「なのはなの夏、マクワウリ」 れいこ

5月1日

 マクワウリの第1弾を定植しました。
 なのはなの夏といえばマクワウリ。マクワウリと言えば、お父さん。「けんぼうそんなものうまかね」というおばあちゃんのセリフ。
 メロンのような爽やかな甘さと、スイカのようなみずみずしさで、いくらでも食べられそうなくらい、夏にぴったりのデザートです。私は果物の中で、メロンが1番大好物だったので、なのはなでマクワウリに出会い、ファンになりました。
 今回、担当者として育てていけることが、ちょっぴり緊張するけれど、とても幸せです。
 第1弾は、61株です。
 午後から、銀マルチシートを張るところから、定植、草敷き、ネットがけまでを行いました。
 時間的には、分刻みのタイトなスケジュールだったけれど、つきちゃん、あけみちゃん、まみちゃん、しなこちゃん、りなちゃん、えみちゃんと一緒で、とても心強かったです。
 みんなの明るい表情や声に、それだけで、絶対にできる! と希望が湧いてきました。
 前回まで、梅雨や多雨で、せっかくきれいな実をつけていても、最後に割れてしまったり、水たまりで腐ってしまうことがあったので、今回は初めて銀マルチを使うことになりました。幅1.5mで傾斜のついた畝の、上半分を銀マルチで覆います。
 それは、地温抑制効果もあるようで、夏の炎天下にも心強いなと思います。白い寒冷紗とともに、暑さ対策は万全にできそうで嬉しいです。
トンボで要所要所を留めて、あとは土を盛って、ぴんと張れました。
 次に、株間1mをとって、マルチに穴を開けていきました。つきちゃんが作ってくれた、1mのバカ棒のお陰で、スムーズに進められました。
 苗は植え付ける直前まで、アミノ酸水に浸っていて、たっぷりに水を含んでいたのが嬉しかったです。
 苗の3分の2くらいの深さの穴を掘って、地面から少し盛り上がるように植え付けていきました。
 草敷きは、バケツリレー方式で、草を畝に山にしていく人とと、それを広げていく人に分かれてみたら、効率よく進んで嬉しかったです。お父さんに教えていただいて、うすく広げていくと、銀マルチがすっぽり隠れるくらい大きく覆えて、きれいだなと思いました。
 水やりは常設のタンクから、高低差で行います。2又に分岐したホースを使うと、あっという間に6分くらいで終えられて、改めて水やりシステムがありがたいなと思いました。
 同時進行で、2ペアでポール立てを行って、一斉にネットがけを行いました。
 今日は、一気に夏になったように暑くて、たくさん汗をかいたので、休憩に飲んだ冷たいお茶が体にしみわたって、美味しかったです。
 また、休憩の合間に二重ハウスのナッツを、みんなに見てもらえたことも嬉しかったです。
 運動会みたいに全速力で力を出して、途中は少し時間が押すこともあったけれど、最終的には予定通りにぴったり終わってとても達成感がありました。
 最後は、あけみちゃんのカメラで集合写真を撮りました。
 せーの、「けんぼ、そんなものうまかね~!」という掛け声で、思いっきり気持ちいい記念撮影でした。
 残った10分では、早急にやりたかった、大玉トマトの手入れができました。
 思いがけず、2本仕立てのようになってしまっていた2株のわき芽は、露地にちょうど空いていた2つのスペースにぴったり植えることができて、それもまた嬉しかったです。

 また、今朝は、るりこちゃんやえつこちゃんと一緒に、レタスを試し採りしました。
 朝食前、7:30分に子ども玄関集合だったけれど、えっちゃんの姿がないなと思ったら、楽しみ過ぎて、もうとっくに畑に行ってしまっていて、えっちゃんらしくて嬉しくなりました。
 朝の新鮮な空気の中で、とっておきの子を、1人2株ずつ収穫しました。
 包丁で切った断面から、萵苣(ちしゃ)という白い液ができきて、それは新鮮な証拠でした。とても甘くて濃いレタス独特の香りに包まれて、幸せで胸がいっぱいになりました。
 ここまであっという間だったけれど、すごく長くて、初めの頃、毎朝レタス畑に行くたびに、3600株のレタスをみて、夢じゃないかとドキドキしたのを思い出しました。
 今日もどうか元気でいてくれますように、と思い続けて、るりこちゃんやえつこちゃん、本当にたくさんのみんなと育ててきたレタスは、愛情がギュッと詰まっています。
 まだちょっと小さい感じがして、あともう少し見守っていきたいなと思いますが、それでも初収穫の喜びは、嬉しいを通り越して、感慨深いような、本当にレタスのお母さんの気持ちでした。早速、夕食にサラダで頂くことができて、とても美味しかったです。
 午前の初めには、ニンジンやゴボウの水やりをしました。
 ニンジンは本葉6枚ころまでにたっぷり水があるといいのですが、水やりチームのみんなのお陰でそれが実現していて、とてもありがたいです。
 ゴボウの第1弾も、発芽率が95パーセントくらいに、かなり良く出揃っていて、それもまた、水やりの賜物だなと思いました。
 ニンジンは今、草丈は7センチくらいになり、葉っぱがお手本みたいに、つやつやして、力強く延びて、とても存在感が出てきました。明日は、草取りをして、またぐんぐん大きくなっていってくれたら嬉しいです。

 最後に、自分のことになりますが、約4年ぶりに生理が戻りました。
 小学5年生で初潮がきて間もなく、摂食障害を発症し、ほとんど生理不順の記憶しかなかったので、正直、とても心配していました。
 私はなのはなに来て、生理が戻るのはゆっくりな方で、もしかしてもう戻らないのかなと不安に思った時期もあったので、ほっとしました。
 大げさかもしれませんが、やっと、人間として認めてもらったような、嬉しさがありました。
 なのはなで、もう今では摂食障害の症状とは無縁の生活を送れていますが、ついこの間まで、摂食障害の症状にまみれ、化け物のように壊れてしまったことを、忘れることはありません。
 まるで、自分のこととは信じがたいし、そう認めるのも辛いけれど、でも絶対に私はこれからも忘れません。
 あの経験があったからこそ、私はなのはなファミリーと出会い、お父さんお母さん、あゆちゃんやみんなと出会うことができて、本当の生きる意味を与えてもらいました。
 だから、私は生きていけます。感謝しています。
 この体験を、必ずまだ見ぬ仲間に還元してけるように、これからもっともっとなのはなで大きく成長していきたいです。