「野菜の力を信じる」 ゆきな

5月11日

 1日、播種の準備をしました。まえちゃん、ふみちゃん、のえちゃんとでした。そして、午後、スーパーマンのようにもう1人現れました。みかちゃんです。
 芽出しをしていた種籾をみかちゃんと新聞紙の上に広げて水気をとりました。新聞紙も規則性にして並べよう、そうしたら後から取りやすくなる。そういった細かなところまで目が届く(心が遣える)みかちゃんに憧れます。みかちゃんを見ていたら視野を広げることは、自分の世界が広がるだけではなくて、人の為に心を遣えるようになるのだと思えます。そうだから、もっと私は視野を広げて、こころを大きく広げて、過ごせるようになりたいと願います。
 
 ミルキークイーンとあきたこまちの2種類の種籾には、小さく小さく1ミリほどの白い芽が出ていました。鬼の角みたいにツンとしているけど、まだ繊細で柔らかな感じがします。香りは稲刈りをしたときの稲の香りがほんのりして、そうそうこの香り、と嬉しくなりました。
 「種籾に触ると幸せな気持ちになるよね~」みかちゃんの声がしました。不思議なくらい、この1粒1粒が愛おしくなります。この1粒、無駄にしてたまるか、そんな気持ちがありました。

 そのあとに、5年生教室に紫黒米の種籾を広げました。紫黒米はミルキークイーンやあきたこまちよりも芽が出にくいのだよ、みかちゃんが教えてくれました(芽は白色です)。紫黒米の種籾はあまりじっくり見ることがなかったです。先ほどの2種類よりも細長く感じて、水滴がついていると種籾が黒光りして上品でインパクトがありました。

 芽を痛めてしまったら、もう芽は出ない。だから、優しく触れて、種籾を驚かせないように薄く広げていきました。
 集中力もいるのですが、この時間が楽しく思いました。

 明日が1年に1回のイベント、播種。だから、今までと同じ感じ方ではなくて、又違った見方で見られるように楽しみたいです。

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 ミニトマトの花がやっと咲きました。2日前から咲きかけていて、今朝見たら2輪ほど咲いていました。ああ、実がつくのか、と思うとじんわりと嬉しさが出てきました。それと同時に、焦りというかこれからのことを考えると緊張する面もあるけれども、落ち着いて野菜を見たいです。

 昨日、化成肥料の追肥をれいこちゃんを中心にしてくれました。下葉が薄く黄緑になっていること。成長点から花の距離が15センチから10センチあると生育が良くてそれより短くなると追肥のサイン、という資料を読んで足りない気がしたこと。葉の茎が長いのに葉が初めのころよりも小さくなっていること。それらを、れいこちゃんに相談してあげることになりました。

 今朝見たら、葉がねじれていて、トマトはそこまでその肥料を求めていなかったのか、と気づきました。ある野菜の本に、野菜に素直に寄り添って、野菜の力を引き出せるように、自分は野菜にほんの少し手を助けるだけ、と書いてありました。野菜の力を信じながら、見ていきたいです。
 

 読んでくださって、ありがとうございます。少しでも、気持ちをオープンにして生活したいです。上手くできないことはあって、悔しいときもあるのですが、前向きにいます。