「ダリアの球根と草刈り」 あやこ

4月30日

○ダリアの球根

 午前中に、みくちゃんと園芸作業をしました。夏野菜の定植が進められて畑が忙しいこの時期、実は園芸も同じくやることがたくさんあります。
 今日は、ダリアの植え付けをしました。ダリアは、みくちゃんたちが種を蒔いて芽を出した苗と、昨年の秋に掘り上げて図書室で貯蔵して芽を出した球根と、二種類あります。
 昨年、りゅうさんがプレゼントしてくれたダリアの球根があります。たしか『火炎の星』のような名前(ちょっと違ったかもしれないのですが)の赤いダリアが印象的です。りゅうさんの好きな色だと聞きました。濃い赤をした綺麗な花を咲かせてくれたのを覚えています。その他にも色があったと思います。そのりゅうさんの球根も、今年図書室で貯蔵し、たくさん芽を出してくれました。
 今日、りゅうさんの球根も植え付けました。吉畑ハウス下の畑と、ユーノス畑です。今年のダリアは、種をまいた苗の育ちもいいし、球根の貯蔵状態もいいし、畑に植わりきらないくらいに苗があります。ダリアは一回咲いた後に、もう一度、秋に花を咲かせることができるので、花の少なくなった秋には、古吉野校舎内でも鮮やかな色を楽しませてくれると思います。
 りゅうさんのダリアも、他の球根も、苗も、どうかどうか、大きくきれいな花を咲かせてくれますように。

○午後の草刈り

 午後は、あゆちゃんと一緒に、草刈りをしました。あゆちゃんの草刈りは、早くて、決して土を削らないきれいな刈り上がりで、私もそばであゆちゃんの草刈りを学ばせてもらえて嬉しかったです。自分は気が利かないなあ、と思う所もたくさんあったけど、あゆちゃんが笑顔で的確な指示をしてくれて、時間があっという間に過ぎたように感じました。
 1枚目は石生田んぼを刈りました。残りの1時間弱で、今年新しくお借りする、前原さんの畑に行きました。私はこの畑は今日初めて行きました。奈義コースからなのはなコースへと別れるところにある、私もよく目にしていた土地でした。ここが、なのはなの畑になる、と思ってみると、また違う感じがしました。
 今日の草刈りでは、草刈りをしていくと同時に、いよちゃんが落ちた草を集めていってくれました。この前原さんの畑では、南側の長い辺をあゆちゃんが刈ってくれて、私は西側の短い斜面を刈ることになりました。この斜面を見たとき、私は口から「ここを私が刈ってもいいんですか!?」と、嬉しい声がもれてしまいそうになりました。この斜面は、フカフカの草がたわわに生えていて、すごく刈るのが気持ちよさそうな場所でした。草刈りをする醍醐味はここの斜面にある、と言ってしまえるくらいでした。美味しいケーキを目の前にした子供のような気持ちで、私は草刈り機のエンジンをかけました。
 ただ1つ、私は斜面用のスパイク長靴を持って行かなかったので、斜面で体制をキープするのに不安を感じました。でも、やってみたらその心配は不要でした。この斜面は石が多くて、刈るときに刃を傷めないようにと、結構気を遣いました。でもその代わりに、石があるおかげで、足を安定して置く場所があって、体制をキープしやすかったです。いいも悪いも紙一重だなと思いました。

 草刈りを17時ぴったりに終え、帰る車を発進したときに、ふと畑の前の道路沿いに、タチアオイの株が目に入りました。背丈は30~40センチほどにも成長している、結構立派なタチアオイが、4~5株ほど、並んで生えていました。コンクリートとコンクリートの僅かな隙間にある土から生えた、「ど根性・タチアオイ」だと思いました。
 公共の道路脇に生えているので、野生の、野良タチアオイだと思うのですが、このままずっと残っていて欲しいと思います。誰にも刈られずに、この初夏を迎えれば、今度この前原さんの畑に野菜が植えられて、みんなが作業するときに、背高く、大きな花を付けたタチアオイがみんなの姿を見下ろしてくれるのだと思いました。その光景を想像するだけで、ちょっとほほ笑ましく思いました。