5月12日(火) 「田んぼが始まる!-種籾の播種―」

5月12日のなのはな

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田んぼが始まる! 
毎日1枚1枚と地域の方の田んぼに水入れが始まり、 
古吉野地区のお家にはお庭にミラーシートで覆われた 
苗床が目立つ季節になりました。 
地域全体がお米作りに向けて 
やる気と活気に満ちた雰囲気の中、 
なのはなファミリーでも播種を迎えました。

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私は今回、 
種籾の塩水選、温湯消毒、 
芽出しから携わらせてもらいました。 
盛男おじいちゃんから教えていただいたやり方を 
受け継いだなのはなの仲間に教えてもらう、 
一つひとつ体験することを 
身体と心で感じました。

種籾から芽がぴよっと出た瞬間 
何とも言えない嬉しさと愛おしさを感じました。 
この種籾たちが私たちのお米になると思うと 
この一粒一粒にどれだけのエネルギーと可能性が 
あるのだろうと思いました。

品種によって塩水選をするときの種籾の様子や 
芽の出方など違いがあり、 
一律ではなく、一つひとつを的確に判断し、 
一番良い状態にしなければいけないと思いました。

経験している子がリードしてくれて、 
一つひとつのことを丁寧に見てくれました。 
私も意志を持って感じて 
本当に的確でありたいと思いました。

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芽出しの最終日は、 
種籾を水からお湯につけて一気に芽を出します。 
その時期はかなりデリケートです。 
温度調整を2~3時間おきに見て、 
種籾の状態を見ながら温度を管理しました。 
夜も何度か見回り、 
なんだか味噌作りのときのような緊張と、 
シャワー室の種籾を思うと自分に守るべきものが 
できたような使命感と、 
それでいて種籾は、自分よりも 
大きくはかない存在のようにも感じて、 
ドキドキが止まりませんでした。 
面白さと奥深さが勝り 
プレッシャーも嫌ではありませんでした。

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盛男おじいちゃんに 
種籾の芽が良い具合に出ている 
と言っていただいて、ほっとしました。 
自分達で芽出しができることは、 
おじいちゃんのおかげであり、 
それを代々受け継ぎここまで繋いでくれた 
人がたくさんいるからで、 
私もその一部として今回の体験を 
未来の人へ受け継ぎたいと思いました。

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播種の日、 
盛男おじいちゃんと永禮さんも来て下さいました。 
みんなが見守る中、播種機が動き始め、 
種籾たちがトレーに蒔かれていきました。 
一枚一枚種まきされたトレーをグラウンドの苗床に 
運びます。 
慎重に細心の注意を払いながら、 
だけどスピーディーに運びます。 
永禮さんとゆりかちゃんに手渡し 
苗床に並べられていきます。 
そこから防除をし、 
不織布とミラーシートをかぶせていきます。  IMG_9743 グラウンドではおじいちゃんに教えてもらいながら 
並べたトレーの側面を土で固めていきました。 
こうすることで水を逃さないようにして、 
水分量を均一にする効果があります。 
この人手間をするのとしないのとでは、 
管理のしやすさが違う、稲の生育が違う 
とおじいちゃんが教えてくださいます。
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おじいちゃんがひとつひとつの工程を 
語ってくださるとき、 
おじいちゃんのこれまでの体験や 
稲や野菜とともに過ごした年月の深さを感じて 
私もいつかそう稲や野菜と向き合えるように、 
今謙虚に吸収したいと思います。 
おじいちゃんの大きな決断や判断を 
習いたいです。 
今日の播種におじいちゃんが来て下さって、 
とても嬉しかったです。

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〈グラウンドまでトレイを運ぶと、  永禮さんが笑顔で受け取って、並べてくださいました〉

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播種は流れ作業で進んでいきます。 
まるで巨大な工場のように 
粛々と苗床にトレーが増えていきます。 
ある程度のところまで完成すると、 
私はトレーに不織布とミラーシートをかけていきました。 
これから数日間稲が暮らすお家です。 
きちんと保湿できるように、 
快適に暮らせるように、 
慎重にかぶせていきました。  

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〈立ち枯れ病対策の防除を行ないました〉

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防除をしてくれる人の後をおって 
終わったものから被せていきました。 
同じチームの人と 
息を合わせて、 
ポイントを外さないように 
きっちりと作っていきました。 
トレーの上にピンと被せた不織布を見た 
みんなが奇麗と言ってくれました。 
私も奇麗と思いました。 
ただ稲のことを思って作業をする時間に 
満たされた気持ちになりました。

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全種籾の播種を終えたあと、お父さんがお米作りが始まることについて話しをしてくれました。 
今から稲刈りまでの4か月間、しっかりと見ていく、ミスをしないこと。 
グラウンド一杯の苗床とそこに入った種籾を見ると緊張します。 
でもこの4か月間、走り切りたいと思いました。 
なのはなファミリーが誇る自給自足の基本のお米を 
苗から自分達でつくること、そのことに誇りをもって向かいたいです。 
なのはなファミリーのお米作り、 
この地域に根付くお米作り、 
謙虚に吸収して上達したいです。 
4か月間この種籾たちと、みんなと走り切りたいです。

(まえ)