「小さな桃の実が」 りな

5月1日 朝

 昨日の午前は、最初の1時間半山小屋キャンプの準備がありました。おとついの夜から、謎解きゲームのあゆちゃんとまえちゃんが入ってくれました。準備の時も、あゆちゃんが入って一緒にゲームの物語を考えてくれました。
 今決まっていることは、山に昆虫から大動物まであらゆる生き物のカードをかくして、仲間集めみたいにチームの人で集めてもらうというゲームです。途中にある吹き矢や射的も、どこに当たったらこの動物のカードがもらえる、というようにしたらいいのではないか、とみんなの意見で出ました。
 食物連鎖の関係で、三角形の下のほうの小動物や昆虫は低いポイント、大動物は高いポイントにしたら面白そうだなあと思いました。
私はまっちゃんとけいたろうさんとのえちゃんと、小動物のカードを作る担当で、色んな動物の案を出していきました。中には、山にいなさそうなペンギンとかもいて、池の近くに置いたら、見つけた人が嬉しいんじゃないかなと思いました。
 次は、カードを書いていきました。図書室で動物の写真が載っている本を見つけて、真似して絵を描きました。私は、カニとカエルとトカゲを描きました。まっちゃんが鷲とかチョウチョとか、とても難しいのを描いていて、でも写真とそっくりでとてもかっこよかったです。

 作業では、1日桃の摘果の作業に入らせてもらいました。軽トラから降りたあんなちゃんを見ると、ピンクの麦わら帽子を被っていて、あんなちゃんにとても似合っていて可愛かったです。私達にも、ピンクジャンバーの代わりに新品のピンクのシャツがあって、「チームなのはな」と書かれていました。目がパチパチするような蛍光ピンクでとても鮮やかでした。こんなかわいい服を着させてもらえるのがとても嬉しかったし、気分も高まりました。
 午前は池上桃畑に行きました。あと4本、摘果されていない木が残っていて、午前中に終わらす目標でした。桃のみが、もう親指の爪ぐらいの大きさになっているものもあって、ガクがもう少しで脱げそうでした。
大体5センチ間隔で摘果をしていきます。霜にあたっている実は落として、葉っぱについている実など、栄養が行きやすい実だけを残します。あんなちゃんが、「桃の実につまようじぐらいの穴が空いていたら虫食いなので、落としてください」と教えてくれました。1つだけ、虫が食ったような実を見つけました。爪楊枝でちょんと刺したぐらいの小さな穴で、こんなに小さな穴でも虫は入っていくのか、と思いました。あんなちゃんが、防除するんだ、と教えてくれて、虫がいなくなってほしいと思いました。
 午前で最後の木の途中まですることができました。スピードが速くなったような気がして嬉しかったです。

 午後は開墾桃畑に行きました。この畑の桃の品種は、清水白桃と聞きました。ここで、あんなちゃんが花粉のない品種と花粉がある品種があるんだと教えてくれました。花粉のない品種は、人工授粉をしないといけなくて、大変だけれど楽しそうだなあと思いました。
 丁寧さも気を付けるけれど、スピードも意識して摘花をしました。スピードを意識するようになって、1本1本の木にどの実を残すかいちいち考えなくて、見て感覚で摘果することができるようになりました。霜に当たっているものは、見たら膨らみが小さくてガクが枯れています。また、ぽろっととれる実は、枝につながっているところが細かったです。そういう実から優先的に落としました。そうしているうちに、均等に実が残るようになりました。なんだか、桃の木がちゃんと栄養をいかせる実を等間隔で決めているようなきがしました。
 また、やっぱり葉っぱについている実が大きく膨らんでいて、葉っぱについていない実が少し小さかったです。

 開墾桃畑も終わって、夕の子桃畑に行きました。夕の小畑の品種は、花が咲くのが遅いらしく、まだピンク色のガクが綺麗に残っていました。
 でも、花が咲くのが遅いからといって収穫が遅いというわけでもなくて、面白いなあと思いました。
 実付きが良い桃の木だったので、開墾畑の畑よりも少しきつめということでした。開墾畑よりも実が明らかに大きくて、しっかりしていました。

 最後の15分間で、新桃畑に行きました。この畑は私はあまり知らなくて、行けたことがとても嬉しかったです。行く道で、藤の花を見ました。枝垂れ桜の薄紫色のようで、とても綺麗でした。
 新桃畑の品種はなつおとめと聞きました。とても可愛い名前だなあと思いました。開墾桃畑のように低い木が何本もありました。ここは霜対策に来ていないけれど、あまり霜にやられていなくて嬉しかったです。
 新桃畑の摘花も終わらせて、5時になりました。これで1巡目の桃の摘花ができました。2巡、3巡するときにはもっと桃の実が膨らんでいるのかなあと想像したらとてもワクワクするなあと思いました。