「なのはなの農業を進化させる」 やよい

5月15日 

 午前中は3日ぶりに畑の見回りを行うことができました。
 気づけば私が担当させていただく今期の夏野菜の全てが植わっていて、定植の時期をずらしているもので、まだ植わっていないものもあるのですが、見回る畑は8枚ありました。  見回る畑も多くなったのですが、久しぶりに野菜をじっくりと見ることができてとても安心しました。
 お父さんが考えてくださって、ここ数日で、定植された野菜たちを活着させ、栄養を補給するためスペシャル液肥をあたえているのですが、その効果が一目瞭然といった感じで、目に見えて分かりました。
 とくに、スイートコーンの1~4弾は変化が大きいです。
 山畑西へ行くため坂道を軽トラックで上がると、ずらっと並ぶ健康的で緑色をしたスイートコーンたちの姿が見えて、青空の下でそよ風を受けて、以前よりも誇らしげなその姿にとても嬉しい気持ちになります。
 スイートコーンは日に日に元気を取り戻していると思いました。

 定植された苗たちの不調を救うため、お父さんが対策を考えてくださって、本当に有り難いなと思いました。畑全体を見て、視野を広く持って、的確な評価、的確な対策を打つこと、いつもそうやって、みんなのために頭と心を遣っていることが本当にすごいと思いました。
 私も小さな事に気を取られずに、いつも大きなところを見れるようになりたいと思いました。

 お昼の集合で、お父さんが「今年は野菜にあたえる肥料を極めたいんだ。」と話してくださって、とても嬉しかったです。
 私もお父さんとみんなと今年の夏でもっともっとなのはなの農業を進化させたいと思いました。常に、進化させ続けようと、求める気持ちを絶やさず、突き進んでいくお父さんの元で、その姿を見て、勉強させてもらえることがとても有り難いことだと思いました。

 昨日の夜の集合での、軽トラシステムに、電車の車線を変更するときに車掌さんが使っている札のように、軽トラごとに、札を作ろうとお父さんが提案してくださいました。
 今まで乗りたい軽トラが駐車場に行くとなかったりして、混乱が起きていて、この問題をどうすれば解決できるのだろうかと、ずっと悩んでいました。
 お父さんの思いも付かないアイデアに驚きました。
 悩みがユーモアで吹っ飛ぶような感覚になりました。
 その札なのですが、デザインをいくつか考えてみたのでまた見てもらえたら嬉しいです。

 午後はやすよちゃん、まなかちゃん、さくらちゃんと2巡目の液肥やりを行いました。
 作業に出る前に、午前の見回りでいくつか気になったことで、調べてもどう評価してよいのか分からなかったことをお父さんに質問させていただき、一つひとつの疑問に落としどころをつけるように、答えをいただけて、疑問がたまって重くなっていた頭が軽く爽やかになりました。
 その質問をさせていただいたことで、液肥にさらに石灰分と窒素分を1キログラム足し、さらにパワーアップした液肥にして、午後は液肥やりをすることができました。
 お父さんと相談すると、いつも必ず糸口が見つかります。作業前だから、質問するか迷ったけれど、質問してよかったと思いました。
 けど、そのことに甘えずに私もお父さんと同じ答えを見つけられるように頭を使うこと、努力することを怠ってはいけない、という意識を常に持ちます。

 液肥やりでは13枚の畑を回ります。
 13枚の畑を効率よく回れるように古吉野にある畑を地図でかくと一筆書きになるように畑を移動していきます。
 やすよちゃん、まなかちゃんペアは山畑西からスタートし、さくらちゃんと私は石の下からスタートして、最後はやすよちゃん、まなかちゃんペアと出会います。
 1枚の畑全面に植わる野菜たちすべてに液肥をあたえるのは大変なようにも思えるのですが、さくらちゃんと私は野菜に水をあたえるときと、液肥が入ったジョーロを両手に持った時以外は走っていました。
 ジョーロが空になった瞬間軽トラに乗せてあるタンクまで走って、また野菜へと向かいます。
 定植されたばかりの野菜の茎は太さ1センチあるかないかくらいの細さで液肥をかけて肥料やけしないように気にかけました。
 
6リットルジョーロ一杯で18株、8Lジョーロ一杯で22株にあたえる。
 私とさくらちゃんが使ったジョーロはすべて6Lジョーロだったのですが、ぴったり18等分するのがとても難しかったです。 
 それが悔しかったです。
 18株目まで同じ水量で液肥をあたえ終えられたときはとても気持ちがよかったです。
 1回1回の野菜にあたえる事に水量を均一にする感覚を養いたいと思いました。
 移動間も走って、スピーディーに行うけど、苗への配慮を忘れてはいけないと思いました。葉と茎に液肥をかけないこと、土をけずって培土を露出させないこと。
 さくらちゃんは、スピード感を持ちつつ丁寧に液肥をあたえていました。
 吉畑奥で、17時前にやすよちゃんと出会うことができて、(出会った!)と心の中で叫びました。
 午後の2巡目の液肥やりを終えられました。どうか苗たちが元気になってくれますように。

 最近は、カズオ・イシグロさんの『日の名残り』を読んでいます。
 主人公がきわめて誠実で真面目で品格が高く、この本を読んでから、主人公が心のどこかにずっといるように思います。
 明日の朝は本の続きをたっぷり読みたいです。