「田んぼを回って」 るりこ

4月30日

○まえちゃんと
 書きたいことがたくさんあります。

 一昨日のことになってしまうのですが、まえちゃんと田んぼの排水止めに行かせていただきました。
 なのはなではゴールデンウィークが開けたら播種が行なわれる予定で、地域の方々もそろそろ田んぼに水を入れ出すだろうということでした。
 今回は全部で14枚の田んぼでお米を育てるとまえちゃんから教えてもらいました。
 そのなかに新しくお借りした田んぼも数枚含まれていて、それらの田んぼがどんな田んぼになるのかを知っていけることが楽しみだと感じました。
 わたしは初めて行く田んぼもあって、まえちゃんと田んぼツアーをしているようで嬉しかったです。

 田んぼの排水口を探して、備え付けの水門を木の板や石板でふさぎ、それから土嚢を置いて排水を完全に固めました。
 木の板には年期があって、長い年月にわたって使用されてきたんだということがわかりました。
 田んぼによって水門の形が異なりました。
 コンクリート製のものもあれば、木の枠のようなもの、溝だけの場所もありました。
 その都度、まえちゃんが、ここはどう排水をするかの判断を下していく姿が格好良かったです。
 恥ずかしい話ですが、わたしは田んぼ1枚に対して、入水口も排水口もそれぞれ1つずつしかないのだと思っていました。
 だから、田んぼによっては排水口が3ヵ所もある場所もあって驚きました。
 これを知らずに1ヵ所だけを止めて排水したと思っていたら、危ないことになると思いました。よく覚えて、知っておきたいと思いました。

 たくさんの田んぼを回っていると、立地も含めて、好きだなと思う田んぼが見えてきました。
 なかでもまえちゃんが1番好きだと言っていた石生西田んぼがわたしも気に入りました。
 トラクター道を隔てた横に川が流れていて、大通りから少し離れた静けさがあって、何となく落ち着く場所だと感じました。

 毎年感じることですが、新たに増えた田んぼや畑も含めて、名前と場所が一致すると嬉しさがあります。
 今回、まえちゃんと田んぼを回らせてもらって、今年の田んぼの場所を覚えることができてよかったです。

 最近、キャンプ準備や作業でまえちゃんと一緒にやらせていただく機会が多いです。
 まえちゃんといると身体も心も軽くなって、特別何かがあるわけでもないけれど、その時間が楽しいと感じます。
 まえちゃんが大きく受け入れてくれていると感じられることが、安心していられるのだと思います。
 チームで集まって何かをするときも、まえちゃんはみんなを明るくリードしてくれます。まえちゃんが格好いいです。
 今、レクリエーション準備を、まえちゃんと同じ担当として向かっていけることが嬉しいです。
 まえちゃんの姿から吸収したいです。

○桃の摘果
 1日を通して、あんなちゃんと桃の摘果作業に入らせていただきました。
 桃の作業に入れると聞くと、いつも嬉しいです。
 あんなちゃんと作業ができることが嬉しく思うからです。

 桃の摘果が、摘蕾よりも好きだと思いました。
 摘蕾よりもこれからの実に大きく影響するし、花の数を少なくするので絶対に間違えたは許されないと思うけれど、そういった緊張も含めて、真剣な作業空気にも気持ちが引き締まって正されます。
 桃の実がなったとき、どの位置だったら桃が成長しやすいかな、この幅で伸び伸びと大きくなれるかなと考えながら、無心になって桃のことだけを見て考えいると、本当に時が止まったようです。

 今日は池上と開墾26アール、夕の子、新桃の4枚を回りました。
 ときどき、あんなちゃんがこの木は何の品種だということを教えてくれました。
 興味深かったのは、夕の子畑の1番下にある桃の木で、『恵白』という9月に採れる晩生の品種なのに、今の時点での実の大きさは1番に大きいということでした。
 大きさだけで見たら1番に採れそうなのに、真逆な結果に驚きでした。
 桃の摘果は実の大きさじゃなくて、あくまで枝につく場所を考えて花を落としていくので、土の上で育つ野菜とはまた違った答えになるんだと思いました。

 作業初めには、あんなちゃんも今日で一巡するのは厳しいかなという感じだったのですが、ラスト10分で新桃の幼木の摘果を終わらせることができて、時間内に一巡目を終えることができました。
 あんなちゃんも、「嬉しい」と笑ってくれました。