「始まりの日」 なつみ

5月12日 なつみ

○田んぼのはじまり
 始まりの日、播種を無事に終えることができて、安心したのと同時に、お米を自給自足するのはこんなにも大変なのだと思うと、毎日美味しいお米が食べられることがありがたくて、感謝するべきことなのだと改めて思いました。
 
 人生で初めての播種。私は黒い苗トレーを運ぶ係でした。播種機によって、トレーには発芽米が焼土にサンドイッチされています。
 トレーをグラウンドに運ぶと、今度は苗床に置く係の人が受け取り、その後、防除隊によって消毒されます。播種機につく人がいて、運ぶ人がいて、置く人がいて、消毒する人がいて。一連の流れが工場のようで、自分は機械の一部になったみたいで楽しかったです。 運んでいるときは、落とさないか緊張しました。お父さんは「1トレー860円」と教えてくれました。みかちゃんも「安くても600円」と言っていて、運び途中の段差が(なんでこんなところに段差があるんだ!)と言いたくなるほど、少し憎くなりました。
 運びの人は、機械のスピード上、手が余るので、その間お父さんがずっとお話をしてくれました。9時から始まって、12時30分程までずっと、野菜の話や、稲の話、アミノ酸の話などをしてくれて、とても面白かったです。
 そのなかでも、特に印象的だったのが、稲の連作障害がない理由です。あゆちゃんが「酸化と還元を繰り返すから」と教えてくれたのですがお父さんは、「自分で調べてみてください」と、言ったきりです。
 なので、私は調べたのですが、恐ろしく難しいです。もう少し理解してから、日記に書いて提出しようと思います。でも、ただ教えて貰うだけでなく、自分で調べるのも、そこで色々な知恵が付くので楽しいし、面白いと思いました。
 苗を運んでいると、永禮さんが苗置きをしてくださっていたり、盛男おじいちゃんが、田んぼについて、お父さんやみかちゃん、あゆちゃんに話している姿見て、本当に色々な人の力があって、なのはなの美味しいお米ができているのだと思い、これからの手入れ、約4ヶ月の間のつきあいを、大成功に終えられるように、お父さんと同じ気持ちで頑張りたいです!
 初めての播種。苗トレーを落とさず、最後の人まで繋げて、良かったです。日本一美味しいお米がなのはなのお米であると、播種を終えた昼食で、心の底から思いました。皆と美味しいお米を今年も作れるように、私ができることを、頑張ります。

 今日も1日ありがとうございました。
 播種を終えた後のキャベツの手入れも、書きたいことがいっぱいあるのですが、ここまでにして、明日書きます。毎日をもっと濃くできるように、明日も全力で、皆に心を沿わせて過ごします。
 おやすみなさい。