「ゲームをするよりも楽しんだ」 りな

5月6日

 いよいよ今日がウォークラリー当日。私はウォークラリーの実行委員をさせてもらって、今日までたくさんの準備をしてきました。みんなが快適に山で過ごせてもらえるかとか、楽しんでもらえるか、とてもドキドキしてずっと緊張していました。
 私はあゆちゃんとお白い族の担当をさせてもらえることになりました。あゆちゃんにお白い族ではどんなことをするのか聞いたときは、こんなことしていいのかとびっくりしたけれど、見たこともしたこともなくてワクワクしました。

 下見の時に、初めておじいちゃんの山を回りました。おじいちゃんの山にはシダ植物が茂っていて、アマゾンのようだなあとおもいました。こごみみたいなくるんとした可愛いものも入り口付近にたくさん生えていたり、一緒に回ったみかちゃんがこしあぶらを教えてくれたりしました。こしあぶらもどきがたくさんあって、何度も間違えそうになったけれど、葉っぱがギザギザしているものと教えてもらって見分けられるようになりました。こしあぶらは明るい黄緑で、上に葉っぱが向いていたので、そこだけ光っているように見えました。
 下見の時にどこでどのゲームをするか決めました。去年に作った地図を片手に、山道を登っていくのが冒険家になったようでとても楽しかったです。

 予言者の村に決まったスポットは、そこだけ木漏れ日が広くて、浮いているように見えました。小さな橋が渡されていて、小さい島が出来ていてまるで予言者の村をするために作られたかと思うぐらいぴったりの場所でした。通り過ぎる時振り向くと、木の幹がアーチになっていて、とても感動しました。

 タケノコの山は、獣が掘った跡がたくさんあって、獣に先を越されたかなあと思っていたら、5センチぐらいの小さいタケノコがいくつか出ていました。私は30センチぐらいの竹の子しか知らなくて、こんな小さい竹の子だったらダメなんじゃないかとおもっていたけれど、そのぐらいが一番おいしいことを知って驚きました。
 イノシシがとらないように、罠っぽくスズランテープを巻き付けたりしました。
 
 2回目の下見の時には、お母さんも一緒に山の整地に行きました。お母さんが鎌をもって足元の大きい木の枝を脇に振り払っている姿がとてもかっこいいなあと思いました。
 お白い族の場所をアトリエか露天風呂にできる小屋か迷っていて、お母さんに見てもらえたのが嬉しかったです。小屋の中は少し散らかっていたのに、ほんの数分であっという間に綺麗になって、魔法のようでした。どうしたら一番山を綺麗に見せることが出来るのか、そこまでお母さんが考えてくださって、私もお母さんのように美意識を持ちたいと思いました。
 列になって山を登って、どんどん根笹が刈れて道が作られていきました。山のポストの整地では、お母さんが、「ただスペースを広くするだけじゃなくて、みんなが来ることをイメージして、山をデザインしないといけないんだよ」と言ってくださりました。私はイメージすることが出来ていなくて、ただみんなが歩きやすいように整地するだけじゃいけないんだなあと気が付くことができて、本番のイメージを大切にしたいと思いました。

 制作物は、つきちゃんやもえちゃん、実行委員のみんなも協力してくれて、藁スカートを実行委員分作りました。これは、すだれ編みです。夜にみんなで集まって作る時間がとても楽しかったし、あゆちゃんも来てくれてしめ縄も教えてくれてとても嬉しかったです。あゆちゃんのしめ縄が売り物よりももっと綺麗ですごいと思いました。私もお正月の時より少し上手くなったような気がして嬉しかったです。
 
 当日までに荷物を置いて、今日、初めて小麦粉を箱の中に入れました。小麦粉の袋はあゆちゃんが考えてくれて、のれんのようにかけました。みんながびっくりして見てくれるのを想像して、あゆちゃんとニヤニヤ笑っていました。
吹き矢のあけみちゃんとまゆこちゃんの声が聞こえてきました。準備の時から吹き矢族になりきっていて、恥ずかしがらずにみんなを盛り上げられるのがすごいと思いました。声を聞いているだけで、笑顔になりました。

 最初に来たのはのりよちゃんチームで、とてもにぎやかでした。くぐってねの看板が見えなくて、通り過ぎようとしたときは少し焦ったけれど、気が付いてくれて、看板を見てびっくりしてくれて少し嬉しかったです。
 みんなが積極的に立候補してくれて、サービス精神旺盛で小麦粉に顔を突っ込んでいくのが、面白かったし、飴がとれてもとれなくても「これめっちゃ楽しい!」と言ってくれるのがとても嬉しかったです。
 チームによって雰囲気が違ったのも面白かったし、立候補する人が多すぎてじゃんけんしているチームもあって嬉しかったです。
 時間が空いたときもあったけれど、そういう時はあゆちゃんと色々しゃべれて嬉しかったです。ぼーっと木の椅子に座って遠くの木を眺めていると、わっさわっさ揺れていて生きているみたいでした。

 お昼は特別な卵サンドとフルーツサンドでした。2つとも人生で一番おいしいサンドイッチで、ぺろっと食べてしまいました。こんなにおいしいのを作れるお仕事組さんがすごいと思いました。
 デリのところから、みんなの「おいしい!」という声がたくさん聞こえてきて、姿は見えなくてもみんないるんだなあと思って嬉しかったです。
 絵描き族のところに行って紙とペンをもらい、すこしあゆちゃんとスケッチしました。たまたま私のズボンに止まったクモがカメムシのような、ダニのような形で、模様があって、あゆちゃんが喜んでくれました。あゆちゃんの絵がとてもうまくてびっくりしました。

 お父さんお母さんチームは、お父さんが犠牲になりました。「3,2,1,0!」の時に、お父さんが顔全面に小麦粉をつけて、飴を口にはさんでいて、お父さんがヒーローみたいにかっこよく思いました。
 吹き矢族から「ふきふき!」とか、「やーやー!」とか聞こえてきたり、お父さんの喜ぶ声が聞こえてきたりして、とても楽しかったです。

 5時間あっという間でした。実行委員をさせてもらって、準備する時間も、みんなを楽しませる時間もとても楽しくて、ゲームをするよりも楽しんだような気分です。また、おじいちゃんの山に行きたいなあと思いました。