな競技と、 
どんな作戦と、どんな仲間と相手が待ち受けているのか、 
楽しみです。 
スペシャルゲストの盛男おじいちゃん、永禮さんも一緒に、 
お父さんとお母さん、家族みんなで思いっきり笑って、 
全力で戦い、精いっぱいの力を出し、 
心から楽しんだ時間が嬉しかったです!

(ななほ)
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