「地域の溝さらいに参加して」 るりこ

5月7日

○1日のこと
 レクリエーションが終わり、今日からまた日常モードへと切り替わりました。
 今朝はレタスの収穫から始まり、朝から嬉しい気分でした。

 午前はまえちゃんとさやねちゃんとまちちゃんと、播種に向けてグラウンドの整備を進めました。播種をした苗が芽を出すのに、地面が平らでないと発芽が揃わないということで、かなり綿密にトンボをかけて、地面をきれいに仕上げました。稲の苗はとても繊細なのだと感じました。

 午後からりなちゃんとえみちゃんとニンジンの草取りと追肥を行ないました。えみちゃんと一緒に作業をするのは初めてだったけれど、りなちゃん、えみちゃんの真っ直ぐな気持ちが本当にきれいで、3人だったけれど、根気強く草取りを進めることができました。

 夕食にはキャンプで採った山菜の天ぷらと、嬉しい、れいこちゃんのお祝いのお赤飯をいただきました。仲間のお祝いをこうしてみんなと喜べる環境がとても嬉しく、何だか安心するなと思いました。

 とりとめがないけれど、昨晩のことを少し。
 今日のなのはなのウォークラリーの記事を書かせていただきました。約5時間に及んだ出来事をコンパクトにどうまとめようかと思ったけれど、書いていると、そのときそのときの情景が鮮明に思い出されて、自分が感じた気持ちが整理されていきました。改めて、体験したことを言葉にすることは大切なんだと実感させられました。
 だから日記はなるべく毎日書きます。1日1日の時間をただ消化するのではなく、どんなに小さなことでも積み上がる1日を過ごしたいです。
 

○地域の溝さらいに参加して
 火曜日のことになってしまいますが、書き留めておきたいです。
 河原地区の溝さらいに、のりよちゃんと行かせていただきました。朝6時過ぎに古吉野を出発し、現地へと向かいました。早朝はまだ車通りも少なく、空気が澄んでいて気持ち良く感じました。
 現地でしばらく待っていると、今回から新しくお借りすることになった田んぼの前のお宅から前原さんが来られて、「なのはなさんですか」と声を掛けてくださいました。そして集合場所まで案内してくださり、軽トラも家の前に止めていいですよと言ってくださいました。とても穏やかそうな方で、心が温かくなりました。

 8時から溝さらいが始まりました。男性の方、女性の方を含めて、18人の地域の方々がおられました。わたしは地域の清掃活動に参加するのは初めてで、もっと固い雰囲気なのかと思っていましたが、「では、始めましょうか」という男性の方の声かけで、みなが動き出しました。隣にいた方が、「行きましょうか」と声を掛けてくださいました。

 わたしとのりよちゃんは、女性の方々について、溝におちた草や泥をさらっていきました。とても楽しい作業で、夢中になって溝をきれいにしていきました。
 すると年配の女性の3人組の方が、「頑張るわねぇ」と声を掛けに来てくださいました。そして口々に、畑をよくやるわね、いつも大人数で活気があって元気が出るわなどと言ってくださいました。改めて、地域のたくさんの方がなのはなのことを応援してくださっているのだと感じ、自分のことのように嬉しく思いました。

 1本の溝を辿りながら、追い越し、追い越ししながら、たくさんの方々と進んでいきました。もう少しで田んぼに水を入れます。そのためにもみなで協力して、溝をきれいにしているんだと思うと、都会にはない地域の仲間意識を感じました。
 気がつけばかなりの距離を進んでいたらしく、「ここまでです」と声が掛かりました。初めに集合した赤い橋が、見えないくらいずっと遠くにありました。

 解散かと思いきや、帰りがけにある、ある女性の方の田んぼの排水マスが壊れているということで、男性の方を中心に工事に取りかかりました。セメントを運んできて、大がかりな作業になりました。地域の方たちは一見、口調は荒いけれど、そこには壁や遠慮というものがなくて、どの方々もやるなら良い仕事をしようという気持ち一本だけでぶつかっていました。それが自分の田んぼではなくても、仲間のため、地域の顔見知りのために、ここまで一生懸命になれるみなさんの姿をみて、そこにはお父さんとお母さんが教えてくださる、利他心があると感じました。そして、その繋がりが素晴らしいと思いました。
 工事は約1時間にも及び、そのなかでわたしとのりよちゃんもセメントを運ぶ作業を手伝わせていただいたりもしました。「気をつけろよ」と気に掛けてくださりながらも、「よくやるな」と笑ってくださいました。

 工事が終わると、公民館のような場所に集合して、挨拶をしました。そのときでも、地域の方が、「よく手を洗いな」と水道を使わせてくださったり、帰り際まで、「ありがとうな」と声を掛けてくださる方がたくさんいました。
 知らない方のなかで仕事をさせてもらうことを、初めは大丈夫だろうかと不安しかなかったけれど、地域の方々のたくさんの優しさに助けていただいて、とても充実した、楽しい時間を過ごさせていただくことができました。世の中は意地悪なことだけではなく、こうして温かく見守って応援してくださる方、優しい方が身近にたくさんいるのだということを知って、わたしも強く、恐れずに生きたいと思いました。
 仕事の内容だけでなく、地域の方と交流させていただいたり、そのなかで働く姿勢や進め方も学ばせていただくことができて、地域の溝さらいに参加させていただけて、とても良い経験ができて嬉しかったです。

 おやすみなさい。